癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

キクバオウレン狙いのロングウォーク(25km)

2019年04月03日 | 花・紅葉だより

キクバオウレン(左が両性花、右が雄花)

 キクバオウレンは、もともとは北海道には自生していないことになっているが、薬用として持ち込まれ、七飯や厚沢部に二次的に自生しているとのこと。
 雄花と両性花があり、たまにめしべだけの雌花があるらしい。しかし、今日出掛けた七飯の群生地は3度目だが、いくら探しても見つかっていない。
 
 北海道の山でも良く見られるミツバオウレンは、この仲間である。三百名山巡りの際、新潟県の浅草岳で越後特有の花びらが梅の花の形をした「コシジオウレン」 (ミツバノバイカオウレン)もカメラにおさめている。

 なお、このキクバオウレンは、早春に咲く小さな花なのだが、スプリング・ エフェメラル(春の妖精)とは呼ばないらしい。花が終わってしまっても葉は枯れることなく地上にずっと残っていることが理由とのこと。

<両性花>
※おしべとめしべがある。





<雄花>
※おしべのみで、純白な花弁やおしべが可憐。





<今朝方の残雪の中に咲くキクバオウレン>

  

今日歩いたコースのログ

 今朝方も積雪があり、寒い日が続いているが、4/10から奥州街道歩き旅第2弾に出る予定なので、歩く足を作るためにロングウォークをしておきたい。
 歩くことだけが目的ならつまらないので、今日は七飯のキクバオウレンの群生地を目的にした。往路は赤松街道を、復路は函館新道の側道を歩いてきた。合計で25.4km、花の写真撮影や昼食の時間を入れて、所要時間は5時間50分だった。歩数計は35,400歩。


赤松街道の記念碑


昼食を摂らせてもらった七飯町文化センターラウンジ


妻が作ってくれた「悪魔のおにぎり」


七飯町文化センターとコンコードストリート


函館新道の側道から函館山を眺める


函館新道の側道のそばで見られるザゼンソウ

7回目の大腸内視鏡検査

2019年04月02日 | 大腸癌日記

 4月を迎えたのに、今日も朝起きたら冬景色になっていた。日中も時折激しく降っていた。今年の春の訪れは本当に異常だ

 そんな中、五稜郭病院へ大腸内視鏡検査に出掛けた。ウオーキングがてら歩いて行こうと思っていたのに、天気が悪いのと寒いので車で出掛けた。

 大腸内視鏡検査は、2008年の最初の癌が見つかった時以来、7回目となる。2回目はその手術前、3回目は2度目の癌が見つかった2011年。それ以降は、2年ごとに、いつも3月前後に受けている。

 昨夜の下剤が効いて、朝方に4回もトイレへ行った。便秘気味だった分も含めて、すべて出切って、最後は水下痢状になり、カスも少なかった。この調子なら、病院で飲む下剤の量が少なくてすむかもしれないと期待して病院へ。水500mのペットボトルを持参する。

 総合受付の機械で番号札をもらい、内視鏡検査の受付に診察券を出して呼ばれるのを待つ。9時に8人が呼び込まれる。

経口腸管洗浄剤モビプリップ(下剤)
 
 腸管をきれいにするための説明を受ける。モビプリップを10分間ごとに200mlを2回飲み、次の10分間で水を200ml飲む。それを繰り返す。
 
 9:20に飲み始め、9:50に第1便。普段は経験することのない水鉄砲噴射状態。それを4回繰り返して、10:30、黄色い色は付いているがカスも濁りもなくなり、透明になって、飲む作業は終了。
 その後も5回ほどトイレへ行って、飲んだものをすべて排出して、検査を待つ。

  12:50、Ko医師担当の3人のうち1番先に呼ばれる。着替えをして、後ろに穴の開いた紙製のパンツを履き、検査着を着て、検査室へ。ベッドに横になって、2回の手術で腸が短いので、ガスの量の調節をお願いした。


