癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

沢から花の稜線へ~大千軒岳

2010年07月17日 | 登山・旅行
 大千軒岳の旧道コースと新道コースの間の沢(大鴨津川支流の二股川右股沢)を詰めて、稜線コルの夏道に出て、頂上経由で新道コースを下った。

       
         唯一3mほどの滝を越えて・・・

       
       稜線の斜面を覆うエゾカンゾウとイブキトラノオ
        ~このほかにこの時期ならではの多くの花々が咲いていた。

       
       頂上での記念写真~東京からやってきたSHOさんの友人、私、SHOさん、Ki嬢

       詳しい山行記録と花の写真は、下記からどうぞ
       http://sakag.web.fc2.com/daisengen10.htm

自由の女神・・・撤去決まる

2010年07月15日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ
 ・・・・とは言っても、アメリカのではない。歴史的建造物の立ち並ぶ函館市元町の二十間坂突き当たりに6月上旬に出現した北村水産の自由の女神このと。

 景観を損ねるとのことで物議を醸し、市の撤去指導や市民団体から撤去の要望書が出されたり、署名活動が続いていたので、昨日、墓参りの帰りにカメラに収めて帰ってきた・・・。

 社長が強気だったので、この後、どのような展開になるのだろうと興味を持っていたが、今日になって、8月20日までに撤去すると表明したらしい。

 北村社長は「知人に説得されたことに加え、営業活動に支障が出るので決めた。女神像は店の2階を地域の人に自由に使ってもらうための目印だったことを理解してほしい」と説明。函館市にも撤去を約束する文書を提出したとのこと。
 
 市は市都市景観条例の景観基準に適合しないとして、8月13日までに撤去するよう、昨日(14日)に是正勧告を行ったらしい。女神像の移設先などは決まっていないという。

函館のお盆と葬儀

2010年07月14日 | 日常生活・つぶやき
 今日、一日遅れでお盆の墓参りに行ってきた。
 函館のお盆は7月13日である・・・とは言っても、旧函館市だけの風習で、合併した亀田・銭亀沢・南茅部・椴法華・恵山・戸井地区は旧歴の8月のままだ。

 7月の新暦のお盆は、東京・根室でも行われているらしい。他の所のそのわけは不明だが、旧函館市の場合は、次のような経緯によるらしい。

 大正6年の新聞に「ひと月遅れの8月なら函館一の祭礼である函館八幡宮の例祭日とかち合うというので、各寺院協議の上、本年より新暦の7月13日を、お墓参りとするよう各壇家に通達した」とか、「お正月が新暦なのにそれに対するお盆が旧暦ということもないだろうと、各寺院で7月13日に決めた」というような記事が載っている・・・・。
 
 このことから、この風習は大正6年から始まったようだ。
 
 
 もう一つ、函館を中心とした近郊では当たり前だが、他の地方の人たちに非常に驚かれる葬儀の風習がある。それは、火葬を先に済ませて、お骨を祭壇に祀って通夜や告別式を行うことである。

 これは、どんな理由でいつ頃から始まったものかは諸説があって判然としない。もっとも有力なのは下記の①だが、他にも5説ほどあるようだ・・・。

① 昭和9年の大火の際、たくさんの死者が出て、生仏で葬儀をしていたら遺体が腐ってしまうので、先に火葬したことから始まる「函館大火説」

② 戦前に伝染病が流行した時、参列者が忌み嫌うので火葬にした「伝染病説」
③ 戦火が強くなると集会や人の移動が禁じられ、葬儀も火葬を優先し簡素化した「戦争説」
④ 北洋に出漁した漁船員の家族が亡くなると、いったん火葬して帰りをまった「北洋説」
⑤ 千数百人が亡くなった昭和29年の洞爺丸台風の時に、葬儀が間に合わず先に遺骨にした「洞爺丸事件説」
⑥ 遺体の持ち込みが認められない「町会館説」 

2日連続の沢縦走

2010年07月11日 | 登山・旅行
 10、11日と、札幌方面からやってきた沢のスペシャリストのganさんをリーダーとするHYML道南沢オフミに、函館から会員になって間もないKi嬢と二人で参加してきた。

