毎年、この時期に函館ライフスポーツの自分が担当のスノーハイキングが組まれる。
今年は、大沼国際セミナーハウスの駐車場を発着点として、森林公園を抜け、長沼に出て氷上を歩き、湖畔道路を横切り、大沼の湖面に出た。大沼では東郷島と相原島巡りの氷上ハイクを楽しんだ。
幸い天候に恵まれて、風もなく、温かく、駒ケ岳もすっきりと見えて、29名の参加者は大喜びだった。
9:30にスタートし、11:30ゴールのちょうど手ごろな行程だった。気温が高く、雪は比較的重かった。
大沼国際セミナーハウス駐車場での開会式
森林公園の中を1列で進む
153.9ポコから下る
長沼の湖面を思い思いに歩く
大沼の湖面に出て、東郷島を目指して広がって進む
東郷島
東郷島にて
日露戦争戦勝を記念して明治39年に東郷元帥の銅像が建立された。
しかし、太平洋戦争時に銅像供出、現在は台座のみが残っている。
大沼湖面をスノーモービルに挽かれた橇で楽しむ台湾の観光客
セバットに架かる月見橋をバックに相原島を目指す
相原島にて
室町時代にアイヌ民族の蜂起に敗走し、この地で自害した相原季胤の悲話を元に明治36年建立。(昭和29年再建)
相原周防守季胤(あいはらすおうのかみすえたね)の悲話伝説
アイヌの人達がほう起し松前が破れた時、相原周防守季胤は、辛うじて二人の姫を連れて逃げた。しかし追いつめられたので姫は湖水に身を投げた。
季胤も後に続こうとしたが、気にかかるのは愛馬である。現在も残っている鞍掛岩の所で、馬に逃げろと言いきかせ、自分は湖底深く沈んでしまった。
このため駒ケ岳と名付けられた。愛馬は今でも生きていて、季胤の入水した7月3日になると、毎年いななきが響くという。
駒ケ岳を右に見て、ゴールを目指す
氷上ハイクゴールのセミナーハウス入口から後ろを眺める。バックは横津岳と左が七飯スノーパーク