できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

2007冊目:原田曜平『さとり世代』(角川oneテーマ21)

2014-09-30 06:19:34 | 本と雑誌
2007冊目はこの本。
原田曜平『さとり世代―盗んだバイクで走り出さない若者たち(角川oneテーマ21)』株式会社KADOKAWA、2013年

マスメディアやインターネットでさまざまな情報によく触れることから生まれる「既視感」。
できるだけ労力をかけず、めんどくさいこと、無駄なことはしたくないという「コスパ」(コストパフォーマンス)感覚。
お友達と小さな出費を積み重ね、思い出づくりを優先する「思い出消費」。
SNSがお互いの動きを見張りあう「ソーシャルメディア村社会」。
・・・ここに書いてあることがどこまで「いまどきの若者」全般にあてはまるかわからないが、でも、身近な学生の様子を見ている限り、たしかに「こういう傾向はあるなあ」とは思う。
そして、「こういう若者は上からの支配にもコスパ感覚で逆らわないから、管理しやすい/されやすいなあ」とも思う。

さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち (角川oneテーマ21)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする