映画のあと、麻布十番をぶらぶらと。裏通りにあるイタリアン、OSTERIA dieci (オステリア ディエチ) でお昼をいただきました。
お店は入り口からゆるやかな半地下となっていて、カーヴのような造り。テラコッタ色のしっくいの壁に、太い梁や石が埋め込まれ、イタリアの町の食堂を思わせる雰囲気です。
こちらでは北イタリアで修業されたシェフによる、イタリア北部の郷土料理がいただけます。オステリアは食堂、Dieciはイタリア語で数字の十を意味し、麻布十番から名づけられたそうです。
案内されて席に着くと、私たちの他に何組かお客さんがいましたが、みなさんわんちゃんといっしょに食事をしています。誰もがいっしょに食卓を囲むというイタリアの風習にならい、こちらのお店ではわんちゃんOKにしているそうですが、日本ではそうしたお店が少ないことから、遠くから訪ねてくる方もいらっしゃるそうです。
サラダと前菜の盛り合わせ。コッパ、プロシュート、ミラノサラミは、パリッとしたグリーンといっしょにいただきます。奥に見えるのはオリーブ、カポナータ、そして珍しいのがそら豆のムース(スフォルマート)。しっとりふわっとした食感でした。
スパゲティ・カヴァリーニ。アサリとカラスミのスパゲティですが、どちらもふんだんに入っていて贅沢なお味でした。カラスミの塩気がいいアクセントになっています。イタリアで直伝された看板メニューとのことでした。
私は本日のパスタをいただきました。この日は、サルシッチャとトマトソースのペンネでした。ひと口にカットされたサルシッチャは、まるで小さいミートボールといった感じ。ローズマリーが香ります。自家製のフォカッチャも絶品でした。
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帰りは例によって裏道を散策しましたが、あちらこちらで桜が咲いていました。
麻布十番で見かけた桜。時期的に彼岸桜でしょうか。青い空にピンクが映えてきれい。
元麻布で見かけた桜。こちらは小ぶりのお花なので、おかめ桜かな? いよいよ春本番です。