みんなの仲間

若いお母さんが乳飲み子を抱っこして来店した。
下松市内で２ＤＫぐらいの間取りで４万５千円ほどのアパート
を捜しているので、そのように物件はないかという。
２～３物件ほどそれに近い物件をすすめた。
・
「今のお住まいはどちらに住んでいますか」
「周南市で私の父の家に同居しているんですが、旦那と父が
折り合いが悪くなって家を出ようと思っています」
１０分ほど話していると乳飲み子がゴソゴソしだて、「ア～、
ウ～」と声を出して文句を言い始めだした。
・
最初は母親の温かいぬくもりでスヤスヤと寝ていたが、私とお
母さんの話し声に目を覚まし起こしてくれと文句を言っている
のだろう。お母さんも察して抱っこひもから、赤ちゃんを出し
て自分のひざの上に座らせた。すると目をクルクル動かして、
私の顔をじっと見つめだした。初めて見るおっちゃんの顔が、
めずらしいのだろう。アパートの話を続けても、もうぐずるこ
とはなく自分も話の仲間には入れてニコニコしだした。
・
文句を言っていた時は、自分も仲間に入りしたかったようだ。
結局は大人でも、乳飲み子の赤ちゃんでも回りと楽しく話し合
うことが一番の喜びなんだろうな。

 

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２件の問い合わせ

先日賃貸の戸建て住宅の問い合わせが２件あった。
同じ日の２時間違いの電話だったので同一人物なのだろうか。
名前が違うので同じ人間ではないだろうが、でも最初の問い合
わせのお客さんは親子２人と言っていたので親子の名前が違う
可能性はありうる。
・
翌日その連絡帳をみて同一人物か、別々の人なのか迷った。
ふた組とも内覧希望だったので、最初に電話がかかってきた
お客さんにはっきりと聞いてみることにした。
「内覧の電話を頂きましてありがとうございます。失礼なん
ですがＡさんのお母さんの名前はＢさんではないですか」
「いいえ違いますよ。私の母の名前は同じＡですよ」
「ごめんなさい。時間違いの問い合わせがあったから・・」
この一言で、別々のふた組の人であるのがわかった。
・
時間差でＡさんが早かったので、先にＡさんを内覧することに
した。Ａさん親子は、とても気に入ってすぐに申込になった。
Ａさんの申込になったので、Ｂさんの内覧は一旦保留にした。
明くる日、保証会社からのＡさんの審査は承認された。
Ｂさんには気の毒だったんですが断りの電話をいれることに。
なかなか決まらなかった賃貸戸建て住宅が、こんな形になると
は不思議なものです。これも賃貸戸建て住宅とＡさんの縁なの
かな、いつまでも長く住んで欲しいものです。

 

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体配の練習

今年最後の弓道の審査が１２月２０日にある。
今年は新型コロナウイルスの影響で、たくさんのイベントが中
止になった。弓道の審査も１０月まで中止になり、今年は１１
月２５日と１２月２０日の２回しかおこなわれない。１１月は
すでに終了して、１２月２０日が今年最後の審査になる。
・
弓道を始めて１年半になるが、コロナの影響で道場が使えなく
なったりしたので実質的に練習したのは１年３ヶ月ぐらい。
今年の目標は出来たら初段審査を受けてみたいと思っていた。
それでも審査を受けるには学科と実技があるが、実技では的に
当たればいいわけではない。体配と言って、弓道の所作を覚え
なければならない。
・
弓道の経験者であれば体配はできるが、私はまったくの素人な
のでどうしていいのか解らない。いつかは教えてもらえるだろ
うと思っていたが、月日がたつだけでだれも教えてくれそうに
ない。そして私の考え方が甘かったのに気がつきました。
自分で覚えなければいけないと思い、先輩たちの体配を見よう
見まねで少しずつ覚えてだいたい出来るようになってきた。
・
弓道の先生に勇気を出して審査を受けたいと言いました。
するとあっさりとＯＫしてもらいました。
それから体配の練習をしていると、先輩達から色々な指導を
受けるようになりました。目標を持って強い意志表示を出し
ていかないと人は教えてくれないものなんですね。

 

