癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

ペタヌ山(460.8m)<豊浦町>

2018年02月13日 | 登山・旅行

道々32号の車窓から眺めるペタヌ山


GPSトラックログ

 豊浦町の低山ではあるが、以前から山名が気になっていた。ペタヌはアイヌ語で二股を意味するらしい。ペタヌ川という川はあちこちに見られ、この山も小鉾岸川支流ペタヌ川の源流部にあることが由来のようだ。道内に多い二股山を和名としなければ、もっとペタヌヌプリが多かったのかもしれない。
 
 地図上にペタヌ川沿いの林道の先にも点線が源頭部まで記載されていることから、ネット上でHYML仲間の記録も目にする。しかし、夏に登った記録は、つるが絡んだ藪こぎに非常に苦労している。そこで、この山に登るには積雪たっぷりの時期が良いだろうと考えていた。

 豊浦町の道の駅で朝を迎え、国道37号の大岸の交差点から右の道々32号へ入る。車窓から目指すペタヌ山が見えていた。


林道入口の路肩に車を停めて林道を見たら、数日前のものと思われるスノーシューのトレースが続いていた。

7:40、こちらは、行けるところまでスキーで行って、途中からカンジキに履き替える作戦でスタートする。スキーの方が埋まらないし、帰りが速いからである。


直進するとまもなく道央道の下を潜る。


空が明るくなって、陽光に照らされる雪を纏った木々が美しい。
地図上のc190までの実線部分は広い林道が続くが、その上からは点線となり、狭い作業道状態となる。



 c240から先は沢の中に点線が引かれているが、沢の中をスキーで進むのは手こずりそうだ。地図上の作業道を辿るよりは、沢の右上の尾根に取り付いて登る方が斜度も緩く楽だと思った。
 古いトレースも同じことを考えていたようで、右側の斜面の方へ向かっていた。しかも、そこには明らかな作業道があった。


9:15、右の尾根に取り付くc280地点にスキーをデポし、カンジキに履き替えた。

 目の前に頂上直下の崖斜面が見えた。右の尾根に直接取り付くには急なので、右へ巻くように進んだら、消えていた古いトレースも同じ方向へ向かっていた。


右側の尾根を少し巻くように進み、斜度が緩くなる尾根の中央に取り付いた。
結果論だけど、このような斜面が広がっていることが分かっていれば、スキーで登って滑りたかった。
快適な広い尾根の正面に見えるピークを頂上だと思って登って行ったが、そこは頂上ではなかった


自分のトレースを振り返ると、正面に幌扶斯山が見え、右奥に真っ白な黒松内岳が見えた。


左側に目を転じると、大岸付近の海と平地と見える。


当初頂上だと思ったピークを登り切ると、その先に林に覆われた本当の頂上が見えた。最後の登りが急そう。


 9:45、2時間05分で、わりと平坦な頂上に到着。古い記録では、頂上標識がダケカンバの幹に付けられていたが、探しまわっても見つからなかった。落ちてしまったらしい。

 南側には霞みながらも途中で眺めた海の方は見えたが、それ以外の展望は広がって来た雪雲で見えなくなっていた。他の記録では、羊蹄山や尻別山、昆布岳や西昆布岳などがみえ、以外に展望のよい山らしい・・・残念!

 10:00下山開始。下りは少しショートカットして、直接スキーデポ地点をめがけて下った。さらにスキーに履き替えて、登りの半分の11:00にゴール。

 天気が良ければ、この奥の金山にも登りたいと考えていたが、激しく雪が降って来たのと、林道歩きだけで片道2時間ほど掛りそうなので、次の機会に回すことにして、帰路に就いた。

 帰宅してから分かったことだが、高速道路の手前の北側の作業道を少し上がって行くと大岸鉱山の遺構が見られるそうだ。金山へ登る時に寄ることにしたい。

 昨日のスキーマラソン参戦記、貯金山と今日のペタヌ山の山行記録は、下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com
(アップ完了)

おおたき国際スキーマラソン15km & 貯金山

2018年02月12日 | スキー・クロカン

15kmの部のスタート前。このほかに7km、5km、3kmの部があり、合計500名の参加。年々少なくなっている。

 4:45に家を出て大沼から虻田洞爺まで高速に乗り、8:00に大滝の会場に到着。気温が-11℃、雪温-8℃。非常に寒く、風も強いが、幸いに雪は降っていなかった。久しぶりにフェイスウォーマーの上から毛糸の帽子を被った。

 準備をして、受付を済ませて、車に戻るときに、旭川のSaさんが拙著とサインペンを持参してきて、サインを頼まれた。春に新聞を見て、すぐに書店で買ったそうだ。感謝・感謝!

