攻撃的な２番丸

今シーズンの冬、日本に寒さをもたらしていた寒気団。
どうやら日本から遠ざかるようで、本格的な春到来となりそう
な気圧配置に。月曜から気温もぐんぐん上がって、所によった
ら１５度近くまであがるところも出そうだ。桜のつぼみもこの
暖かさに目覚め、大きく膨らみ始めるだろう。
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プロ野球キャンプは各球団とも本格的に動き出している。
巨人に広島から入った丸の打順に入るか気になるところだ。
２月１６日行われた韓国サムスンとの練習試合で、原監督は丸
を２番に指名した。広島で昨年、３９本塁打、９７打点を挙げ
た強打者をバントで送るのではなく攻撃的な打者に仕立てた。
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１回、３塁打を放った先頭打者に続き、いきなりタイムリー
２塁打を放った。丸は初球の直球を迷わずに振り抜いた。
さらに好機で回った２回にはライト前、３回にはレフト前に運
んだ。いずれも第１ストライクをとらえ、ボール球を見送りな
がら、ストライクゾーンの球を１球で仕留めた。
クリーンアップにつなぐ打順とはいえ、小技を求められている
わけではない。「バントのサインを出して、丸に送らせる選択肢
はない」と打撃コーチは言う。本人も、その役割は理解してい
る。「しっかり打ちにいきながら、つなげることが１番いい」。
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この日、後続に控えていた３番坂本、４番岡本も、２番丸が適
時打で自分たちの仕事が減ってしまうことが気がかりになる。
３番、４番が不振になれば、当然打順入れ替えもありうる。
坂本と岡本に無言の圧力をかける原監督は、にんまり顔。

 

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