構造改革の始まり

昨日は、めずらしく当社の取引先の建材店がやって来ました。
普通は用事があるときにしか来ないんですが、めっきり仕事が減ったよ
うで、いい話はないですかという情報収集のようでした。よその建築中
の現場が気になるらしく、「駅前に見たことがない看板が立ってますね」
とか「千年さんの裏で建てている工務店は、どこですか」という感じで
、よその様子をさかんに気にしていました。
１００年に一度の不景気といわれていますが、建材店もこんな状態は経
験がないのか不安げに話をしていました。「こんなことは初めてです。
普通はひと月、ふた月先には、必ずどこどこの現場があるということだ
ったんですが、それが全くないんです」とも言っていました。
この未曾有の不景気は、まだ序曲が始まったばかりで、これからさらに
奥深くなっていくのは、間違いないのでしょう。
賃貸アパートでも、例年にない異常な状態のようです。家賃の安いアパ
ートの空き部屋が少なくなり、高額家賃物件がなかなか埋まりにくくな
っています。「えっ、あのぼろ屋がもう満室」という感じなんですね。
独身者用のシングルアパートで、３月に入居可能という新築物件がなか
にか埋まらないので、早くも家賃を下げ始めました。
建設業と不動産業の構造改革が、今から始まりますが、いかにして質素
に、経費をそぎ落として、この構造改革に対応していくかが急務になって
きそうですね。

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