10月6日
くるくる変わる空模様
雨の匂いを無視して出かける。
建物を撮ってみようと思いたったが、私は建物を撮るのが苦手で特に好きじゃない。
重さを厭ってデジタルの50ミリレンズだけ持って、出かけたので建物を画面に収めるのは難しい。
まあいいやと、運動がてら、買い物がてら、ついでに銀行の用事なども済ませながら歩きまわる。
ポツリポツリと雨が落ち始めたが、傘をさすほどではない。もっとも傘など持たずに出かけた。
道端にうず高く落葉が吹き溜まって、風が吹くたびカサコソと音を立てながら踊い立つ。
落葉を踏みしめて歩くのは楽しいものだ。ザックザク。。。
いつもの店で”Guatemala Antigua"という珈琲豆を買い退散。
電車に乗るとちょうど帰宅時間の学生が大勢でやかましい。
ドアの前にぺったり張り付くように立っていた女の子たちの会話を聞くともなしに聞かされる。、
彼女たちの口調はちょっと粘っこい独特な間延びのしたしゃべり方で句読点が無いままに延々と続いてゆく。
永遠に回り続ける銀河系の渦。
結果、やっぱり苦手な建物の写真はちっとも面白くなくてやれやれの徒労に終わった。
10月9日
画廊に展示状況写真を撮りにCastrop-Rauxselへ。
結果。三脚を使ったにもかかわらずボケていた。
どうもオートフォーカスの調整が具合悪い。三脚も頼りない。
(撮影者の所為だという理由はあえて放っておく)
Bochumの Jahrhunderthalleに立ち寄った。
以前ホール近辺一帯が瓦礫だった頃に写真を撮りに出かけたことがあったが、ずいぶん整備されていて驚いた。
産業遺跡公園として結構遠くからも訪れている人がいるように見受けられた。
貸し自転車コーナーもあり、広大なゲレンデを走り回ることが出来る。
雑木林の中に(多分)Russula maculata が沢山生えていた。
食い散らかされた茸。
10月10日
テラスの片づけを始める。
工事の後、当然植木鉢はそこここに放り出されている。
テラスは泥だらけだから片付いたら掃除だ。
大きなスコップがぽっきり折れてしまったので新調。
ナースリーの飾り物コーナーで変なガラス茸を発見。
気になったので連れ帰る。インド製。