巨人上原の老かいな投球

昨日からプロ野球日本シリーズが始まりました。
第一戦は巨人上原と西武涌井の両エースの素晴らしい投げ合いでした。
西武の涌井は、相手打者に的を絞らせないたくさんの球種とコーナー一
杯につくコントロールが素晴らしかったですね。この裏には練習量の多
さは、他の選手が舌を巻くほどの多さだそうです。年齢が２２才ですか
らこれからのプロ野球を背負っていく素晴らしい選手になりそうです。
巨人上原も素晴らしい投球の内容でした。相手に考えさせない、小気味
のいいポンポン投げ込むいつもの調子でしたが２発のホームランで撃沈
されました。上原もベテランの部類に入ってきたので、真っ向勝負の力
だけに頼らずに、老かいな投球も身につけてほしい気がします。
今年の上原は、開幕から不調の連続でしたが、よくここまで立ち直って
きました。その裏話をアナウンサーが言っていました。
４連敗か５連敗をして苦しんでいるときに、ホテルで原監督から呼ばれ
て２軍行きを命じられました。原監督は生え抜きのエースをあえて谷底
に突き落とす荒治療をおこないました。さすがに原監督もこの時は、
上原の目を見て２軍行きを命じることはできなかったそうですね。
命じた直後の上原の嗚咽がつらかったと言っていました。上に立つもの
の非常さがあればこそ、組織も成り立ち、活性化されていくのですね。
あの時の上原の２軍行きがなかったら、昨日の先発出場はなかったよう
な気がしました。上原よ、次は老かい投球法で勝負だ！

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