できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

月収数万円の非正規雇用の職種が、学校に制度化されるということ。

2017-03-15 10:42:25 | 受験・学校

部活動指導員を制度化 外部人材の指導や引率が可能に (2017年3月14日 教育新聞ネット配信記事)

https://www.kyobun.co.jp/news/20170314_02/

 

これで、月収数万円程度の学校の非正規雇用の職種、できあがりですね。

しかも部活指導を通して子どもの事故防止、安全確保や生活指導等々、いろんな役割を担うわけで。けっこう重要な仕事だと思うんですよ。

でも、正規教員の「多忙化」解消の文脈からでてくるこの部活動の外部指導者導入の話のなかで、これが「月収数万円程度でけっこう重い任務を課す校内の非正規雇用の職種をつくっている」なんていう、そういう切り口からの議論、弱いですよね。

そんなんで、ええんかいな・・・??

と、今から約20年近く前、大阪府教委の運動部外部指導者として、ある公立高校定時制の野球部とつきあった経験者として、あえて言っておきます。

※ちなみに、先行的に部活動指導者の派遣事業を名古屋市が行っているんですが、そこで派遣されている指導者への報酬は月4.8万円くらいです。少し古いデータ(2004~2005年頃)ですけど、下記のPDFファイルでそのことがわかります。

http://www.city.nagoya.jp/somu/cmsfiles/contents/0000002/2230/474.pdf



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2017年前期の公開講座で「災... | トップ | 『新しい学校事故・事件学』A... »
最新の画像もっと見る

受験・学校」カテゴリの最新記事