小さな出来事

昼からお客さんが契約書類と初期費用を持ってきた。
私が応対をおこない、契約書類に目を通し初期費用のお金を確
かめた。別段問題がなさそうだったので、賃貸担当者に見直し
をしてもらうことに。すると、貸主署名の横の印鑑が１個所洩
れていた。ごく以前も、同じミスを見逃していた。
・
大切なところを見逃すのはなぜなんだろう。それも２回も。
前回見逃したあと、「次は見逃さないぞ」と気持ちを込めなか
ったのがいけなかったのかな。ということで、ブログで反省の
意味を込めて書いたので次はないと信じよう。
・
このアパートも、ようやく３ヶ月ぶりに満室になった。
お客さんから内覧の時、階段回り等がきたないと指摘を受けた
という。私も以前掃除をしたことがあるので、どうゆう状況な
のかわかるので掃除の仕方を教えた。賃貸担当者がシリンダー
交換をするときに、掃除もしてきれいにしてもらった。
「階段とか汚かったですが、綺麗にしてもらえますか」
「はい、共用部分の掃除はおこないましたので大丈夫です」
・
「お客さんの今の住まいは、分譲マンションですか」
「はい、主人の友達から借りていたんですが、使うから出て
欲しいと言われて、住み替えになるんです」
なぜ分譲マンションからアパートに住み替えるのか、賃貸担当
者が聞き漏らしていたので、はっきりわかって安堵した。
駐車場に草が大分生えていたので大工さんが暇の時、日をあら
ためてやってもらうことにした。
小さいこと、聞かなければならないこと等、いかにしてやりこ
なしていくかが賃貸管理屋の腕の見せどころなのかな。

 

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人生の帳尻

町内会の班でゴミシート出す担当者が２人いる。
私と近くの同年配Ａさんが、ひと月ごとに変わって担当する。
私がシートを出すのを遅れたりすると、Ａさんは朝早いので私
に変わって出したりするので翌月その分私がお返しをする。
Ａさんは几帳面で、まじめな性格で仕事で早めに出かけるとき
は朝６時にはシートを出す。私が担当月の日も、何度となくＡ
さんから出されたりしたので今では朝５時半には出す。
・
私とＡさんの大きな違いは、自営業者とサラリーマン。
若い時から、その違いをゴミシート出しにひしひしと感じた。
Ａさんはハンで押したように几帳面な性格なので、シートを出
す時間はほぼ一定する。若い頃の私は、前日の仕事により早く
なったり、遅くなったりしたのでサラリーマンはいいなと思っ
たりしたものだ。
・
朝出かけるときに、よく出会い頭にあったりして「おはよう
ございます」と声を掛け合ったりした。しかし最近は、Ａさん
は仕事を引退したのか、駐車場には日中はいつも車があり、朝
出会うことはあまりなくなった。
・
昨日の朝８時半頃、散歩を済ませて家から出かけようとした時
に久しぶりにＡさんとあった。私はスポーティーな服装をして
いたが、Ａさんはパジャマすがたで幾分老けたように見えた。
若い頃はサラリーマンっていいもんだなと思ったが、今となっ
ては自営業者っていいもんだなと思えるようになった。
「人生、山あり谷あり」でいずれ先では、帳尻が合うように
なっているのかな。

 

