賃貸業をしているとたくさんの大家さんとの取引がある。
長年の取引で、大家さんも歳を取り他界する人も今年も何人か
いた。今年の夏80歳台で亡くなった、素敵なおしゃべりが大
好きなおじいちゃん。面倒見のいい大家さんで、アパートの不
具合が出ると「わかりました、すぐ直しておきます」と入居者
にとっても頼りになる大家さんだった。
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他界した大家さんのことは1週間後に知り、すぐに線香をあげ
に行った。跡取りをした60歳台の息子さんと、お嫁さんとそ
の時初めてお会いしたが、あの面倒見のいいおじいちゃんから
育てられた、お子さんたちとの新しい取引が始まった。
・
先月の10月末に退去した入居者Aさんの敷金精算が出た。
5年前に入居した契約書類を確認すると、敷金3ヶ月分を大家
さんに預けていた。契約内容を見ると、クリーニング等に敷金
の1ヶ月分を充てて、入居者が故意過失で痛めたりしたところ
があれば別途敷金より控除するとある。
・
「敷金3ヶ月を大家さんに預けていたので、先月末退去した
Aさんの敷金精算しますので持ってきてもらいますか」
昼過ぎに息子さんとお嫁さんが敷金のお金を持ってきた。
敷金は掃除代等として1ヶ月を充て、残り2ヶ月分はAさんに
返金をする旨を伝えた。すると息子さんが異論を唱えた。
「車のタイヤの跡がある。カーテンレールが痛んでいる・・」
管理物件ではないので、直接敷金は精算してもらうことにした。
世代も変わり新しい手法の取引が始まると期待したが、どうも
時代を逆行しそうな息子さんたちだった。
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