鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

飛行機乗り継ぎ失敗・・・~2005年メキシコダイビング旅行17

2005年08月31日 | メキシコ・ラパスでカリフォルニアアシカと泳ぐ
メキシコ・ラパスへ~2005年メキシコダイビング旅行1 

カリフォルニアアシカ~2005年メキシコダイビング旅行2

コルテス海の固有種たち~2005年メキシコダイビング旅行3

サボテンだらけの無人島でキャンプ~2005年メキシコダイビング旅行4

ペリカンが海に飛びこむ音で目覚めた朝~2005年メキシコダイビング旅行5

無人島のペリカンと謎の生物~2005年メキシコダイビング旅行6

アシカの楽園~2005年メキシコダイビング旅行7

アシカに夢中~2005年メキシコダイビング旅行8

アシカとの楽しい時間~2005年メキシコダイビング旅行9

ジンベエザメと泳ぐ!!~メキシコダイビング旅行10

エル=バホ~メキシコダイビング旅行11

かわいいアシカ~2005年メキシコダイビング旅行12

メアジの大群~2005年メキシコダイビング旅行13

じゃれるアシカ~2005年メキシコダイビング旅行14

再びジンベエザメスイム~2005年メキシコダイビング旅行15

ラパスのお土産~2005年メキシコダイビング旅行16

のつづき。

☆ ~ ★ ~ ☆ ~ ★


8/30

いよいよ帰国の朝です。

空港まで送ってもらう車の中、ダイビング初日に雨が降った話題に。

なーんと、もう8月だというのに、ラパスでは雨が降ったの今年に入ってまだ3度目やったらしい。

そんな貴重な雨にあったなんて!

かつてラパス旅行したことある人でも、雨に降られた人は数少ないのではないか?まさに大当たり!

空港の近くにはテキーラの原料になるサボテンが。こんなサボテンからテキーラができるのですね。なんか不思議。








ロスでの乗り継ぎ時間に余裕がないので、ロスに到着したら手際よく日本に向けての搭乗手続きをするように、と
説明を受けたばかりなのに、ラパスの空港に着いてみたらば、
私たちが乗る飛行機は現時点で、もうすでに出発が1時間遅れているというではないか!

とにかく必死で乗り継ぎの手続きをするように、と 何度も念押しされ、
ラパスの空港を出る時点で2時間以上遅れるなら、電話してください、と言い残して、添乗員さんは帰ってしまった・・・

小さなショップが2件ほどあるだけのこの空港で、時間を持て余し、
スナックコーナーでサンドウィッチなど食べて時間をつぶす。

1時間遅れだった飛行機は、2時間遅れになった。

売店でテレホンカードを購入し、さっき別れた添乗員さんに電話を入れる。

しばらくすると、再び添乗員さんが来てくれた。

この遅れは非常に微妙らしい。超ギリギリで間に合うかも?って感じ?

ロスで私たちが乗り継ぐタイ航空の飛行機もなんらかの理由で遅れてるかもしれないし、とりあえずがんばって!と言われる。

もし乗り継ぎに間に合わなかったら・・・・ロスで泊まりである。

帰国した次の日から仕事なのに・・・それに確かロス→関空の飛行機って週3回くらいしか飛んでなかったんちゃうかったっけ?

ロスに連泊とかもありうる・・・・うわー。ややこしそう。

どうか間に合ってくれ・・・・と祈るような気持ちで飛行機に乗る。

さようなら。ラパス。また来るよー




往路と同じようにエルモシージゃでいったん降りて、出国手続き。暑い。

果たして乗り継ぎに間に合うのか・・・?成田行きに乗り継ぐ人たちには時間的余裕があるらしい。

私たちの他にも、ひとりの日本人青年が関空行きのタイ航空に乗り継ぐらしく、

「ヤバくないッスか?」 

「ヤバいです・・・」という会話を交わす。

非常に微妙な時間・・・・

それでも出発予定の2時間前を切ってはいるが、もしかしたら間に合うかも??という時間にロスに到着。

とりあえずダッシュで入国審査の場所まで走るが、あいかわらずすごい人が並んでいる。

順番を譲ってもらって、無事アメリカに入国できた!やったー!これは行けそう!という期待で胸がおどるが・・・・

あずけた荷物が一向に出てこない・・・なにやっとんじゃぁーほんまにぃ~!とイライラする私たちと、青年。

結局そのまま5分過ぎ、10分が過ぎ・・・うそやーん・・・

やっとやっと荷物が出てきて、税関を通過すると、またも猛ダッシュ!!