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人生の分岐点

休日は朝の散歩を済ませたあと、セブンイレブンのイートイン
であんパンとコーヒーをいただき、乗馬クラブによく行く。
国道２号線沿いにあるセブンイレブンから、右折するとすぐに
大きな交差点がある。ここは右と左からくる車がいない時のタ
イミングを見計らって右折して国道に入ることになる。
・
交差点は赤信号になり、右からの車が途切れ、左から大きなタ
ンクローリー車がノロノロ運転で進んできた。交差点の前には
、先に１台の乗用車が止まっていた。この間に、ウインカーを
出して車を進入しようとしたが、タンクローリー車はノロノロ
運転からスピードゆるめようとはしない。強引に入ろうとすれ
ば、入れないことはないがここは運転手の良心を待とう。
・
いつゆるめるか待っていたが、ついにゆるめることなく私の車
を抜き去った。仕方がないからタンクローリー車の後ろに進入
しようとしたが、タンクローリーは１０ｍ程のロングボディー
で目の前に大きく立ちふさがって進入できなくなった。
私の前をノロノロと通り過ぎる運転手を見たが、いかにも冷酷
なアウトロー顔が薄笑っていた。この前あおり運転で、逮捕さ
れた宮崎容疑者に何となく共通したものを感じた。
・
私の前に立ちふさがった時は「しまった」強引に入るべきだ
ったと一瞬思った。しかし、強引に入らなくって「よかった」
と思い直した。強引に入っていたら、あの運転手が止まってく
れる保証はないからだ。「しまった」と思うか「よかった」と
思うかは、これからの人生の分岐点になるだろう。

 

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壁を破る

週に２～３回は、朝の散歩に出かける。
下松スポーツ公園の１時間コースか、周南緑地公園の１時間
３０分コースにいくが、歩くスピードはまわりの人達と比べて
もかなり早いと思っている。しかし、自慢のこのスピードも
音をたてて崩れる現象を最近感じる。
・
下松スポーツ公園のコースは、１週１５分コースを４周すると
丁度１時間になる。この１５分コースを、以前調子のいいとき
は猛スピードアップをして１４分で歩ききり、そのまま維持し
て合計すると５６分になったりしていた。
・
ここ最近、１４分で幾度となく挑戦をするのだがなかなか１４
分がでない。途中２個所ほどの下り階段を、小走りをしたりす
るのだがどうしてもその壁を越えることができない。
１年ぐらい以前にできたことが、できないということは筋力が
低下したのだろうか。
・
最近になって、下松スポーツ公園の散歩で見かけるようになっ
た猛スピードウーマンがいる。私の前を歩く人は、だいたい抜
き去るのだが、この猛スピードウーマンは抜き去るどころか足
の回転は同じでも距離を離される。ということは、歩幅が私よ
り大きいということになる。
先日１４分の壁を破るために、歩幅を大きくして挑戦してみた
。歩幅を大きくすると腰を使ようになり、しいては全身運動に
なる。ちょっとつらかったが、そのまま歩き続けると１４分の
壁を余裕をもって破っていた。幾度となく挑戦をしていたら、
ちょっとしたきっかけで壁を破れるもんですね。

 

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ヘッジトリマー

 

８月は暑かったので草抜きをほとんどやらなかった。
その代わりに２種類の除草剤を使って、草が生えないようにし
てきた。ひとつは普通の草用、もう一つはゼニゴケ用をまく。
これで、この夏は庭には草が完璧に生えなくなった。
・
草とは別に気になりだしたのが、ツツジの枝が大きく伸びて繁
殖しすぎた感がある。９月になれば、剪定ばさみを使って手頃
な大きさにしようと思っていた。しかし、休日はすることが多
くなかなかツツジの剪定ができない。庭には５個所のツツジが
あり、これをすべてやろうと思ったら１日では終わりそうにな
い。そこで考えたのがヘッジトリマーという機械を使う方法。
剪定ばさみは体力を使い後片付けが大変だが、ヘッジトリマー
電気バリカンのようにツツジを少しずつカットしていくので、
体力も使わず後片付けも楽なようだ。
・
先日の休日にホームセンターで購入しようと思った。
しかし、ヘッジトリマーは今まで使ったことがなくどれがわが
家で使うのに最適かがわからないので、ネットで価格的なこと
、費用対効果、充電式か電源かなどを調べてみた。
ホームセンターには１種類の在庫品しかなかった。これは充電
式で、価格も高く、わが家では使う頻度も多くなく費用対効果
的にも適してないことがわかった。
・
ホームセンターに置いてあったものは１万５千円ほどだったが
、ネットで発注したものは半額の８千円だった。昨日ヘッジト
リマーが配達されてきた。すぐにでも使ってみたいが、残暑が
ぶり返してきたのでもう少し涼しくなって使ってみようかな。

 

