鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

サボテンだらけの無人島でキャンプ~メキシコダイビング旅行4

2005年08月25日 | メキシコ・ラパスでカリフォルニアアシカと泳ぐ
メキシコ・ラパスへ~2005年メキシコダイビング旅行1 

カリフォルニアアシカ~2005年メキシコダイビング旅行2

コルテス海の固有種たち~メキシコダイビング旅行3


のつづき。

☆ ~ ★ ~ ☆ ~ ★


無人島のエスピリトゥサント島に戻り、シャワータイム。
シャワーは水の入った袋にホースが繋がっていて、栓をあけると水が出てくる、という極めて原始的なもの。

インチキマジシャンが使う道具のような、目隠し用の囲いもある。



海を目の前にシャンプー。気持ちいい~。



もちろんシャンプーは生分解性のよい せっけんシャンプーを使用です。


☆ ~ ★ ~ ☆ ~ ★


キャンプといっても、私たちはなにもしなくていい殿様キャンプ。

今日この無人島でキャンプするのは、 私たち2人とキャンプスタッフのみ。



テントの目の前は海。後ろは赤茶けたおおいなる大地。



こんな素敵な島を貸切できるなんて夢のようです☆



夕食までは自由な時間。


雨もキレイにあがり、おひさまも出てきました。

ペリカンさんたちの夕食タイムを見物。

バサバサと空を羽ばたきながら狙いを定め、勢いよく一直線に バシャーーン! と海中にダイヴ!!

次から次へと、あちこちでバシャーーン!バシャーーン!と、間近で見る狩りの姿。迫力あります


ペリカンさんたちは魚、私はお菓子&ジュース




夕食後みんなで仲良く浮かぶペリカンさんたち





これぞメキシコって感じのサボテン。



サボテン=まわりは砂だらけの砂漠ってイメージだけど、

こんなに目の前に海があるところにも、ニョキニョキとサボテンが生えてるんです。

しかもさすが本場!めちゃくちゃデカイ。2メートルくらいある。

サボテンがこんなにデカイものだとは知りませんでした・・・

ジャイアント・カクタスというこのサボテンはメキシコの象徴でもある。

私よりこんなにデカイ。




☆ ~ ★ ~ ☆ ~ ★

こちらはトイレ。




一応ちゃんとした洋式便器があって、 樽の水をバケツで汲んで流す、という簡易水洗スタイル。

白い布でコの字型に囲まれていて、他のヒトから見られないようになってるけど

扉がないので、便器にしゃがむと、目の前は赤い大地に緑のサボテン。

横目には海も見えます。                  

なんとも開放感あふれるトイレです。


☆ ~ ★ ~ ☆ ~ ★

メキシコ人スタッフが作ってくれたマルガリータを飲みながら ビーチでのんびり読書。

なんて贅沢な時間の過ごし方でしょう。



いよいよ夕焼けの時間が近づいてきたみたい。

赤い大地が、さらに赤く染められていく。

余計なものが一切ないところに沈んでいく太陽。






おひさま、今日も1日ありがとう。

私はこんなすばらしい星の、すばらしい海の、すばらしい島から

このすばらしい夕日を眺めています。

生まれてきたことから、今ここに居れることまで

すべてに感謝とよろこびの気持ちでいっぱいになります。



大自然、大満喫中。



空も 雲も 海も 島も、すべてが夕焼け色に染められる。





日が完全に沈んでしまうと、 あたりはとたんに闇の中。



夕食はメキシコ人が作ってくれた本場のタコス!
タコスの生地の間には、豆を煮てつぶしたものや、牛肉、アボカドなどを好みに合わせて挟んで食べます。

食事は刺されると傷みさえ感じる強力な蚊を避けるため、蚊帳のようなテントの中でいただきます。

タコスおいしい!

