先日久しぶりに取引先の塗装屋さんに電話をした。
携帯「電源が入ってないか、電波の届かない所にいる・・・」
固定電話「現在使われていません」
日にちを変えて、何度電話しても変わらない。
・
何かあったのだろうか。おそらく仕事の出来る状態ではない。
新しい塗装屋さんを見つけなくては仕事に差し支えるので、何度か現場
で見たことがあるM塗装屋さんの事務所に行ってみた。
Mさんは状況を察して、忙しいさなか当社の仕事を引き受けてくれた。
・
仕事のかかりは朝の8時。昨日私は現場で10分前に行って待つ。
Mさんが連れてきた職人さんは、まだ若い夫婦だった。
主人は礼儀正しい職人かたぎだが、奥さんは現場にはちょっと不似合い
なメガネをかけた、どちらかといえばインテリ風。
・
ふたりの仕事の段取りと仕事ぶりをはたから見ていた。
安全のために屋根の上で奥さんが脚立を持つ。ご主人が黙々と仕事を進
めて、瞬く間に塗装工事が仕上がっていく。
ふたりの意気のあった仕事ぶりを見ていると、なぜかほほえましい。
主人は怒ることなく奥さんに仕事を教えていく。奥さんは主人を敬いな
がら仕事を覚えていく。
ふたりはいつまでも仲良くやっていきそうな雰囲気だ。
・
今までお世話になった塗装屋さんから、新しい塗装屋さんに切り替わっ
た瞬間だった。消えるものがあるから新しい出会いもある。
こんなことを繰り返しながら現場は動いていく。
H24年モール前不動産 http://www1.ocn.ne.jp/~sennen/
H24年スタッフブログ http://nanappemame.blog108.fc2.com/