 9:30のスタート時間になっても気温も雪温も上がらなかった。冷えたときはどうしても滑りが悪く、タイムが落ちる。しかし、距離が短いので、みんなペースが速い。ほかのレースのように写真を撮る余裕などない。

        
 ゲキ坂のある赤線の7.5kmのコースを2周する。1周目のタイムは41分で、案の定昨年より7分も
遅かった。
 2周目はのんびりと滑りを楽しみたかったが、ずっと相前後する70代の選手がいて、ゲキ坂で追い越したが、ずっと後ろを付いてくるので、ペースを落とせなかった。お陰で、2周目の方が40分で、1分ほど速かった。
 心配していた一昨日の隅田盛登山の疲れはなかったようである。


    〈途中速報〉

 結局、昨年より想定内の10分以上遅い1時間21分でゴール。順位は70歳以上の部で、昨年より2番落ちて、12位/26名(エントリー数)だった。ほかの選手も全員10分近くタイムを落としていたようだ。

 この大会は、珍しく70歳以上の部があるので、全道から怪物がたくさん参加する。さらに、毎年、下から若い選手が上がって来るので、こちらは落ちる一方である。

 ゴールしたら、いつも参加している函トラのMaeさんご夫妻が声をかけてくれた。今回は函トラからの参加は2人だけだった。さびしい限りだ。
 抽選は、3年連続アロニアのサプリだった。買えば3800円もするらしいが、ほかのものが欲しかった。


 きのこ汁を食べて車に戻る。


⭕貯金山(有珠山外輪山)登山


   〈吉克さんのブログから拝借〉


トラックログ

 ゴール後、当初から計画してきた、地図上には山名は載っていないが、有珠山の南側にある外輪山で双頭(243mと245m)の貯金山へ。低い方に三等三角点が設置され、その名が貯金山という珍名山である。南山という呼び名もあるらしい。

 実は、数年前に夏にトライして、藪が濃くて敗退していた山だった。リベンジは冬と決めていた。

 有珠山登山口の少し上の採石場入口に車を置いて、スキーで有珠山の展望台へ続く車道を登る。


 ゲートの手前の右の林道跡へ進む。



 少し進むと、昔何かの入口標識だっと思われる痕跡が立っている。実は、夏に来たときにも気になったが、この先は人工的な平坦地が広がっているし、電線も延びている。別荘地にでもするつもりだったのだろうか?


 雪が少ないので、スキーで笹藪やヨシ原やオオイタドリの群生の中を踏みつけながら進む。


 右手前の貯金山の向こうに245m峰が見えてくる。その間のコルまで林道跡が続いている。


 コルにスキーをデポして、かんじきを履き、右の貯金山へ。


 笹藪こぎに手こずりながら頂上に到着。山のてっぺんなのに、水道施設のような設備があって驚く。この下に貯水槽でもあるのだろうか?ちょっと考えにくいが…。
 展望は木が邪魔で良くない。


次に245mピークを目指してコルへ下る。


 コルまで下りたら、有珠山が見えた。


 こちらの頂上は、広い平坦地でどこが頂上か分からないくらい。


 南側へ寄ったら、伊達火力発電所が見えた。

 あとは、スキーのデポ地点を目掛けてコルへ下り、スキーに履き替えて、登りのトレースをたどって下山。

 13:15スタート。貯金山まで1時間10分、245m峰まで25分、下山50分、15:40ゴール。トータル2時間25分。

 山名の由来、頂上の施設、裾野の人工的な平坦地が気になる山だった。帰宅後、調べてみたい。

 明日は、天気が良ければ、豊浦のペタヌ山と金山の予定なので、豊浦温泉でのんびりし、豊浦の道の駅で車中泊予定。 

五稜郭公園に仮設橋出現ほか

2018年02月11日 | 日常生活・つぶやき

 五稜郭公園の堀に工事用の橋が架けられていると聞いて、様子を見に行ってみた。
 予想したよりかなり大きな鉄橋だった。正面左側の内堀の石垣の修理のための資材や重機を運ぶ橋らしい。