出発まであともう30分くらいしかない・・・

大急ぎでタイ航空のカウンターへ行くが、もうとっくに搭乗手続きは締め切られており、
もはやそこには誰もいやしなかった・・・・

それでもあきらめきれない私たちは、空港の職員である人をつかまえて必死で訴えてみる。

だって乗る飛行機はまだここにいるんだもの。

だけど、結局はもう乗せてもらうことはできず、自分が乗るはずだった飛行機を見送ることしかできなかったのでした・・・・




で、結局2時間程度の遅れでは航空会社はなんの補償もしてくれず、
近所のホテルのディスカウントチケットをくれただけでした。

幸いにもタイ航空は明日も関空行きがあるらしく、ロスに足止めは1泊だけですみそうです。

乗り遅れた際の手はずの仕方やバスの乗り方を添乗員さんから教わっていたので、
一緒に乗り遅れた青年と一緒に空港近くのホテルにチェックイン。

とりあえず明日の朝、また一緒に空港まで行く約束をして各自部屋へ。

1泊50ドル程度の安いホテルでしたが、さすがは国土の広いアメリカなだけあって部屋は思ったより広いし、バスルームも広い。

なんか疲れた。けどとりあえず日本に電話して、事情を説明し日本が朝になったら職場にも連絡をとっておいてもらう。

アメリカでは8月24日に起きたハリケーン、カトリーナの被害が深刻だと、連日日本でも報道されていて、

そのハリケーンがメキシコ湾から来たらしく、ほとんどの人は私の旅先が「メキシコのどこか」程度の認識しかなかったため、

〝メキシコ〟と聞いただけで、「サルコは大丈夫なのか?」とみんな心配してくれてたそうです。

私はメキシコ湾ではなく、カリフォルニア湾にいたので、特に影響はなかったのですが・・・

ここはまさしくアメリカ。TVも新聞もカトリーナの被害報道一色でした。

だけどエアロカリフォルニア航空が遅れたのは、決してこのハリケーンの影響ではなく、日常茶飯なことなのです。。。



あーあ。

はじめからロスに滞在することがわかってたら、半日でもちょこっと遊びに行けて、
晩御飯食べに行くところくらい調べておけたのになー。

ガイドブックもないし、ここらへんの近くに何があるのかもわからん。

英語ペラペラやったら誰かに聞いてもいいけど、
片言やのにそこまでして遊びに行きたいという気力もなく(乗り遅れた・・・という気疲れによると思われる)・・・

とりあえず窓から外をながめると、道路の向こう側にスーパーらしきものがあるので、飲み物でも買いに行こうと出かけました。



やっぱりアメリカは道路も広い。めちゃくちゃ広い。片側3車線の6車線とかある。

そこらへんに建ってる店やら家もとりあえずデカイ。

スーパーらしきもの、は、やっぱりスーパーに間違いなく、平屋で巨大なスーパーでした。

売ってるものもなにからなにまでデカイ。お菓子の袋や冷凍食品、ジュースにしても、すべてがアメリカンサイズ。 

私はハロウィン仕様のスヌーピーの玩具菓子を見つけて、
スヌーピー大好きな私は〝これはレアなええ買い物した!〟と大喜びしていたのに、
日本に帰ったらスヌーピータウンにいっぱい売っててちょっとショックやった・・・

チョコつきのスヌーピーのおもちゃ




今まで飲んだことない飲み物をイロイロ買って帰りました。

何故か〝アリゾナ〟という名の緑茶



砂糖とシトラスが入った緑茶。
何故海外では緑茶を甘くした上、柑橘類など搾って飲むのだろうか・・・?





ホテルの部屋の窓から夕焼けが綺麗に見えました。




その後、結局ホテルのレストランで夕食を食べて、さっさと寝ました。なんか精神的に疲れました。

明日は無事に帰国できますように・・・


☆ ~ ★ ~ ☆ ~ ★


8/31

無事にタイ航空のチケットも、本日搭乗分に変更してもらい一安心。

昨日一緒に乗り遅れた青年(結局名前を聞かなかった)は、関空からさらに福岡に乗り継ぎだったらしく、さらにややこしいので気の毒だ。

もうあとは飛行機に座ってるだけで、大阪に帰れる。

日付が変わった9月1日、1日遅れですが、無事にお家にかえってくることができました。



☆ ~ ★ ~ ☆ ~ ★



亜熱帯砂漠気候のラパスでまさかの雨にあったり、
飛行機に乗り継げなかったりはしたけれど、とっても楽しかったラパス旅行。

野生にもかかわらず、同じ地球に棲むなかまとして、
純粋に好奇心のみで向こうからじゃれつきに来てくれるアシカさんたち、
パイロットフィッシュをひきつれて、優雅に泳ぐ世界最大の魚、ジンベエザメ、
大きな魚、小さな魚、群れる魚、美しい色の魚・・・とにかくたくさんの魚たち、
灼熱の太陽に照らされる赤茶けた大地に緑のサボテン・・・

見るものすべてが新鮮で、毎日毎日、幸せな興奮を味わっていました。

普段は全然違う場所で、全然違う生活をしている、私と海にすむ生き物が、ほんの一瞬でも目と目を合わせ、
同じ時間を共有し、同じ海のぬくもりを感じてる・・・ということに、この上ないよろこびを感じるのです。

またぜひ行きたいです!

またアシカさんたちと一緒に遊びたい!

それだけじゃなくて、冬になるとスキンシップを求めて、ボートに近づいてくるコククジラに触れるらしいし、
3月にはこの地球で上最大の生物、シロナガスクジラに遭遇できることもあるらしいですから!!!

今日も日本から遠く離れたメキシコの海では、アシカさんたちがじゃれ合って遊び、
ジンベエが大きな口をあけてプランクトンを食べてる。
メアジの群れはさらに大きさを増して巨大化しているのかもしれない。

自分の目に焼きついた光景を思い出しながら、そんなふうに想いを馳せることができることで、
生きていること自体がとても楽しくなるのです。

だから旅はやめられない!

ほんとに地球って素晴らしき星です★




★ 長い日記をさいごまで見てくれて、ありがとう ★


おわり。