生活

とりとめもなく

[呪縛]

2022年06月07日 21時44分32秒 | 映画
最近観た映画(Gyao!で)

これ私の好きな原田眞人監督作品なんだけどなかなか観る機会がなくて今になってしまった、1999年の作品です。
難しそうだけど観始めたらなんとかなるかな?と思っていたが、ダメだ、自分の知識が足らなすぎてわからん。
なので途中でモデルとなった事件についてちょっと調べてからまた観た。やっぱりそこから面白くなった。
なのでこれから観るという人は第一勧銀の総会屋利益供与事件についてざっと知ってから観たほうがよいと思います。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用させていただきます(途中ネタバレしてます)↓

腐敗した大銀行を再生すべく、立ち上がった中堅行員たちの姿を活写した社会派ドラマ。監督は「バウンス ko GALS」の原田眞人。高杉良によるベストセラー小説を基に、高杉良、鈴木智、木下麦太が共同脚色。撮影に「オサムの朝」の阪本善尚があたっている。主演は、「ニンゲン合格」の役所広司と「宮澤賢治 その愛」の仲代達矢。
1997年、東京・日比谷。丸野証券の利益供与事件による総会屋・小田島の逮捕により、300億円という不正融資疑惑が持ち上がった朝日中央銀行(ACB)本店に東京地検特捜部の強制捜索が入った。ところが、ACBの上層部は責任を回避しようとするばかり。そんな上層部の姿勢に腹を立てた"ミドル4人組"と呼ばれる企画本部副部長の北野、同部MOF担の片山、同部副部長の石井、広報部副部長の松原らはボード(役員)を総辞任させ、"ブルームバーグ・テレビジョン"のアンカーウーマン・和田の力を借りて新頭取に中山常務を推すと、真相調査委員会を結成。 ACBを闇社会や古い慣習などの"呪縛"から解き放ち、再生させようと東奔西走する。しかしそんな事態に至っても尚、佐々木相談役だけは最高顧問としてACBに居座ろうとしていた。佐々木の娘婿でもある北野は、身内と対決しなければないないことに苦悩しながらも、小田島と佐々木の癒着が記された自殺した久山幹部の遺書を武器に彼を辞職、逮捕へと追い込む。それから数日後、ACBの株主総会が行われた。中山新頭取を中心に、北野たちは闇社会との繋がりや行内の膿を放出することを株主に確約してこれを乗り切ることに成功。こうして、ACBは再生への一歩を歩き始めるのであった。

というお話だった。
なんかすごく面白かったな…銀行屋のおじさんばっか出てくる、花のない映画かと思いきや、面白くて観終わった直後に2回め観始めてしまった。
話の中に2回のピークがあってやっぱり幹部の自殺シーンと株主総会だな。
伝統ある会社ほど悪しき慣習をなかなか正せず来たりするのではなかろうか…だって自分が幹部のときにこういうふうにバレて大事になるのやだから、そのままやり過ごしたいもんね。
総会屋役の若松武史そんなに出番ないんだけどすごく良かった!手下役の本宮泰風も。
あと三浦春馬くんが主人公北野(役所広司さんです)の息子役で出ていた。8歳くらいと思われる。
私もまさにこの時代に信託銀行の事務をやっていたのだが好きで入った会社じゃないからまったく興味がなかったんだけど、あの頃なんか怖かったのは覚えているよ。野村證券の社長が逮捕されたり山一がつぶれたりして、永代橋の向こうからじわじわと何かが迫ってくるのを感じていた。

そろそろ株主総会の季節ですね。


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