食事中は発電機を使用し、電気の明かりも点いているのですが、食後はキャンドルとランプの明かりで過ごす。

目が慣れるまでは、トイレに行くのも懐中電灯を使ってましたが、夜が更けてくると月明かりで充分歩ける。

空を見上げると、満点の星空☆天の川も見えてます。

星ってホンマはこんなにいっぱいあるねんなぁー。それでもまだまだ見えてない星も、もっといっぱいあるねんなぁー。

この星たちの世界からすると、私の人生なんてほんの一瞬の瞬きみたいなもんなんやなぁー・・・

なーんてイロイロ考えながら 、首が痛くなるまで、見上げてました。



つづく・・・

コルテス海の固有種たち~メキシコダイビング旅行3

2005年08月25日 | メキシコ・ラパスでカリフォルニアアシカと泳ぐ
メキシコ・ラパスへ~2005年メキシコダイビング旅行1 

カリフォルニアアシカ~2005年メキシコダイビング旅行2


のつづき。

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-ダイビング2本目- エン・セナダ・グランデ

1本目を潜っているあいだに、まさかの雨です・・・

乾燥したラパスで雨が降るのは、年に数回。その数回に大当たり・・・

しかもかなりキツイ雨。風も吹いて海も荒れ気味・・・

潜れるポイントも限られるようで、

〝大きい入り江〟という名のポイントで2本目。

エントリーすると、すぐにヒメジがのーんびり群れてました。


ヒメジの群れ





砂地には無数のコルテス・ガーデンイールが。
近づくと巣穴の中に隠れてしまいますが、

しばらくするとニョロニョロ~っと、またカワイイ顔を出してくれます。


海底からニョキニョキ、ゆらゆらのコルテス・ガーデンイール。




普段はこの位巣穴から体を出してます。




危険を察知するとサっと凹んでいきます。




完全に隠れたところを、上から覗いちゃいました
びっくりさせちゃったかな・・・?ごめんね。





コロダイもいっぱい群れてました。








ふと気付くと、1頭のアシカが泳いでいました。
まだ若いオスが、1本目潜ったロス・イス・ロテスから、魚を捕りに来てるらしいです。

雨天のため海の中は少々暗かったけれど、1時間のんびり潜れた2本目でした。

その後、キャンプ地である無人島エスピリトゥサント島に戻ってランチタイム。

メキシコ人スタッフが作ってくれたサンドウィッチと豆のスープをいただき、しばし休憩。

すぐ目の前のビーチの岩場には、ペリカンたちがのんびり羽繕い中。

あーなんともええ感じ。見るものすべてが新鮮で、スバラシイ光景です。




☆ ~ ★ ~ ☆ ~ ★


-3本目- パルピーダ

続いて3本目。

体力に自信のない私は、今まで1日2本までしか潜ったことがなかったのですが、ここラパスでは1日3ダイブが基本。

嫌なら潜らなければいいだけのことですが、ここの海ではいつどこで何が出るかわからない!というわけで、
私も潜る気満々の3本目です。

固有種のキング・エンジェルフィッシュ。口元に王様の髭のような模様があるのが名前の由来だそう。

コルテス海を代表するキンチャクダイの仲間です







こちらも固有種のバーバーフィッシュ。



まるでパンダのように目のまわりが黒くてカワイイ。



やたらにウツボもたくさん。
しかも、巣穴から出て泳いでるウツボさんが多くて、
私のバディは不意に目の前にウツボが現れて〝ギョッ!〟ビビっていました。


体がでかくて顔もイカツイ系のドクウツボ



模様も顔もカワイイ系のクモウツボ





ここにもたくさんのコロダイが群れてました。





このフグはとても人懐っこくて、
ずっとついてきてかわいかった!





つづく・・




カリフォルニアアシカ~2005年メキシコダイビング旅行2

2005年08月25日 | メキシコ・ラパスでカリフォルニアアシカと泳ぐ
メキシコ・ラパスへ~2005年メキシコダイビング旅行1 のつづき。

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8/25

いよいよ今日からダイビング。

朝8時にダイビングショップの方がピックアップに来てくれる予定でしたが・・・・

目覚めたら8時やった・・・!!目覚し時計は鳴らなかったのか?