 この2月から、来年の秋までの工事のようだ。2回のサクラの時期を挟んで1年半もの間、この橋が架けられたままなのは、やや興ざめの感がないわけでもないが、仕方のないことである。
 飯場は駐車場に設置されていた。ウォーキングやジョギングの周回道路は駐車場側に膨らんだ迂回路としてロープで仕切られていた。




ネットで検索したら、工事や仮設橋の説明図が見つかった


◎平昌五輪のクロカンスキーアスロンほか


 今日の種目で注目したのは、前半15kmをクラシカル走法で滑り、後半15kmをフリー走法で滑るクロカンスキーの「スキーアスロン」という種目だった。こんな種目名を初めて知ることができた。

 長距離は北欧勢が強いが、案の定、ノルウェーが表彰台を独占した。日本からは音威子府村出身の吉田圭伸選手が出場して25位だったが、良く健闘した方だ。

 この種目を観て、明日の「おおたき国際スキーマラソン」のワックス掛けをして、モチベーションを高めたが、気温が低くて風が強いらしい・・・滑りが悪く、風との闘いのハードなレースになりそうだ。


 このほか、面白かったのが、スノーボードの「スロープスタイル」という種目だった。ジブと呼ばれるレールやボックスと、エア(技)を見せるジャンプ台を複数越える迫力満点の演技に感心した。今日は男子の決勝があったが、日本人の16歳の国武選手と17歳の大窪選手は、昨日の予選で敗退しているのが残念だった。

 選手の平均年齢が22.5歳だそうだ。確かにこの種目は怖いもの知らずの若い世代でなければ無理だろう。今日はこの女子種目の予選でメダルが期待される鬼塚雅選手が出場するはずだったが、悪天候で、明日に延期になり、一発決勝になるらしい。

平昌オリンピック2日目~日本勢メダルに届かず

2018年02月10日 | 登山・旅行
 9時間も爆睡したが、昨日の隅田盛の疲れが意外と大きく残っていた。朝から雨だったこともあり、午前中は、のんびり昨日の山行記録をホームページへアップ。午後からは、平昌オリンピックのLIVE放送を観ていた。


高木選手の滑り(左)

 平昌オリンピック2日目、メダルが期待されたスケート女子3000mの高木美帆選手は、低地リンクでの自己ベストだったが、残念ながら5位に終わった。
 オランダ勢が表彰台を独占。高木選手は1500mの方が本命なので、そちらに期待したい。


滑り終わって手を振る高木選手



葛西選手のスタート前

 冬季五輪史上最多8回目の出場で注目されているレジェンドこと葛西紀明選手などが参加した男子ジャンプノーマルヒルは、強風で風が安定せずに、たびたび中断するので、観ていてもイライラした。しかし、寒い中で待たされる選手はもっと大変だったろう。

 1本目で、日本人がメダルに絡むような成績は残せなかった。2本目も最後まで見たかったが、どんどん時間が遅れて行くので、12時には寝てしまった。朝起きたら、日本人最高は、小林陵侑選手の7位入賞が最高で、葛西選手は21位だった。一番若い小林選手の好成績が大きな収穫だった。


葛西選手の1本目の飛躍


予想以上にきつかった隅田盛(892m)<留の沢コース>

2018年02月09日 | 登山・旅行

林道をショートカットしたc300付近で地点で一瞬だけ姿を見せた駒ケ岳全山


GPSトラックログに基づいたコース図

 駒ケ岳を構成している剣ヶ峰、砂原岳、隅田盛の3ピークの冬期登山は、自分レベルでは剣ヶ峰は無理だが、砂原岳は踏破済みで、隅田盛はまだだった。

 たまたま、函館山楽クラブが1/14に、この隅田盛を目指して、c609ポコで撤退していることを知った。自分も近いうちにそのコースを参考にトライしてみたいと思っていた。