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ぶつけられない運転

接触事故後、今は修理中で代車の軽自動車に乗っている。
その軽自動車は、車内は広くて乗り心地も悪くない。
そして気に入ったのが、ブレーキを踏むとエンジンが自動的に
止まりその間は排出ガスも出ないので環境にやさしい車だ。
今度買い替えかえるなら、こんな車がいいなと思った。
・
修理は３日目に直ったので、代車に乗って車交換に行った。
やはり自分の車は、他人車と違って気を使わなくていいから気
分が楽だ。マイカーに乗っていると、以前の事故のことが頭を
よぎった。それは９年前始めてマイカーに乗ったときのことだ
った。事故だけはしないように注意しようとドライブしている
とき、赤信号で止まっていると「ガチャ～ン」後ろから追突
された。何とマイカーに乗り始めたその日の事故だった。
・
自分は事故を起こすまいと思っても、相手からぶつけられたら
どうしようもない。ぶつけるより、ぶつけられない運転を心が
けようと思うようになった。３日ぶりとはいえ、初心に戻った
気持ちで運転をして事務所に向かった。しばらく走って、赤信
号で停車していると、道路脇に止まっていた車が動き出しその
車が私の後ろに近づいてきた。
・
私は「こら～」と大声を出したい気持ちになった。何とその運
転手は携帯電話でしゃべりながら片手で運転をしているのだ。
ぶつけられないように気をつけても、これではどうしようもな
い。こんな時役にたつのが、ドライブレコーダーなんですね。
ドライブレコーダーをつけることも必要なのかな。

 

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食品ロス削減

世界の７億人近くが飢えに苦しんでいる。
全世界で生産されている食料は年間４０億トンで、数字の上で
は全人口を賄える量があるのに３分の１が、様々な理由から無
駄になっている。先進国では、消費者が食べ物を買いすぎたり
、飲食店で食べきれないほど注文をしたりして、余った食品が
大量に捨てられている。見た目などで販売できずに廃棄される
食品も多くある。
・
一方途上国での食品廃棄は、先進国とは事情がことなる。生産
者が収穫した作物をうまく管理出来なかったり、市場に届くま
での輸送手段がなかったりして痛んでしまうこと等が原因だ。
先進国での廃棄が「川下」で発生するのに対して、途上国では
「川上」で発生しているのが特徴です。
・
食品の６割を海外から輸入に頼っている日本は特に、食品ロス
を減らし、無駄にしないことが大切です。「賞味期限」「消費
期限」の違いについても理解を深めることが大切なのです。
今年は新型コロナウイルスが猛威をふるっている。コロナ渦は
世界が食糧システムでつながっていることを再認識させた。
日本の「もったいない」という言葉ほど、食品ロスの問題を
心情的に示す言葉はない。食品ロスへの社会の関心は、日本は
世界の中でも決して低くないが、さらにひとりひとりが「もっ
たいない」に磨きをかければ素晴らしいことです。

 

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かえる弦

マイ弓を買って１年近くがたとうとしている。
弓につきものの弦は消耗品だが、巡り合わせがいいのかまだ一
度も切れたことはない。弓にはもとはずと、うらはずがあるが
上の方の端っこをうらはずといい、そこの部分の弦がだいぶん
痛んできた。弦は５００回ぐらい使うと切れやすくなると言う
が、もう完全にその数をうわまっている。
・
先日の休日に、周南市にある弓専門店に寄ってみた。
私の弓はグラスファイバーで、直心２の２寸伸になるのでそれ
にあう弦をくださいと言った。弦ぐらいではあまり儲けになら
ないのか、めんどくさそうに「そこから選んで」と言う。
通常は２本セットになっているが、１本入りはないのかと言う
と１本５２０円の「かえる弦」を出してきた。それが初心者向
けの弦のようだったので、それを買うことにした。
・
家に帰る途中に、久米のイオンタウンにある「倉敷」コーヒー
店に久しぶりに寄ってみた。先ほど買った「かえる弦」をテー
ブルに置いていると若い女性店員さんが冷えた水持ってきた。
「あっ弓道の弦。お客さんは弓道をされるんですか」
「うん、まだ始めたばかりだけどね」
「以前やっていたので１度行ってみたいと思っていたんです
。会費とか結構かかるんでしょうね」
「そんなことはないよ。年会費が１０００円程だったですよ」
「いいことを聞いた。ありがとうございます」
若い人からお年寄りまで、弓道は健康と美容のためには最高の
スポーツです。あなたも弓道を始めませんか。

 

