横浜焼売(シウマイ)物語2025

ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛落語らぶ晴れ時々ランニング、更新随時

雄獅子、雌獅子

2015-06-11 | 旅行、おでかけ
東京築地場外の一角の小さな神社。

その名も波除(なみよけ)神社




この神社には毎年のお祀りで担ぐ獅子頭が奉納されています。

本来は一体。
築地に暮らす男衆が、祀りのたびにかついで商売繁盛、家内安全を祈願します。
するとそれをみていたおかみさんたちが
『私たちもかつぎたーい!!」と猛アピール。

とはいえ男女七歳にして…の時代。
女風が男衆と同じ物を一緒にかつぐわけにはいかず、ならば!と、もう一つ獅子頭を作って奉納。

おかみさんたち(既婚女性たち)がかつぐ獅子頭なので、お歯黒獅子と呼ばれています。
粋だね。


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築地は4代将軍家綱公が,最後に手がけた埋め立て地。

それまでの埋め立て工事というのは、ひたすら他所から土を運んで流し入れるという工法でした。
ところはこの築地は江戸灣の波をもろにうけ、いくら土を運びいいても波にさらわれていってしまう。
ならば、流されにくいようにと流し入れた土を踏み固めつき固めで波にさらわれないように工夫。
先人たちの努力がみのり現在の築地ができあがったのだそうです。
地名の『築地』はこの工法、土をつき固める、というところから命名されたのだそうです。

江戸100万市民の台所といわれた築地はこうしてできあがったということです。