 腸の働きを抑える筋肉注射を打たれて、いよいよ検査開始。体を左下にして横になったり、上を向いたりを何度か繰り返す。長く感じたけど、検査は10分は掛っていないと思う。いつも痛みも辛いこともない。検査の仕方の感じととこれまでの経験から、多分大丈夫だろうと確信しながら、ベッドから降りて、医師の横に座って結果を聞く。

「特に気になるところはありませんし、ポリープもありません。来週は胃の検査ですね。」と言われ、ホッとする。大腸と胃はこの検査で分かるが、ほかの癌のためにCTの検査を勧められた。しかし、特に気になることがないので丁重にお断りした。「何かあったら、教えてください」とのこと。

 着替えて、消化器内科の前で会計を待つ。検査料は1割負担で1860円だった。自動の会計払い機で支払いを済ませる。何か腹に入れようと思ったが、ガスで腹が苦しい。この検査で一番苦しさはこれである。途中のコンビニでスイーツを買って、家で食べた。何度かガス抜きをして、徐々に楽になった。夕食は、いつも消化の良い煮込みうどんをお願いする。


本日の北海道新聞「みなみ風」に掲載された拙筆による「どうなん・とうほく山楽紀行」
58回目「カニカン岳」は、下記でどうぞ!

http://sakag.web.fc2.com/58-kanikan.htm

新元号発表 & 大腸カメラ前日食

2019年04月01日 | 日常生活・つぶやき

菅官房長官が発表した新元号は「令和」



出典は、万葉集の梅の花を詠った32首の序文とのこと

 これまでは、中国の古典が出典だったが、今回は日本の古典からというのは望ましいことだと思う。

 込められた意味は、安倍総理大臣が談話として発表した。「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味が込められているという。願いとしては、「一人ひとりの日本人が明日への希望を持ち、それぞれの花を大きく咲かせるとできる」とのこと。

 「令」は初めて使われる漢字で、「和」は昭和で馴染み深いので、新しさと落ち着きがマッチして、親しみやすい元号だと思う。

 予想の中に、安倍首相の「安」の字が使われるのではないかという声もあったが、そうでなくて安心した。テレビを見ていたら、令和(のりかず・よしかず)という、この元号と同じ名前の人が何名かいたようだ。

 いずれにしても、平成はあと30日間で、5/1から令和元年となる。自分にとって平成元年は管理職元年でもあった。今度の令和元年は後期高齢者元年となる。あと何年生きられるか分からないが、高齢者にとって過ごしやすい時代であることを願いたい。

◎大腸内視鏡検査前日のサンケンクリン食




 明日が2年ごとに受けている大腸内視鏡検査の日である。実は、3/19の予定だったが、天気が良かったので山へ行きたくて、明日に変更してもらった。
 今日はその前日なので、検査に供えて『サンケンクリン』という検査食のみを食べて一日過ごすことになる。大腸内に食べ物のかすが残らないように、低繊維・低脂肪食らしい。

 前回、看護師さんから「前日のサンケンクリン食は、嫌なら、同じくらいの量のおかゆやソーメン、スープなどに替えても良いですよ」と言われ、妻も「良いよ、作ってあげるよ」と言われていたのだが、検査予約のときにすっかり忘れて病院で渡されたまま購入してきた。

 朝食と昼食はおかゆと汁物、夕食はコーンスープだけで、下剤も服用する。飲み物中心だが、間食まで用意されている。この間食はすべて異常に甘い。これでカロリーを高めているらしい。全部で821kcalだが、いつもクッキーと紅茶だけは口にするが、あめ湯と粉末ジュースは飲む気がしない。18:30には下剤を飲むことになる。

 2008年の最初の大腸癌が見つかったときから、これで7回目だ。思ったより美味しく、食欲との闘いはあるが、意外と空腹感はないものだ。しかし、体を動かすと、腹が減るような気がして、家でのんびりしていた。