 10日は、10名の大人数で、黒松内岳に黒松内川の重滝右股沢を詰めて登頂し、ブナ滝右股沢をくだった。
 11日は、5名で道南のマッターホルンと言われる秘峰中の秘峰・岩子岳に、日本海に注ぐ見市川イワナ沢を詰めて、45度を超える合併前の熊石と八雲の国境尾根を登り、太平洋に注ぐ鉛川を下った・・・ただでさえ登る人の少ないこの厳しい岩子岳に冬と夏に2度も登った人間は自分くらいのものであろう・・・

○7/10、黒松内川重滝右股沢~黒松内岳~ブナ滝右股沢

     
     小さいながらも深い滝壺を持った小滝を登る・・・この様な滝はたくさんあった。  

            
         ホールドのしっかりした滝を直登する・・・初心者はロープを頼りに登った。
         しかし、このような直登できないで大高巻きをした10~15mほどの滝が3ヶ所ほど。 

     
    源頭から急斜面の強烈な薮漕ぎを経て、全員頂上へ・・・。       

     
        下りの沢は、懸垂下降をした滝が3ヶ所
        ~しかし、このような滝壺目がけてウォータースライドした人も・・・。
        この他に全員腰までの滝壺や釜を漕ぐところが数ヶ所あった。

○7/11、見市川イワナ沢~岩子岳~鉛川

            
               イワナ沢には唯一立派な20mほどの滝
 ここは右から急な尾根を大高巻き・・・熊も同じところを高巻くらしく、滑り降りた痕跡と糞までしっかりと・・・。    

     
      源頭部詰めて、45度を超える急な合併前の熊石と八雲の国境尾根を目指す  

     
      薮の中の頂上にて・・・冬に登ったときはこんなに木のない?ナイフリッジの頂上だったのだが・・。

            
      下りは、10~15mほどの滝が4ヶ所・・・懸垂下降2度、大高巻き2度
  
     
        下山後、岩子岳を見上げる
 ~源頭から45度以上の左側の急な尾根を笹や草に掴まりながら登ったことに感慨ひとしお・・・。

詳しい山行・遡行記録は、下記からどうぞ
http://sakag.web.fc2.com/kuromatunai3.htm
http://sakag.web.fc2.com/iwako2.htm

五稜郭のスイレン

2010年07月08日 | 花・紅葉だより
 昨日、久しぶりに早朝ジョギングで五稜郭公園の堀周りを走ったら、ちょうどスイレン(ヒツジグサ)が見頃だった・・・例年より、面積が増えているような気がする。

 スイレンというのは、園芸上の呼び名で、和名はヒツジグサ(未草)。ヒツジは時刻を表す「未の刻(今の午後 2 時)」で、そのころに咲くといわれているが、実際は明るくなると開き、暗くなると閉じるようだ。そういうことで,漢名の睡蓮ということらしい。 しかし、昨日、午後4時前に行ったら、もうほとんど閉じていた・・・未の刻には閉じ始めるような感じ・・・。

    

  ちなみに、北海道には蓮(ハス)は自生しないので、北海道人にはこの花を蓮と勘違いしている人が多い。
 このスイレンは水の上に浮かぶように咲くが、根からレンコンが採れるハスは、長い茎の上に葉や花を付けて、水面から離れた上の方に咲く。
 違いは、下記の「ハス」の花の写真を見ると一目瞭然です。
 http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E8%93%AE%E3%81%AE%E8%8A%B1
      
    

    

    

   
   この赤いのは、裏門の橋桁のところにだけ咲いている。 

旅~点描

2010年07月06日 | 登山・旅行
 7/1~7/4の間、出張ついでの旅で、洞爺湖~登別~上富良野~美瑛~旭川~空知街道と廻ってきた・・・・。

    
      登別温泉の新名物~地獄谷の「鬼火の路」

     
      登別温泉で木・金の夜だけ行われる「地獄の谷の鬼花火」

    
      芦別市の「三段の滝」

    
      富良野市の畑の風景

    
      美瑛のジャガイモ畑

     
      中富良野の「彩花の里」の早咲きラベンダー

     
      ラベンダーの畝

     
     「彩花の里」のガーデン

     
     美瑛の赤い屋根とラベンダーと丘陵の畑  

     
     上富良野の「日の出公園」

     
     秩父別の札幌以北最大の「ローズガーデン」 

美瑛印象派 油彩の庭

2010年07月05日 | 登山・旅行
     
 昨日、上富良野からの帰路途中に、美瑛の岳友makonianさんが館長を務める「美瑛印象派 油彩の庭」を訪問した。

 昨秋オープンしたばかりの、農家の納屋をリニュアルした美術館と100種類以上の花が咲く手作りのガーデンがセットの新しい施設である。

 彼女のほかに、オーナーである画家とガーデナーなどのメンバーで運営している。たまたま、昨日は日曜日なので、そのスタッフの方々ともお会いできた。画家さんは、今年の美瑛スキーマラソンのときに、makonianさんと二人で途中で応援してくださっていたのだが、正式には初対面だった・・・。

