先日、ブログで「美酒鍋」というお料理を教えていただいたので、花冷えの夜に作ってみました。もとは広島県東広島市の酒蔵 加茂鶴酒造さんが若い蔵人たちのために考案したまかない料理で、”びしゅなべ” または ”びしょなべ” とよばれているそうです。
味付けに使うのは日本酒、塩、胡椒のみ。材料は、鶏肉、砂肝、豚バラ肉、にんにくは必ず。野菜は白菜、白ねぎ、たまねぎ、ピーマン、もやし、にんじん、しいたけ、こんにゃく、厚揚げなど、お好みで。
お肉とにんにく、野菜を順に炒めて塩こしょうし、お酒をざ~っと回し入れ、野菜が煮えたらできあがり。すき焼きのように溶き卵につけていただきます。
私が用意したのは、白菜、厚揚げ、長ねぎ、しいたけ、にんじん、春菊。また、こんにゃくの代わりにしらたきを用意しました。写真にありませんが、鶏もも肉のそぎ切り、豚バラ肉、にんにくスライスも。美酒鍋に必ず入るという砂肝は、少々苦手ということもあって入れていません。^^;
お鍋はすき焼き用の鉄鍋を使い、野菜を炒めるところまではキッチンで作りました。
お鍋に油をひいて、にんにくスライスとお肉を炒め、春菊以外の野菜を加えて炒めて塩こしょう。お酒をざ~っと回しかけて、上に春菊をたっぷりのせ、テーブルのカセットコンロに移動しました。京都産の春菊、つけ根までふわふわに柔らかかったです。
適当に上下を返しながら軽く煮て、全体に火が通ったらできあがり。この頃にはアルコールはすっかり抜け、お酒のうまみだけが残っています。最初はこのまま取り皿にとっていただき、それからすき焼きのように溶き卵につけていただきました。シンプルな味付けが野菜やお肉のうまみを引き立て、とてもおいしかったです。
最後に、残ったスープにごはんを入れて、お鍋の底をこそげるようにして雑炊にしましたが、これが絶品。なぜかリゾットのような味わいでした。お酒の代わりに白ワインを使い、具材を変えて作ってもおいしそう。そのうち試してみたいです。
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今日は出かけがてら目黒川に寄って、桜の様子を見てきました。駒沢通りから目黒通りまで歩きました。
開花4日目ですが、ここのところ寒い日が続いていることもあって、まだ1分咲き?といった感じでした。お花見の人もまだ少なくて、ゆったり見ることができました。
青い空によく映えます。
木によっても咲き具合はまちまちで、南側の木の方が少し早めに咲いているようでした。
ターコイズブルーの川面を背景に、ゴッホの「花咲くアーモンドの木の枝」をイメージして撮ってみました。
花冷えの日が続いているので、今年は例年より長く楽しめるかもしれませんね。