映画「三度目の殺人」に出てくる、ピーナッツクリームが気になりました。
三隅(役所広司)の部屋にあったものですが、のちに咲江(広瀬すず)がパン屋さんでピーナッツクリームを買うところを見た重盛(福山雅治)は、同じものを買って三隅に差し入れします。三隅は「これ、大好きなんですよ」と喜び、それを受け取ります。
この一連のシーンにどんな意味が込められているのか?はわかりませんが、その後、拘置所の独房でコッペパンにピーナッツクリームをぬって食べる三隅は、なんともうれしそうでした。
ところで今回画像を探していて知ったのですが、モデルとなった丸十ベーカリーは横浜・蒔田にあるパン屋さんだそうです。ローカルな場所ですが、こういうレトロで趣のあるお店をよく見つけたなーと感心しました。残念ながら丸十ベーカリーは現在は閉店しているようです。
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前置きが長くなりましたが、映画の三隅を思い出しながら、ピーナッツクリームの朝食を用意しました。
これは、お正月に房総を訪れた時に、ホテルの売店で見つけたピーナッツクリームです。千葉といえば落花生が名産ですが、このピーナッツクリームも最高においしかった! ますだの落花生さんの商品で、スイートタイプ、渋皮入りビター、無糖の3種類がありました。
三隅はコッペパンにピーナッツクリームをぬっていましたが、私は厚切りのトーストにビター、スイート2種類のピーナッツクリームをぬりました。三隅がほかに何を食べていたか、映画では判別できませんでしたが、私がこの日用意したのは紫キャベツのコールスロー、菜の花の蒸し焼き、モッツァレラ入りスクランブルドエッグ
そして愛媛産の天草(あまくさ)というオレンジです。長崎・天草島で生まれた品種で、清見、みかん、ページオレンジを交配して作られたとか。甘くてジューシー、口当たりが柔らかくておいしいです。最近は柑橘類の種類がたくさんありますが、どれもよく研究されていておいしいですね。
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手持ちのピーナッツクリームがそろそろなくなるので、先日は六本木ヒルズのグランドフードホールでピーナッツバターを買いました。
その場でバターピーナッツを挽いて作ってくれるもので、素朴な食感が魅力。甘みが加えられていないので、そのままお料理にも使えます。トーストに使う時ははちみつと合わせてもいいですね。
私は今まで何でもピーナッツバターとよんでいましたが、商品名はピーナッツクリームとなっていることが多いようです?? 調べてみたところ日本では、ピーナッツだけでできているものをピーナッツバター、甘みなどが加えられているものをピーナッツクリームと、区別されているようです。
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