明日がある社長ブログ(モール前不動産)

2006年9月からブログを書き始めて18年が経過しました。<不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん>

東京ルール

2018年11月18日 | 不動産屋のブログが一番


賃貸契約書の2年更新で大家さんが来店した。
「今日は朝6時にお寺さんの説教を聞きに行ってきた」
「へぇ~、そんなに早くから。お寺さんも熱心ですねぇ~」
「うん、いい話を聞いてきたので気持ちがすっきりした」
相変わらず、話し好きの大家さんとのたわいない話が続く。

「Aアパートの、空き部屋募集をしてほしいんじゃが・・」
「空き部屋になって、どれくらいたつんですか」
「今年の春に空いたから、かれこれ半年近くたつかな」
「大家さんが言うのなら、募集することにしましょう」
空き部屋になっていたの知っていたが、この空き部屋は他社の
不動産屋が管理していたので遠慮していた経緯があった。しか
し、半年も空きが続くと40万円の家賃を無駄にすることにな
り、これ以上は「背に腹は代えられない」と判断した。

「Aアパートは畳の部屋がありましたが、退去するときの表替
えは自然劣化になるので大家さん負担でいいですか」
「他社の不動産屋は、敷金から表替えをするんじゃが・・」
「お客さん負担にすれば、敷金を多めにもらうことになります
。そうすれば初期費用があがり、お客さんが入りませんよ」
「そうでしたら、モール前さんのやり方でお願いします」
「話がわかる大家さんなので、早めに決めましょう」

関東地区では、東京ルールが優先され、自然劣化の畳表替えは
大家さん負担が当たり前になっている。山口県では旧態依然の
やり方で行う大家さんもかなりいる。目の前のお金惜しさのた
めに、結局大金を捨てることがわからない愚かなことだ。

 

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