小説への情熱

作家瀬戸内寂聴さんは今年９３才をむかえた。
昨年、胆のうがんが見つかり、一時は寝たきりになりました。
医者から「手術をするには全身麻酔が必要になりますが、９１歳の体
にはこの麻酔は危険があります」と言われる。しかし、このまま寝た
きりになるより麻酔をして手術にかける道を選んだ。
・
手術は無事成功をしたが、闘病中原因不明の激痛に悩まされその痛さ
から「神も仏もあったもんじゃない」とまで思い、弱気になった。
一時は寝たきりになり、このまま人生が終わるのではないかと思われ
たが、「生かされた」ことの意味を考え、書きたい小説への情熱を燃
やし続ける。小説を書くためには書斎まで、自分の足で歩いて行かな
くてはならない。
・
まずは起き上がることから始め、歩行器を持って一歩一歩歩きだす。
最初の頃は書斎まではとても行けそうにないように見えたが、書きた
い小説のことがあるから日に日に歩く歩数も増え続け、ついに自分の
足で書斎まで歩けるようになった。およそ１年の闘病生活を経て再び
執筆活動を再開しました。年老いて寝たきりになると、筋肉が衰え再
び起きあがることは困難と思われますが、小説への情熱を燃やし続け
る瀬戸内寂聴さんの執念が不可能を可能に変えたわけです。
・
寂聴さんの筋トレはまず歩くことから始め、足腰の筋力をつけるため
にスクワットを再々やっているようでした。私も休日の週２回は１時
間の散歩はしていますが、出来ることならもう少し増やした方がいい
のかもしれません。スクワットは１日に２０回しかしていないので、
時間があいているときとかに１０回を何回かに分けてやれば５０回ぐ
らいは出来そうだから、もう少し頑張ってみようかな。


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