 長期予報では好天予報だったので、今日にその計画を入れておいた。しかし、朝から雪がずっと降っていた。ダメもとで、登山口となる大沼多目的グランドトルナーレまで行った。目指す駒ケ岳は見えなかった。しばらく様子見で待っていたら、青空が広がり、目指す隅田盛がチラッと見えた。

 
7:50、ダメなら林道偵察だけでも良いと、シールを付けたスキーを履いてその先の林道を進んだ。
長靴で林道へ入ったら、膝まで埋まった。しかし、幅広のスキーなので、ラッセルは20cmほどだった。


30分ほど歩くと、夏に車で通ったことのある鉄橋の手前に到着。ここは左へ進む。
この鉄橋の下を通る林道のすぐ下は除雪されているので、その分岐を発着点とすれば、往復で1時間は短縮できる。
鉄道線路のそばを進み、やがて鉄道から離れ、林道は山の方へ向きを変える。


8:55、約1時間でゲートに到着。夏はここまで車が入れるようなので、夏にここから再挑戦してみたい。


やがて、留の沢を通過し、鹿部押出の沢沢方向へ進む。


9:15、「(左)留の沢方面、(右)押出B沢方面」の標識の立つ分岐に到着。
左側の林道は地形図にないので、不安もあり、右の林道を進んだ
※ここは左へ進むのが正解だった。山楽クラブの記録をよく読んでいけば良かった。

右の林道なりに進んだが、だいぶ遠回りになりそうな感じなので、途中からショートカットを試みた。
2本目の人工の堤防の上からは、青空が広がり、一瞬だけだが、隅田盛~剣ヶ峰~砂原岳が見えた(トップ画像)。


泥流等のセンサーが設置されている留の沢を越えて、地図上に記載されている右岸の林道を目指す。
右岸の林道は、下の分岐から続いているようなので、帰りはこちらを下ることにして、前進する。


その林道は、c380で方向を真西に変え、隅田盛の根元まで続いている。少しずつ斜度がきつくなってくる。


隅田盛が見えるところで、三脚を立てて自撮りをしたのに、後で見たら山はガスで見えなくなっていた。
この辺りから、雪が激しくなり、風も強くなり、山も見えなくなった。
予想以上に疲れていたので、山が見えないままだったら、山楽クラブと同じc609ポコでの撤退も考えた。



11:20、c609に到着。しかし、目指す隅田盛が再び姿を現した。ここで撤退するわけには行かない。


c680付近には火山観測設備があり、林道はここが終点となっていた。
山が見えなくなったら撤退したいほど疲れていたが、それを許してくれなかった。疲れた脚に鞭を入れて前進。


そのすぐ上の急斜面への取り付きで、バナナのエネルギー補給。帰りに目の前の斜面の滑降が楽しみだ。
しかし、この急斜面が辛かった。50歩歩いては休むと繰り返して直登。しかし、上の方はジグを切って登った。


途中から眼下に大沼が見えた。しかし、いつも逆から見ている七飯スノーパークはガスの中だった。


下から見えていたピークを越えたら、スカブラ尾根となり、ところどころに石も出ていた。先に頂上が見えた。


12:15、スタートから4時間20分、へろへろ状態で頂上到着。観測設備の陰は風が遮られて助かった。
せいぜい3時間30分程度で登頂できると思っていたが、やはり単独ラッセルはきつかった。


頂上標識を覆っていたエビの尻尾を叩き落として、記念写真。右の爆裂火口は、そのまま留の沢へと続いていた。

12:35、シールを剥がして下山開始。上はスカブラ尾根だったので、慎重に下った。


いよいよ楽しみにしていた広い急斜面を見下ろす。ここは雪質も良く、快適なターンを刻むことができた。


c680まで滑り下りて、自分のシュプールを振り返えったが、画像にははっきりと写っていなかった・・・残念!
その後、登りのトレースを辿りながら滑り下り、留の沢右岸に続く林道をそのまま下った。