     
      入口に立つ洒落た看板 

     
      土づくりから種まき、苗作りすべてが手作りのガーデン

     
      ガーデンから納屋を改造した美術館を眺める

     
      納屋をリニュアルした美術館

     
      美術館の内部~両面と奧と中央の壁に美瑛周辺の油絵が展示されている。

     
      休憩所・ログハウス「ニオ」の壁にに飾られている館長makonianさん手作りのリース

 美瑛を訪れたときには、ぜひ立ち寄ってください。
 場所・アクセス方法・施設の詳しい内容は、下記からどうぞ!
 「美瑛印象派 油彩の庭」

スキー指導者協会の集い・上富良野大会

2010年07月03日 | 登山・旅行
毎年、道内持ち回りで開催される北海道スキー指導者協会の集いの今年は第23回上富良野大会。

昨夜は、道の駅・三笠で夜を明かす。途中、芦別の三段の滝や富良野界隈のラベンダー畑を見たりしながら会場入り。

今日の集いのメインは4回もオリンピックに出場した木村公宣氏の講演と懇親会。木村氏は、冬期間は富良野スキー場で木村公宣スキースクール代表を務めている。演題は「木村流スキー理論とスキーから学んだもの」。世界を股に駆けて活躍した方だけに、人生観・スキー理論ともに動の多い内容だった。

懇親会では同じテーブルだったが、青森出身だけに函館弁にはご理解がいただけた。

副大会長を仰せつかっている私の今日の出番は懇親会の開会の挨拶。今、会場から抜け出して一休み。この後二次会にも出なきゃならない。
〈トップ画像〉
講師の木村公宣氏

〈追加画像〉
1、地元会長挨拶
2、芦別の三段の滝
3、富良野ラベンダー園の早咲きのラベンダー
4、中富良野の彩華の里




出張ついでの妻孝行

2010年07月01日 | 登山・旅行
〈今夜の宿・カルルス温泉「湯元オロフレ荘」の夕食〉

明日と明後日、別の役職上の会議と会合が札幌と上富良野で、うまい具合に偶然2日続けて入ってきた・・・どちらも道本部から旅費が支給される出張である。

ついでで申し訳ないが、普段の罪滅ぼしで妻も連れて行くことにした。当然、会議や会合の時間は「放し飼い」。ただし、明日は、得意の「どこでもホテル」。明後日は、こちらは懇親会とセットのホテル泊なので、妻は旭川のビジネスホテルと別々なのだが・・・。

それだけでは申し訳ないので、本日から出掛けて、どこか観光でもして、「どこでもホテル」ではなく、「たまにホテル」でもしようと、観光は妻の希望を聞いたら、母親との最後の旅行になった「有珠山の西山火口散策路巡り」。

洞爺湖に着いたら、雨予報のはずが、青空が広がって、おまけに暑くて、汗をだらだら流しながら歩いた。自分も初めてだったので、興味深く、ついでに、「金毘羅火口散策路」も巡った。(追加画像に2枚、他の写真は帰宅後のブログかHPにて紹介予定)

その後、オロフレ峠を越えて、ネットで調べたら値段の割りに料理も含めて評判の良い登別カルルス温泉「湯元オロフレ荘」へ。15年ほど前の国民宿舎時代に泊まったことがあるが、3年前に全面リニャアルされていて、部屋も温泉も非常に快適だった。たまの贅沢で、夕食はちょっと豪勢にしてみた・・・ご飯を抜いてなんとか完食したが、腹が苦しかった。

夕食のあと、ホテルのバスで、たまたま木・金に行われる登別温泉の「鬼花火」と「鬼火の路」も見てきた。(追加画像にアッブ)

〈追加画像〉
1、西山火口散策路沿いの火口と倒壊した建物群
2、金毘羅火口散策路にある火口沼・有くん3、登別地獄谷「鬼花火」の鬼の踊り
4、鬼が手に持って打ち上げる「鬼花火」