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バリアフリー

車いすの水泳アスリートがテレビに出していた。
プールまで行くのに、あちこちに段差があり車いすでの出入り
が最初は難しく感じられた。しかし段差を乗り越えるために筋
肉をつけたり、色々と工夫をすることでその段差を自力で通行
ができるようになった。今となっては、プール会社が段差を
なくすバリアフリーをしてくれなかったことは、私のための真
の愛情と受け止め感謝をしているという。
・
ブッチャーかあさんの親が住む大島の家には、いたるところに
段差がある。古い家だが、一番多く出入りをする廊下から台所
に入る段差は２０センチ以上はある。玄関とか、勝手口は３０
センチはあるが、転んだりしたことは一度もない。
おじいちゃんは９４歳、おばあちゃんは８６歳と高齢だが体は
健康で悪いところはない。
・
年寄りのために、住まいをバリアフリーにする話をあちこちで
聞く。国はバリアフリーをするために補助金まで出している。
しかし、お年寄りによってはバリアフリーをすることで逆に筋
力が退化したり、用心深さがなくなったりして転んだりする弊
害が出ている人もいるのではないだろうか。健康なお年寄りに
は、バリアフリーは必要ないような気がしてならない。
・
フィットネスクラブとかジムに行く人は多くいるが、本当は日
常生活の中で、筋トレとかストレッチをするのがいちばんいい
はず。周南市の体育館にはかなり長い上り階段があるが、階段
の蹴込み部分に張り紙があり「その一歩が健康のスタート」
だったかくわしくは忘れたが、素晴らしいことだと思う。

 

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アシダカグモ

朝７時過ぎに事務所のシャッターを開けたときのこと。
目の前に１０センチほどのアシダカグモが突然あらわれた。
シャッターの裏にでもへばりついて、シャッターがガラガラと音をた
てて上がっていくのにおどろいて路面に降りてきたのだろうか。
・
子供の頃、父親からアシダカグモは魔物だから殺したりしないよ
うにと言われた。実際にほうきか何かで、叩こうとしてもなかなか当
たらなかったので、やはり魔物なのかなと思ったりした。
・
アシダカグモの向いている先は、事務所に向かっている。
あんな大きなクモが事務所に逃げ込んで、お客さんの前に表れたり
したらお客さんが腰を抜かすので事務所に入ることは阻止しよう。
手にはシヤッターを開ける棒があるが、こんなもので外に向かって
追い払うことはできない。こんな時役に立つのが、朝のストレッチで
おこなっている足の振り上げだ。左右１０回ずつ、アキレス腱を伸ば
して思い切り振り上げると私の頭ぐらいは今でもあがる。
・
踏みつぶしたらかわいそうだから、足を振り上げながらかかとでアシ
ダカグモ蹴っ飛ばした。すると事務所から３ｍほど飛んでいき、一
瞬おどろいて１０センチが５センチに固まってしまった。
足で振り払っただけだから、死ぬことは考えられないが ・・・。
気になったので３０分ぐらいして事務所のウインドウから様子
を見ると、固まっていたアシダカグモはいなくなっていた。敵
から身を守るために死んだふりをしていたのか、はたまた気絶
をしていたかは定かではないが無事でよかった。
あとでわかったが、アシダカグモはゴキブリを補食するので家
のためにはいいようだ。

 

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忖度の応酬

９月に入るとさすがにお部屋探しのお客さんが増えた。
電話での問い合わせも多いが、来店客も同等に増えてきた。
「下松市内のアパートで、予算が７万～８万ぐらいの２ＬＤ
Ｋで、築後１０年以内の物件はありませんか」
「それぐらいの物件でしたら、メーカーの大東建託かダイワ
リビングか積和不動産の物件になりますね」
・
当社のホームページから物件一覧表を開いて、お客さんに見せ
た。するとお客さんは当社に来る前に、近くの不動産屋を２件
回って、そこの不動産屋でもらった物件資料を出した。
「あっこれ、さっき見に行ってきたアパートだ」。
「７～８万でしたら、どこの不動産屋でも同じですよ」。
すると今度は、他社から貰った資料と比較しながら言った。
「この物件は、見ていないな・・・」
「あ～、そうですか・・・」
・
お客さんがさっき言った言葉のあとには、『この貰った物件資
料は、まだ見ていないので見せてほしい』・・・忖度。
私が言った言葉のあとには、『決める気もないのに、そんなお人好
しの不動産屋ではありませんよ』・・・忖度。
・
ご主人の横には、婚約者らしい女性が座っていた。
私とご主人の忖度の応酬を察した様子で、女性は笑いながら首を
縦にふる。しかし、ご主人は自分の忖度は発したものの、私の忖度
はわからないようで、「是非、見てみたい」と繰り返す。
女性の方が、ご主人より人間として１枚も２枚も上手なのかな。

