繁華街にマルタ騎士団教会がある。
ひょっとしたら見過ごしかねない風情だ。
マルタ騎士団の守護成人洗礼者ヨハネを祭っている教会は
1250年頃に建てられ100年後にゴシック様式の教会に
建て直されたそうだ。
入ってすぐの頭上にキーストーンがあり、
ライオンとその子供たちのレリーフがほどこされている。
このモチーフは復活をあらわしているそうだ。
十字架は八つの尖角を持っていて、信者の8つの幸福を表している。
この変形十字を形作っている四本の線はカトリックの基本道徳とされている
四つの枢要徳(賢明、正義、思慮、勇気)を、
八つの尖角はこれを身に付けることで(騎士のマントのオーナメントなど)8つの徳をもたらす。
ヴァーグナーの弟子であるオルブリッヒの設計で建てられたセセッション館(1898年)
オットーワーグナーのマジョリカハウス(1898年)
国立図書館プルンクザール
これは一度見ておきたかった。
ただただ素晴らしいく今回のウィーン旅行のもっとも印象深かった場所のひとつだった。
この絢爛豪華なこの図書館が出来たての頃、どんな様子だったのだろう?
そんなことを思いながら開いた口をそのままにたたずんでいた。