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子供から大人へ

岩国乗馬クラブに中学３年生になるＡ君がいる。
最初の出会いは私が乗馬を始めた３年前になるが、まだその頃
は中学１年生でまだ子供っぽかった。昨日久しぶりに乗馬クラ
ブで会うと身長も伸びて、骨格もがっちりして一段とたくまし
くなっていた。
・
Ａ君が少し前までは、馬に指示をあたえても馬がなかなか言う
ことを聞かずに手こずっていた。しかし昨日久しぶりに騎乗す
るところをみると上手に乗りこなせるようになっている。
回りの話によるとＡ君は最近急に上達したらしい。子供の成長
はある日突然に始まって、またたく間に変わっていく。
・
おばちゃん達のＡ君の会話が耳に入ってきた。
「Ａ君がいく中学校でも、成績はかなり優秀らしいわよ」
「中３の今頃は、回りは受験勉強なのにＡ君は余裕ね」
「Ａ君の将来は○○になりたいらしいよ」
「あんな子を持つ親は、将来は安泰でいいわね」・・・
・
Ａ君と会うと私は声をかけるが、性格もよく素晴らしい子だ。
しかしまだ中学３年生なので、これからの将来はどうなるか
はわからない。おそらくＡ君なら一流大学にいくだろうが、
社会人になってからが長い。色々な立ちはだかる壁を乗り越え
ていかなければならないし、挫折することも多々あるかもしれ
ない。でもＡ君ならきっと大丈夫かな・・・

 

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水道代が８万円？

賃貸Ｓ会社契約の担当者から電話がかかってきた。
「Ａアパートの水道代が８万円かかっているんです。水漏れ
がないか調べてもらえませんか」
「Ａアパートは先月水漏れがあって、修理しましたよ」
「そうですか。水道代の８万円は何とかなりませんか」
「水道局に減免処理を出せばある程度は安くなるはずです」
・
ということで、水漏れ修理をした水道屋に書類申請を依頼。
水道工事は通常周南市の水道業者にお願いをするが、 水漏れ
のＡアパートは下松市にあるので下松市の業者にお願いしたの
が正解だった。そうでなかったら、８万円の水道代は減免処理
が出来ずにすべてお客さん負担になるところだった。
・
午前中には下松の水道業者が減免書類を持ってきたので、昼か
らその書類を持って下松水道局の業務課に行った。
「水漏れで、水道代の減免書類を持ってきたんですが」
「申請者の欄はお客さんの名前を書いてもらいますか」
「８万円の１０月度の水道代は、どれくらいになりますか」
担当者の人が机に戻って、減免書類を調べて計算をする。
「概算で計算をすると、１万４千円ほどになります」
「ありがとうございます。再発行してもらえるんですね」
・
賃貸契約を結んでいるＳ社は、先月別のアパートの入居者に問
題があったので無理を言って強制退去をしてもらったばかり。
そして今回の水漏れによる水道料金と災難続きだった。
今回の水道料金の減免処理は、その日のうちに済ませたので
安心してもらえたかな。

 

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離合できそうにない

岩国乗馬クラブを出てすぐの帰り道は、細くて険しい。
乗馬練習が終わりその道を通っていると、１台の対向車が現れ
た。とても離合できる幅はないので、広い脇道に行かなくては
ならない。相手の車が近くの広い脇道へとバックをしたので、
私はゆっくりと前進を続けた。
・
相手の車はほどなく広い脇道に着き、車を脇道へと向きを変え
た。しかし相手の車は、脇道を一杯に使わずに中途半端な幅寄
せしかしていないので私が通る道幅はとても狭い。だが相手の
運転手は中年の女性で、とても道幅を広げ直す運転技術が備わ
っていそうにない。この細い道を通れというのか、迷ったが
しかたがないので、挑戦をするしかない。
・
右は側溝、左は相手の車の間隙をじわじわ進んでいくがサイド
ミラーから相手の車とのすき間はほとんどない。相手は止まっ
たままサイドミラー引く。私もサイドミラー引いて前に進んで
ついに身動きが取れなくなった。いまさら引き返すこも出来ず
にピタッとくっついたまま進むと、かすり音が耳に届いた。
離合を終了して相手の車をみると、あちこちにかすり傷が。
・
保険会社に電話をすると、「警察を呼んで事故証明を取っても
らってください」。警察を呼んで１時間ほどの現場検証をして
もらった。相手の名前、電話番号、住所、車番などをメモ用紙
に書きあって交換して現場から離れた。
私が無理をせずにバックをして道幅を広げれば、こんなことに
はならなかったのにと反省しきり・・・・

 

