昨日はある会合で、大阪市内のもと青少年会館を使って子ども会活動を続けたり、これから教育NPOを立ち上げようとしている人たちの話を聞きました。
青少年会館条例廃止から今年で3年目。いよいよ大阪市内の各地区では、もと青少年会館と人権文化センター等の統廃合を行い、来年から市民交流センターを開設するべく、いろんな動きが出てきているようです。
ですが、たとえばある地区では、青少年会館のスポーツ施設部分を市民交流センター移行後も使わせてほしいと、利用者たちが行政に向けて声をあげはじめたと聞きます。しかもその声は、地区外の利用者からおき始めているそうです。
あるいは、青少年会館条例廃止からこの3年目、各地区で必死になって子ども会活動を守り続けてきた人たちがいます。そのなかには仕事との両立に悩んでいる人、活動の資金集めに悩んでいる人などなど、いろいろいます。
ですが、この3年近くの粘り強い活動があったからこそ、守られていることも多々あるように思います。なにしろ行政サイドには、青少年会館条例廃止からまず入って、長期的には地区内施設を全部なくしたいという思惑があるのではないか、そんなことすら、私は感じた時期がありますから。
それを思うと、識字教室や若者の太鼓やギターのサークル、中学生の勉強会、小学生の子ども会や保護者会、その他私らのような単発な研究会の利用者、スポーツ施設部分の利用者など、さまざまな形でもと青少年会館や人権文化センター等の地区内施設を使い続けてきた人の力は、行政としても無視できない。
この人たちの「ここを使わせろ!」「ここを使い続けたい!」という願いと、それを裏付ける日々の地道な営みの蓄積が、さらなる施設統廃合やそれに伴う地域コミュニティの崩壊をなんとか食い止めている。そういう面もあるように思います。
だから、きっとこれから先も、同じ団体が似たようなことを何年もやりぬくことが、きっと各地区で大事な何かを守り続けると思います。
そして、この厳しい状況に対応して守りを固めている間に、新たな知恵を取り入れて教育・子育て運動としての力を蓄え、人を育て、組織を鍛え直して、5年先、10年先に、何かを花開かせましょう。いっしょに今後も、がんばっていきましょう。
※今日もケータイからの投稿です。後日必要な修正をします。
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