出店を維持

米国初コーヒーチェーン「スターバックス」は日本初上陸から
３０年目で２０００店舗に到達した。近年は値上げを続けて商
品単価は上がっているが、客足は堅調で強気の出店拡大を続け
る。原材料高や人手不足となる中、出店拡大が問われる。
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「１杯を大切に、１人１人のお客様を大切にしてきた」スター
バックスの最高経営責任者は東京銀座に開設する２０００号店
の内覧会で強調した。
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米シアトル発祥のスタバは１９９６年、銀座に１号店を開いた
。品質を高めたコーヒーやラテ、居心地の良さを重視した店内
空間で人気を集め、年々店舗網を拡大。２０１５年には全都道
府県に進出した。
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２０２４年まで３年連続で主力商品の値上げを実施。ドリップ
コーヒーの店内価格は４２０円まで上がった。それでも客足は
堅調で、「混んでいてお叱りを受けているところもある」。
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ドトールコーヒーショップやコメダコーヒー店が１０００店舗
にとどまる中、スタバの店舗数は突出する。「サイドメニュー
も豊富で様々なシーンで利用できる。出店地域や居心地の良さ
などを追求したブランディングが成功の要因だ」と指摘する。
他社にない立地別価格を初めて導入し、物価上昇が続く中でも
年間１００店ペースの出店を維持していく。





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