保守整備の重要性

今年は例年になく寒さが厳しくなるかもしれませんが、北海道の山奥で
は早くも積雪が観測されました。山口県に住んでいれば積雪の大変さは
わかりませんが、北海道や東北の雪の多い地方は毎年冬は大変です。
道路に雪が積もると除雪しなければ、車での移動ができなくなって生活
ができなくなりますが、この除雪作業をしているのが大手ゼネコンとか
地元建設業者なんですね。この除雪作業が今シーズンの冬からピンチを
向かえつつあるそうです。
公共工事の縮小で建設業者が、昨年に比べて３割ほど減少してきたこと
が影響をしているようです。そして夏場の道路工事に比べて、冬の除雪
工事は儲けが少なく、おまけみたいにとらえてきたようなんですね。
除雪工事は当然公共工事になり、入札制で業者を決めてやってきました
がこの入札をする業者が極端に減ってきて、地域によっては入札をする
業者がいないところもでてきたようです。
夏場の道路工事は、セメントなどの材料をたくさん使い業者にとっては
花形の仕事です。それに比べて除雪工事は保守整備になるわけで、材料
はほとんど使わずに手間暇ばかりがかかり儲けにならない。この構図を
まったく逆に変える必要があるのかもしれません。材料を使う工事より
も、手間暇ばかりがかかる保守工事とか修理工事の価格を見直してそれ
だけでも会社経営が成り立つようにすべきなのかもしれません。
自民党が恐竜時代におこなってきた、お金をじゃぶじゃぶ使うやり方だ
けには逆戻りさせて欲しくないですね。

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