13:25、下の間違った分岐に到着。この下って来た左の林道を登るのが正解だった。
上でショートカットしたので、GPSトラックログを見ると、それほど遠回りいう感じではなかった。
スキーの利点は下りが速いことである。ここから登りで3時間20分も掛ってたのに、下りはわずか50分だった。

さらに、疲れた体での平坦な50分の長い林道歩きは辛かった。
14:15ゴール。結局、登りは4時間20分、下りは1/3の1時間40分だった。頂上休憩の20分を含め6時間20分。
距離も長く、単独ラッセルゆえに、予想以上にきつい山行で、疲れも大きかった。
しかし、念願のコースからのトライで、天候には恵まれなかったが、スタート時は諦めていた登頂もできて大満足。

3日後の「おおたき国際スキーマラソン」までに疲れが抜けるかどうか心配だが、15kmなので、なんとかなるであろう?


その後、留の湯で、ゆっくり疲れを抜いた。玄関を入ったロビー・休憩室が非常に広くなっていた。


もう少し詳しい山行記録と多くの写真は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com
(アップ完了)

懐石の里「煌-きら」(大腸癌10周年記念祝い)

2018年02月08日 | 食べ物


 夕食は、昨日で迎えた大腸癌10周年記念日のお祝いで、妻と住吉町の懐石の里「煌-きら」へ出掛けた。
 ここは、函館山麓の高いところにあるので、函館夜景を眺めながら懐石料理をいただける数奇屋造りの料亭である。

 ここを選んだのは、最初の大腸癌の退院した日に、やはり、ここで退院祝いをしているからである。本来は、記念日の昨日にやりたかったが、休業日だったので、今日にした次第である。






大腸癌10周年記念日 & ライフ第6回講習会

2018年02月07日 | 大腸癌日記

10年前、入院して一番先にいただいたお見舞いのアレンジメントフラワーの写真
 
 昨日、たまたま「10年前に大腸癌と診断された日はいつだったかな?」と、このブログから探してみたら、なんと今日(2月7日)だったことが判明。
 幸せなことに、普段は、自分が大腸癌に罹って手術したことなどすっかり忘れて生活している。


 すなわち、このときに大腸癌(上行結腸癌)と診断され、その後、入院し、手術を受け、3年後にもまた新たな大腸癌(横行結腸癌)が見つかり、それも手術し、臍から右側の大腸はなくなった。しかし、全く後遺症もなく、薬の世話にもならず、こうして10年を経過したことに、改めて感謝したい。

 振り返ってみると、本当に運が良かったとしか言わざるを得ない。自覚症状があったわけでもなく、たまたま前年末に、岳友である内科医のSHOさんと2人で、八雲町の毛無山に登った時に、最近血圧が高くなっていることを話した。そうしたら「年齢も年齢なので動脈硬化の検査でもしてみましょうか?」と言ってくれたひと言が、自分の命を救ってくれたと言っても過言ではない。

 その後、動脈硬化の検査の過程で、貧血が見つかり、SHOさんが心配して、大腸癌の便潜血検査をしてくれた。これが陽性だったので、ただちに五稜郭病院を紹介してくれた・・・2回の大腸癌を見つけてくれ、今でも大腸検査でお世話になっている消化器内科のKo医師、2回の手術を担当してくれた外科のI医師などのおかげで、結果的に転移もなく、こうして元気で暮らせている今日がある。

 これが、あと数ヶ月後だったら、もし、自覚症状が出てからだったら、今はこの世にいなかったかもしれない・・・。そういう意味でも、SHOさんは命の恩人でもある。「人との出会いも寿命の一部である」を実感している次第。
 2回目の大腸癌は、3ヶ月毎の定期検診の過程で見つかったので、本当に小さいもので、まったく心配はなかった。

 10年前の今日のブログを公開して以来、本当に多くの方々から励ましの言葉やお見舞い等をいただいたことが懐かしい。これらが、闘病を支えるもっとも大きな力になった。改めてこの場でお礼を申し上げたい。

 さて、10周年記念日を今日にするか、手術した日にするか迷ったが、やはり、大腸癌と診断された日がスタートだろうと、今日をめでたい「大腸癌10周年記念日」に設定した。

