横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

関内寄席は、桂歌丸独演会1

2013-03-24 | 落語ラブ
桂歌丸師匠の独演会。

名人三遊亭圓朝の傑作「真景累ヶ淵」全段上演のうち第二段です。

実際の上演は一部のみが殆どで、メインの因縁話の前後日談を含めて9段にもなる長編なので、全部上演する事はほとんどなかったそうです。
実に複雑な因縁話で、登場人物も毎回複雑に入り組んで、説明してもらわないとなかなか飲み込めません。
歌丸師匠はそこをたくみに、飽きさせず、原作の味をそこなうことなくぐいぐいと会場を引込んでいきます。
話は高座からのはずなのに、いつの間にか18世紀末の江戸の暗い夜を一緒に過ごしているような感覚になります。

去年の7月から夏の怪談話として始まったのを皮切りに、一段ずつできれば全話上演しようと決心されたとのこと。
寿命が先か、全話上演が先か、と前回茶化していらっしゃいましたが、ぜひ全話お元気で全うされることを心から願っています。