おはようございます。いつものとおり日曜日朝なんで、今日のプリキュアの読み解きです(笑)
ここのところ書いているとおり、これから年末にかけて、今年のプリキュアひとりひとりの成長をふりかえるような、そんな物語が展開されます。先週はキュアパルフェ(=きら星シエル)、今週はキュアジェラート(=立神あおい)、そして予告編を見る限りでは、来週はキュアカスタード(有栖川ひまり)という順番ですね。
それで、キュアジェラート=立神あおいの成長ということでいえば、当然、今回は音楽の話。あおいの入っているバンドがようやくプロのミュージシャンと同じステージに立てるようになった・・・というのに、バンドのメンバーが家庭の事情でやめなきゃいけなくなる、というところから今日の物語がスタートします。
当然ながら、今、ようやくバンド活動が上り調子になってきたところで、なんで・・・という思いにあおいは悩むわけですが。そんなあおいを励ますために、他のプリキュアたちがパジャマ・パーティーを企画します。
そのお泊りの場で、あおいは「大事な夢がなくなったら、どうする?」とプリキュアたちにたずねます。すると、いちか(=キュアホイップ)が「私なら(夢をもう一度)つくる!」といいます。
その言葉にヒントを得て、あおいは自分のバンドで歌う曲を自分でつくりはじめます。バンドのメンバーがひとり抜けても、自分は歌をあきらめない、というつもりですね。また、他のバンドのメンバーも、その曲作りを手伝います。
そして、その曲を歌おうとステージにあがったときに、プリキュアの敵・エリシオがやってきます。エリシオはバンドの他のメンバーやプリキュアたち、観客たちを動けなくした上で、「あなたから夢を奪う」といって、キュアジェラートに変身したあおいの声を出せなくしてしまいます。でも、あおいはそれでもなおあきらめず、自分の心で歌いつづけたときに、エリシオにかけられた呪縛からみんなが解き放たれます。そのあとは、プリキュアたちみんなで、エリシオを追い払うわけですね。
まあ、そんな話がひととおり展開して、ラストです。今回印象的だったのは、ラストの場面ですね。エリシオの呪縛が解けてもう一度歌い出したあおいたちの様子を、あおいの両親が見に来ます。あおいの父親は、立神財閥の総帥。この子がずっと自由に、自分の歌をうたいつづけることを、ようやく、あおいの両親が認めます。そして「お嬢様が跡を継げなくて申し訳ない」という執事の水嶌(=あおいの日々の面倒は、この若いイケメンお兄さんの執事が見ています)に、あおいの父親は「跡継ぎはいる」と言って、水嶌の肩をたたいて立ち去ります。ということは、あおいの父親は、立神財閥を水嶌につがせるのでしょうか? ということは、あおいの父親は、あおいと水嶌を・・・?? プリキュアとしては、かなり意味深な場面でした(笑)
なお、次回の予告編では、引っ込み思案だけど「スイーツは科学」といって、熱心にスイーツ作りを研究してきたひまり(=キュアカスタード)が、勇気を出して、なにかお菓子のコンテストに出るようです。また、予告編を見る限りでは、クッキングアイドルのスタジオのようなものも映っていました。ちなみにこのひまりちゃんの声をしているのが、福原遥さん。もともとNHKのEテレで「クッキングアイドルまいんちゃん」をしていた人ですねえ。ここで、そうくるか~って感じです(笑)