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アメリカ大統領選

アメリカの大統領選が大変な状況になりつつある。
大統領選挙は選挙は１１月３日に行われ、当初民主党候補のバ
イデン候補が有利と言われていたが４日ふたを開ければ再選を
狙うトランプが有利となってきた。しかし国土が広いので郵便
投票をする人が多く開票が済むのに時間がかかる。
・
４日の報道からトランプ大統領は、早々と勝利宣言をした。
しかしさらに開票が進むと、民主党候補のバイデンが有利に状
況が一変した。これに気分が害したのかトランプ大統領は、開
票に不正が行われていると証拠もないのに言い出したから大変
なことになった。トランプ支持派が開票所に押しかけ、開票を
やめろと妨害行為に走り出した。
トランプ支持派が各地で集会を始めだし、そして町を行進した
りする。これに触発されたバイデン支持派も黙っちゃいない。
バイデン支持派も集会をしたり町を行進したりする。
・
トランプ大統領は、選挙前から不利と言われていた段階で法廷
闘争を考えていた。さらにツイッターで、バイデン候補に憎悪
を煽るなどやりたい放題。こうなるとトランプ派と、バイデン
派が一触即発状態になりつつある。アメリカ合衆国が真っ二つ
に割れて先行き見通しがたたなくなってきた。
・
トランプ大統領は、選挙に負けても大統領に居座り続けること
がわかったので自由の国アメリカ合衆国が増悪に満ちた国へと
変貌するかもしれない。トランプ大統領の中国に向けられた増
悪は、これからはバイデン派に向けられるのだろうか・・・

 

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カギが開かない

私の休日にくつろいでいると賃貸担当者がやってきた。
「明日会社に行く前に、アパートのカギを開けて欲しい」。
明日は私ひとりの留守番になっているので、アパートは会社の
手前にあるのだからという。事務所を開けてからでもいいのだ
ろうが「うん、わかった」と了解した。
・
地図を頼りに朝７時ごろにアパートに着くと、以前来たことが
ある物件だった。カギボックスを「００００」番で開けて、カ
ギを取り出してさっそくアパートの玄関を開ることにした。
鍵穴は上下２個所になっていて「カチッ、カチッ」とカギを
回して玄関取っ手を引くが、玄関は開かない。
・
もう一度締めて再度開けようとするのだが、どこかにひっかか
っているようで「ガチャ、・・」と鈍い音だけがする。
まだ朝７時過ぎで回りの入居者は寝ているかもしれないので、
あまり音をたてると起こすことになる。ということで、一旦
切り上げて事務所に行くことにした。
・
９時なって管理会社に電話をすると「本日は定休日になっい
ます」の留守電に、「あちゃ～」どうしよう。
会社電話を調べると、担当者のケータイ番号があったので休日
に申し訳ないがそちらに電話をすることにした。
「油が切れているので、少し強めに引いたら開くはずです」
現場に再度行って、強めに取っ手を引くと無事開いた。
お客さんのために、スプレー式の油を鍵穴に差すとスムーズに
開くようになったのでこれで準備万端「やれやれ、フ～」。

 

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ボランティア

政府は２０２０年秋の褒章受賞者を発表した。
社会奉仕活動に長く従事した人への緑綬褒章には「スーパー
ボランティア」として知られる尾畠春夫さん(８１)が選ばれ
た。受賞インタビューにも「うれしくともなんともない。ただ
やるべきことをやってきただけ」と淡々と語った。
・
２０１８年８月、山口県周防大島町の山中で行方不明になった
男児を３日ぶりに見つけた。地元の人でも捜しきれなかったこ
の探し方は、子供の心情と地形を考えたもとでの救出だった。
東日本大震災や熊本地震での活動とあわせて、「スーパーボラ
ンティア」として時の人になった。
・
尾畠さんは大分県別府市で鮮魚店を営みながら、健康のために
４０歳で登山を始めた。ボランティアの道に踏み出したのは
５０歳になってからだ。登山道のベンチを修繕し、手製の竹の
杖を登山者に配り、ケガをして歩けなくなった人を背負って下
山した。６５歳で店を畳んだ後は、月のほとんどが山通いにな
ったりした。海洋プラスチックごみの問題を知り、昨年からは
海岸でペットボトルの回収も始めた。
・
日焼けした尾畠春夫さんは８１歳になるが、外観からはとても
そのようには見えない。肌つやがよく、身のこなしも軽々しい
ので２０歳程若く６１歳と言ってもおかしくない。
８１歳と言えば、寝込んだりした人もたくさんいるのに素晴ら
しい限りだ。尾畠さんはあまりお金を持ってないかもしれない
が、お金をたくさん持っていても健康でなくては人生の意味が
ない。尾畠さんを目指す老人が増えることを願いたい。

 

