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春日大社神苑 萬葉植物園の藤

2018年05月13日 | +奈良

先月、奈良・京都を一人旅してきました。といっても奈良での目的は息子に会うこと。ふだんLINEでやりとりしているので、あまり久しぶりという感じはなかったですが、元気な顔を見てほっとしました。待合せはJR奈良駅前のスターバックスです。

昔の奈良駅を移築した建物で、和洋折衷の帝冠様式に古都奈良の威厳が感じられました。中はスタバが併設された観光案内所となっています。(写真は翌朝撮影) 奈良公園や東大寺、春日大社などの中心地は、ここからおみやげ街を通って歩いて15分ほど。途中でお昼を食べてから奈良公園に向かいました。

奈良公園の緑の杜に入るや、いたるところに鹿、鹿、鹿...。人懐こくて怖がらず、あちらこちらでこんな光景が繰り広げられています。^^

ねえねえ、ボクたちにもちょうだい。

ちょうどツノが生え変わる時期なのか、立派なツノをもつ鹿はいなかったです。今にもツノが生えそうに頭が盛り上がっている鹿や、20cmくらいの短いツノが生えた鹿は時々見かけました。おとなしい動物ですが、気がつくとすぐ後ろにいたりしてびっくりします。^^

奈良も京都に劣らず、観光客がものすごく多かったです。京都駅でJR奈良線の特急みやこ路に乗り換えましたが、車内は通勤ラッシュ並みの混雑でした。ただ、奈良の町は建物も道路も空間も広々として余裕があるので、ゆったりした気分で散策できました。

奈良に来たのはたぶん修学旅行以来??でしたが、特に観光らしいことはせず、おしゃべりしながらただひたすら歩いていました。唯一、春日大社神苑 萬葉植物園で藤が見頃だというので入ってみました。

万葉植物園というのは「万葉集」の歌に詠まれている植物を栽培している植物園で、全国津々浦々にありますが、こちらの万葉植物園が日本でもっとも古いそうです。(1932年開園) 3ヘクタールの園内に万葉集に詠まれた約300種の植物が栽培されています。

また、春日大社の社紋が藤であることから”藤の園”が作られていて、20品種200本の藤の木が植栽されています。どの藤も藤棚ではなく、目の高さで鑑賞できるように作られていて、飾らなく素朴な印象でした。万葉歌人になったつもりで?藤から藤へと移り歩きました。

まずは藤の種類の多さに驚きました。青紫色から赤紫色、白色、濃い色から淡い色まで。そして長さ30㎝もの長い房から、ぶどうのような丸っこい房まで。花びらも大きいのから小さいのまで、ふっくらしたものとさまざまです。

そして藤の香りがこんなに強いなんて、と発見でした。(名前は失念しましたが)香りの強い白い藤があって、近くに寄っただけでめまいがするほど。でも決して嫌いな香りではありません。そういえば藤の香水ってあるのかな~?と思いましたが、お香はきっとあるでしょうね。すれ違いざまにこの香りがしたらドキッとしそうです。

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