ＰＨＶ再評価

プラグインハイブリット車（ＰＨＶ）の需要が高まっている。
世界的に電気自動車（ＥＶ）の販売が減速するなか、ガソリン
と電気を併用できる実用性と環境性能が評価され、需要が高ま
っているためだ。海外勢も開発を強化しており、今後は国内外
での競争激化が予想される。
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三菱自動車はスポーツ用多目的車（アウトランダー）の新型
ＰＨＶモデルを発表した。大幅改良は３年ぶりで、航続距離は
電池だけで１００キロｍ超と、２０キロｍ伸ばした。価格は税
込み５２６万円からで、欧米でも２０２５年から販売予定。
脱炭素に向けて電動化が加速しているが、充電の心配がないＰ
ＨＷは、今の時代の最適解だ。
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他社の動きも活発だ。トヨタ自動車は主力のプリウスにＰＨＷ
を追加。マツダもＳＵＶ「ＣＷ－８０」のラインアップにＰＨ
Ｖを加えた。世界のＰＨＶ販売台数は、２０２４年の５４５万
台から２０３０年は１０３１万台に倍増する見通しだ。
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にわかに高まったＰＨＶ人気の背景にあるのが、ＥＶの成長鈍
化だ。価格の高さや充電設備の少なさへの不安から世界で販売
が停滞している。日本勢の多くは、海外勢が進めてきた「ＥＶ
１本足戦略」から距離を置き、ハイブリッド車も含めた多様な
動力源の開発を続けてきた。足元のＰＨＶ人気は、日本勢に追
い風になるかもしれない。





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