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平田川掃除

朝事務所に着き、いつものようにシャッターを開ける。
ホワイトボードに目をやると『平田川掃除』と書いてあった。
今日は下松市事務所町内会の、年２回ある行事である平田川掃除
の日だった。町内会行事は色々あるが、これだけは欠かすことなく
ほぼ皆勤賞だったが、てっきり忘れてスーツ着で出社した。
・
まさかスーツ着のまま草刈りするわけにもいかないので、書庫裏に
着替えがないか捜してみた。上に着るウインドでレーカーはあるが、
ズボンの着替えが見つからない。掃除開始はＡＭ８時からになって
いるが、実際はみなさん７時過ぎ頃から集まってきて始めている。
時計を見ると７時１５分を回っていた、どうしよう。
・
一旦家に帰って、作業ズボンを持ってくることにしよう。
帰る途中、平田川を通るので様子を見るとまだ人気はないようだ。
とんぼ帰りで事務所に着き、作業ズボンとウインドブレーカーに着
替えて平田川へと早足でいそいだ。到着すると、まだ１人しかきて
いないようだ。黙々と鎌で草を刈っていると、次々と町内会の人たち
が集まってきた。隣にいるおじさんが、私に声をかけてきた。
「コロナで中止と思っていたが、やっぱりやるんですね」 ・・・
いつもは年寄りばかりだったが、最近になってようやく父親の
息子達が『平田川掃除』に参加するようになった。この掃除にも
世代交代の波が押し寄せてきたようだ。私も現役で仕事を続け
る限りは、いつまでも参加することにしよう。

 

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乗馬クラブの新人さん

岩国乗馬クラブに行くと最近新顔をよく見かける。
新人さんは最初は安全のためにロープにつながった馬に乗る。
インストラクターがロープを持って馬に円を歩かせて、騎乗の
感覚を覚えさせる調馬策レッスンからはじめる。
昨日３０代の男性が調馬策でレッスンを受けていた。あれっ、
あの人は以前何回か見かけた自衛隊の人のはずなのに。
・
乗馬が終わったあと、回りと久しぶりに談話がはずんだ。
「自衛隊の方でしたかね」
「違いますよ。今日から１０回コースを始めたばかりです」
「よく似てたから間違いました。ごめんなさい。」
「今までは旅先で馬に乗ったりしていたんですが。岩国に転勤
できて馬に乗ってみたくなって１０回コースにしたんです」
・
すると、近くにいたおばちゃんがしゃべり始めた。
「私は今日で丁度丸１年になりました。馬に乗って駈歩で広い
草原で走ってみるのが夢なんです」
このおばちゃんも、新人さんばかりと思っていたがもう１年た
つのかとちょっと驚いた。私もいつの間にか、乗馬を始めて３
年になった。３年もたつと人の入れ替わりがたくさんあり、私
も岩国乗馬クラブでは中堅の部類に入ってしまった。
新人さんも、モンゴルで騎乗した話などをして話はつきない。
「駈歩が出来るようになるとおもしろくなるので、それまで何
とか頑張ってくださいね」と励ました。
馬に乗ってみたい方、岩国乗馬クラブでお会いしましょう。

 

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弓道月例会

昨日は周南弓道クラブの月例会に行った。
新型コロナウイルスの影響で実に９ヶ月ぶりの大会となった。
午前の部と午後の部が一堂に集まって腕を競う大会。私の練習
は午前の部だが、午後の部の人たちと合流して競い合うことに
なる。私は無段者なので午後の部無段者３人の競争になる。
・
競い合う３人は、昨年の春の初心者教室で出会った同期生。
弓道クラブの人たちは、７段の高段者の人からぞろぞろいるの
で、同期生と会うと心がホッとやすらぐことができる。
「やぁ、Ｋさん久しぶり」と、声を掛けると「ほんと久しぶり
、元気にしちょった」と気軽に声を掛け合うことが出来る。
・
３人の争いは、的１本づつ的中したＫさんと私の一騎打ちの決
勝戦となった。互いに１本ずつ矢を打ち、先に的に的中した人
が勝ち。１本目はお互いはずれだったが、２本目は私が的中し
てＫさんは惜しくもはずれたので私が無段者の優勝となった。
「前回も児玉さんに負けたよね」、「えっ、そうだったっけ」。
負けた人は悔しさからよく覚えているが、私は完璧に前回のこ
とは忘れてしまっていた。
・
コロナ禍の月例会とあって参加者はまだ少ないが、これから
ウイズコロナとなって参加者も徐々に増えてくるだろう。
次回の月例会は、無段者３人以上はきっと集まることを期待し
たい。同期の仲間と会うことを楽しみにしています。

 

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