荒れる春場所

今日から大相撲春場所が大阪府立体育会館で始まる。
横綱の白鵬と稀勢の里は、初日から休場となり今場所出場する
横綱は鶴竜だけとなった。先場所は平幕の栃ノ心が優勝を遂げ
たが果たして今場所も勢いがそのまま持続できるだろうか。
関脇に復帰した栃ノ心だが、体調が万全ならば２場所連続優勝
も視野に入るが直前に左足の股関節外側を痛めた影響がどう出
るか心配だ。序盤戦で勢いに乗ればいいのだが・・・
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優勝争いの中心となるべき１人横綱の鶴竜も右手の状態が万全
とはいえないので、豪栄道、高安の両大関と他の力士にも優勝
のチャンスは十分にありそうだ。
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２場所続けて１人横綱の重責を担う鶴竜は、直前まで時津風部
屋に出稽古にいき、先場所千秋楽で脱臼した右手薬指などの状
態を確認した。危なげない相撲で正代、豊山らを圧倒したが、
「よくなってきているけど、（状態は）８割ぐらい」と本音を
のぞかせた。それでも、出場するからには、優勝争いを引っぱ
る責任はある。先場所は初日から１０連勝しながら終盤で４連
敗して優勝を逃した悔しさがあり「勝たないといけないし、
結果を出さないといけない」と自ら言い聞かせた。
・
地元大阪出身の豪栄道は、場所前に春日部屋に出向いて先場所
優勝した栃ノ心と胸を合わせるなど調整は順調な様子。昨年の
春場所は途中休場しただけに、「いい相撲を取って、地元の人
にいいところを見せたい。優勝を目指す意気込みでいきたい」
とご当所での活躍を誓う。本命不在の「荒れる春場所」で誰
が頭１個抜きんでるか目を離せない。

 

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