◎ライフスポーツ第6回スキー講習会


 昨日の大雪で、さぞかし良い雪が待っているだろうとスキー場へ。渋滞覚悟で早く出たが、函館新道へ乗るまでに普段は10分も掛らないのに、今朝は30分も要した。
 ところが、函館新道へ乗った途端、昨日から雪が降った形跡はまったくなく、スキー場までずっと道路は乾燥した状態だった。要するに、昨日の大雪は桔梗から北側には全く降らなかったということだ。当然、スキー場も新雪はまったくなく、「昨日は1日中晴天でした」とのこと。

 今日の担当は、上級者と中級者の混合班だった。女性は午前中だけの受講だった。青空が広がるという感じではなかったが、風もなく、午後の最後の1本までは雪も降らず、雪質もまあまあで、良いコンディションで楽しくレッスンをすることができた。


午後からの3人の滑りの合成写真

「雪が少ないはずの函館はいずこへ?」ほか

2018年02月06日 | 日常生活・つぶやき

お昼の我が家の前の通り

 今日も朝から2回も雪かきをした。朝起きたら15cmほどの積雪・・・これはまだ軽かったので助かった。しかし、昼過ぎには新たに10cm以上・・・これは気温が上がって重たかったので大変だった。
 気象台の記録では、14:00現在の積雪深は78cmになっていた。
 
 「函館は雪が少ない」が決まり文句だったのに、ここ数年はそうでもなくなっている。しかし、今年は本当に異常な感じだ。出入りはあったが延べ46年間、家の前の通りがこのような景観になったのは初めてである。
 北陸地方はもっとひどい状態らしいので文句は言えないが、近所のみなさんは「もう雪を捨てるところがない」とこぼしている。


 昼のTVニュースでは、市電が立ち往生して5台も連なっているところがあり、全面運休になったようだ。19:00のニュースでも「まだ開通してなくて、見通しも立っていない」とのこと。今冬の全面運休は、これで何回目だろう? 市内の多くの道路も大渋滞や通行止めが続いているようだ。
 市の除雪費もすでに底をついて、新たに3億円ほどの追加予算を組んだらしい。

◎マラソン大会の案内状届く

 そんな中、まだスキーマラソンの最中なのに、4/15の伊達ハーフマラソンはともかく、7/1の函館マラソンの案内状まで同じ日に届いた。
 伊達ハーフは、3/10から2回目の四国遍路に出る予定なので、今年の参加は無理である。しかし、函館マラソンはハーフの部に参加予定である。まだ5ヶ月も先なのに、申し込み受付は2/19からとのこと。
 昨年も張り切って早く申し込み受付をして、ホテルの予約ができない人が多かったらしい。今年はJTBがすでに昨年の2倍を確保しているとのこと。

雪まつりも忘れて帰宅

2018年02月05日 | 日常生活・つぶやき
<
静狩峠の途中でいつも気になっていた樹形の美しい木

 今日は、「札幌50峰」の市街地に近い未踏の低山巡りの予定だった。しかし、宿泊したつきさむ温泉を出て、最初の白旗山へ向かった。しかし、湿雪が降ってきて、低い山も雪雲に覆われている・・・無理することはない・・・断念して、そのまま帰路に就いた。

 中山峠まで来たら、ラジオで「今日からさっぽろ雪まつりが始まり・・・」というニュースを聞いて、毎年、札幌国際スキーマラソンの後には初日の雪まつりを見ていたことを思い出した。「しまった!」と思ったが、戻るにはあまりにも遠い。そのまま、諦めて走り続け、昼食に八雲の金太郎であんかけ焼きそばを食べて、13:30には帰宅した。


長万部川の橋の上から眺めたアオサギの群れ


 
帰宅後にHPの方へアップした、昨日の「第38回札幌国際スキー大会」の参戦記は下記でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com

 今朝ネット上にアップされていた順位は、370位/472名(男子完走者)だった。後ろに100名ほどしかいないのはさびしいが、制限時間にはまだ2時間ほどある。数えるしかいない70代だが、まだ、辛さよりも滑走中の楽しさやゴール後の満足感が大きい。完走できる内は50kmの部で頑張りたいと思っている。
 しかし、25kmの部の成績を見たら、まだ順位的には350名中の半分辺りに入れそうだ。あと2年、75歳まで50kmの部で頑張り、その後にでも、25kmの部へのエントリー替えも検討してみたい。