 

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訳あり食品

まだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」。
ＮＰＯ法人「日本もったいない食品センター」は４月、大阪
市内に小売店「エコイート」をオープンした。店頭に並ぶのは
、賞味期限が近いなどの理由でメーカーなどが廃棄を予定して
いた商品だ。賞味期限切れの商品は、スタッフが試食して問題
ないと判断したものを扱う。いずれの商品も通常の２～９割引
きで販売をしている。店を訪れたお客さん（５１歳女性）が購
入した健康食品は、通常６４８０円なのが４５００円。「安く
手に入るし食べ物を無駄にしないのは大切」。会社員男性（４９
歳）は「家にある食べ物も、賞味期限が切れてもすぐ捨てるわ
けではない」と気にしない様子だった。
・
同法人は、商社の取引先から賞味期限が近い食品の買い取りを
持ちかけられたのを機に、インターネット販売をスタート。
ネットを使えない人たちにも知ってもらおうと、ＮＰＯ法人を
設立して店の運営を始めた。店に並ぶ食品は捨てられるかもし
れないもの。そうした現実を知り、家庭にある食べ物をもう一
度見直してもらいたいという。
・
お茶の専門店「ルビシア」が展開する「ルビシア　ボンマルシ
ェ」は、賞味期限が近いお茶や菓子などを安く販売する。昨年
から東京・代官山店で、賞味期限が切れたものを１個２０円で
販売している。店を訪れた女性は「家計にもやさしく、食品ロ
ス削減にも貢献できる」と笑顔を見せた。
賞味期限が近いなど「訳あり食品」を販売する専門店が登場し
たり、売れ残った野菜を安く再販したり、食べ物を無駄にしな
いマーケットが大きくなることは素晴らしいことだ。

 

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あおり運転

昨日車に乗っていると１台の車が近づいてきた。
ついさっきまで後続車はいなかったのに急に現れたので、かな
りのスピードを出しているのだろう。バックミラーでその車を
見ると、車間距離をとらずに近づいてきたので一瞬ぶつかるの
ではとヒヤッとした。車は黒っぽいＳＵＶ車で、運転手はサン
グラスをかけた若者だ。曇り空なのに、サングラスをかけると
はちょっと変わっているのだろうか。
・
近づいた車は、私の車にピタッと近づいたままの状態で走り
続けている。今問題になっている、久しぶりに見たあおり運転
手のようだ。あおり運転で逮捕された、宮崎容疑者の横には女
が乗っていたが、女にいいかっこを見せたいのであおり運転を
繰り返していたようだ。こんなことでしか、いいかっこを見せ
られない男は、仕事をさせたらまるっきりダメのはず。
後ろにいる後続車にも、きっと女が乗っているだろうかと男の
横を見るがだれもいないようだ。
・
ある程度走ると道路は２車線に変わった。この２車線は距離が
短いので、追い越しをする車はほとんど見たことはなかった。
するとＳＵＶ車は、右に車線を変え猛スピードを出した。
私の前は大きめのトラックだったが、これまで抜き去るつもり
なのだろうか。しかし、それに満足せずにトラックの前を走っ
ていた３台までも抜き去って一瞬で消え去った。
まだ若い運転手だったが、これから先が思いやられる。
夢中になれる趣味を持つとか、仕事に生きがいを持つとかすれ
ばあおり運転は、はしかのように消え去るのだろうが・・・

 

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