癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

消えゆく運命?「歳の市」

2019年12月28日 | 道南の風物詩

◎グリーンプラザ(旧広小路)では唯一となった「国井商店」

 昔は年の暮れの風物詩といえば、正月のしめ飾りや縁起物やまゆだまを売るこの「歳の市」だった。これがずらーっと並んでいたものだった。

 しかし、今では函館市内では、グリーンプラザ(旧広小路)の国井商店と、中島廉売の小林商店の2軒だけになったそうだ。

 函館市歳の市商業組合加盟店は、ピーク時の1970年ごろには市内6ヶ所に計30軒ほどが並んだそうだ。昔は神社やお寺の境内にもあったような気がする。

 2年前にはすでに湯の川にはなくなっていたが、グリーンプラザと中島廉売にはまだ2軒ずつ計4軒があった。

 それが、今日の新聞によると、2軒になっているというので、もしかしたら来年は見られなくなるかもしれないと思い、カメラに収めてきた。

 今は、スーパーやホームセンターで同じようなものを扱っているので、そちらで購入する時代になっている。だんだん古来の風習や文化が消えていくのが寂しい・・・。

◎中島廉売では唯一となった「小林商店」

 

〇ホームセンターの正月飾りコーナー


2 コメント

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Unknown (栄町住人)
2019-12-30 10:36:01
Sakagさん。大門広小路に多くの露店が並んでいた頃、店のご主人が繭玉を食べてみせた光景がありました。歳の市の露店の特徴は繭玉なんですね。飾っていた頃は、クリスマスの飾りもぶら下げていました。中島廉売商店街の店先には、本業の売り物の他正月飾りが並んでいました。繭玉はないのですが函館の歳の市の雰囲気だけ味わいました。
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栄町住人さんへ (sakag)
2019-12-30 11:12:23
繭玉は子供のころから我が家にもありました。山から父がミズキの枝を切ってきました。蒸かし釜の上に布巾をかけて、2つずつ繭玉の切り口の方を載せて、木の枝に挟んでくっつけたのが懐かしい思い出でした。あの繭玉は食べる気はしませんでした。
自分の子供たちも家を出るまでは、同じことをして、3代にわたる飾り物のほかに子供が作ったものも飾っていました。

貴ブログの「消えていく建物」ですが、12年間務めた校区のものも取り上げられていて寂しい思いもあります。あのあたりでは何といっても東川小学校がなくなったのが一番大きいです。

こだるまのご主人のブログには、拙サイトがリンクされていたこともあり、良くご訪問したものでした。古い函館の写真が多くて楽しませてもらったものです。
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