12回目の完走「札幌国際スキーマラソン(50km)」

2018年02月04日 | スキー・クロカン
    
      〈大会要項と記録証〉

 例年通り、札幌ドームを発着点とする「札幌国際スキーマラソン(50kmの部)」に参加。アップダウンが多く、今月4週連続するレースの中で、毎年もっとも辛いコースである。
 
 しかし、風もなく、雪も降らず、気温も低くなく、絶好のXCスキー日和だった。結果は、かろうじて目標の5時間を切って、12回目の完走をすることができた。60歳前後には4時間を切っていたことが懐かしい。

 車中泊した豊滝除雪センター出て、7:30には駐車券を予め予約購入しておいた札幌ドーム駐車場入り。受付を済ませ、ゆっくり準備をする。

    
 10分ほど先のスタート地点へ移動。今年本格的なXCデビューした帯広のmayaさんとのツーショット。2年前からトライアスロンも始めたので、きっとかなり速かったはず。
 2年前までは、今年も中止になった「十勝大平原クロカン」では応援する側だったのに、ついに自らが出場するようになった。
 本人からのコメントによると、4時間15分だったらしい。さすがトライアスリートだ。

    
 ウェーブスタートで、8:50に速いグループがスタート。自分の遅いグループは9:00スタート。

    
 3km地点で前を行く選手

    
 中間地点の25km。2時間34分で、昨年より4分速かった。ひょっとしたら5時間は切れるかもしれないという希望が…。

    
 38km地点。この辺りから追い越すことが多くなった。

    
 かろうじて5時間を切ってゴールし、12個目の完走メダルを首に掛けてもらった。
 ゴール後、スポーツドリンク、パン、シチューを口に入れ、ドームの中へ。参加賞と記録証をもらう。
 順位は、明日辺りにネット上にアップされる。

     
 ドーム近くの国道36号沿いにあるつきさむ温泉へ。ここは24時間営業で、リラックスルームや仮眠室で泊まっても2800円(含入館料1300円)で済むし、駐車料金は掛からないので、結構お得だ。
 このまま帰るだけの体力は残ってない。明日は、「札幌50峰」の市街地に近い低山巡りの予定にし、ここに泊まることにした。

    
 温泉から上がって、完走祝い。最近、月曜日から木曜日までは禁酒しているので、弱くなったようで、ビール1杯だけで十分満足。しかし、寝るまでにはもう1杯は飲むはず(笑)。

 リラックスルームでゆったりしながら、このブログをアップ。

 詳しい参戦記は、帰宅後にホームページの方へアップ予定。

定山渓「雪灯路」

2018年02月03日 | イベント鑑賞・参加
    

 明日の「札幌国際マラソン大会」参加のために、札幌へ向かった。たまたま、定山渓で18:00から「雪灯路」という催し物があることを知ったので、それに合わせて家を14:00に出た。道路は中山峠もすべて夏道状態で非常に走りやすかった。

 この「雪灯路」は、極寒の中、定山渓神社の境内を舞台に雪で作られた無数のスノーキャンドルの灯す温かな明かりで、幻想的に演出するものである。ホテル従業員と地域住民総出で作り出した美しい会場が迎えてくれた。今年は、1/31から明日までの開催である。

     

    

    

    

    

    

    
    定山渓新キャラクター「かっぽん」の着ぐるみ

 20:00から、全国で活躍するファイヤーダンサー「久遠〔Kuon〕」の幻想的な炎の舞「焔楽舞(かぐらまい」の披露もあったが、遅いので残念ながらパス。

 これを観た後、小金湯温泉「まつの湯」へ。夕食を食べてのんびり過ごしている。「まつの湯」はいつの間にか650円に値上がりしていた。良く利用する温泉なので痛い。
 21:00ごろまでここで過ごし、豊滝除雪センター(旧道路情報センター)の駐車場で車中泊予定。