えええぇーーー!!と、びっくりしている間もない。焦りまくりで、とにかく夢中で着替え、荷物をまとめて部屋を出る。

迎えに来てくれたショップの方に事情を説明し、先に他のゲストを迎えに行ってもらった。

その間にチェックアウトをし、スーツケースを預けなきゃいけないんだけど、動揺+寝起きで頭が働かない・・・

荷物を預かってもらわなきゃいけないんだけど、全然しゃべれない。

スペイン語はもちろん、元々英語もしゃべられへんけど、日本語の単語すら全然出てこない寝ぼけよう。

必死でジェスチャー。英語の本を開いて指差し、なんとかわかってもらえた。(あーよかった・・・)


なんとか皆さんに大きな迷惑をかけることなく、無事にボートに乗り込み出航。
しばらくすると、ガイドさんが「ここ何日か、このラパスの湾内でジンベエが出てるんです。だから探しながら行きますね」と。

えーー?こんな港の近くに、もうジンベエが?いるかもしれない・・・?

さすがラパス。ドキドキします。

・・・でも、どうやら今日はいなかったみたい。

ラパスがある半島も見えなくなり、大海原の景色。

さらにしばらく船を進めていくと、メキシコ人のSTAFFが何かを叫んで指を差している。

海面にひょっこり顔を出したのは、CALIFORNIA SEA LION!カリフォルニア・アシカです!うわぁーすごい!

いろんな無人島が見え始め、そこには赤茶けたごつごつした岩の間にニョキニョキとサボテンが生えてる、

初めて目にする風景。とてもワイルドな独特の景観。

これがメキシコの海かぁ~って感動しつつ、テンションもどんどん上がってくる。

「おじいちゃん、やっぱり来てよかったよー」と心の中で天国へメッセージを送る。


☆ ~ ★ ~ ☆ ~ ★


-1本目- ロス・イスロテス

今日私たちがキャンプをする無人島に荷物を置き、いざダイビング。

1本目はロス・イスロテス!!カリフォルニア・アシカのコロニーがあるところ。

TVやダイビング雑誌でしか見たことなかった憧れの島が目の前に!!




赤茶色の岩には、白い鳥のフンがたくさんで、まるで粉砂糖をかけたお菓子のように見えます。
近づいていくと、いるいる!!ホントにアシカがたくさん!!

島のいたるところにアシカがゴロゴロと寝ていたり、この6月に生まれた赤ちゃんアシカが浅瀬で泳ぎの練習してたり

あちこちからウォッ、ウォッ、ウォッと鳴き声が聞こえてきたり・・・

動物園や水族館でしか見たことなかったアシカたちの、本来あるべき自然のままの姿を目の前にして私の心は躍りだす。




ゴロゴロとたくさんのアシカが寝ている!






カメラ目線でおすまし顔のコも。





潜るときの注意点としては、このアシカたちのリーダー(ボス)アシカが、群れのアシカたちを守るために
コドモのアシカがヒトに近づきすぎたりしてると注意したり、他にも危険がないかしょっちゅう見回りしているらしくて、

そのボスが近づいてきたときには、アシカから離れるように、とのことでした。

ボスアシカは体がでかくて、頭にも大きなコブがあるので、一目ですぐわかるらしい。

うれしい鼓動でドキドキしながらのエントリー。

海の中に入るとすぐにアシカが〝なんか変なのが来たぞ〟と私たちがナニモノなのか確認するかのように、まわりをクルクルまわってくれる。

大きくてまんまるのつぶらなアシカの瞳と目が合うシアワセ。はるばる来た甲斐あります。





同じ哺乳類とは思えないほど、軽やかに、空を飛ぶ鳥のように海の中を優雅に自由自在に泳ぎまわるアシカさんたち。
水中でも鳴き声が盛んに聞こえてきます。

アシカさんたちの姿が見えなくなったなーと思っていたら、バーーン!出ました!ボスです!

他のアシカと比べ、ひとまわりもふたまわりもデカイ。

撮影距離は違えど、シルエットでもデカさがわかるでしょ?


一般的アシカさん。



ボスアシカさん。





アシカだけじゃないです。
魚ももちろんいっぱいいます。

ニザダイ科のYellowtail Surgeonfishはクリーニング中。30cm以上ありました。

Blue and Gold Snapperはヨスジフエダイにそっくりですが、実は線が6本あります



Yellowtail Surgeonfish




Blue and Gold Snapper





海底にデカイ大人のオスが休憩中なのでしょうか?どでーんと横たわっていました。
しばらく眺めていると泳ぎだしました。

言葉は悪いですが、まるで爆弾のような図太い体です!






つづく・・・