@「命令遂行」とはたとえ多くの仲間が亡くなろうが目的を達成する「軍務」である。それが議員の息子、一人を救うために5名の隊員が犠牲になったことに疑問を呈する映画だ。上層部からの命令であれば従う事、それ自体は問題はないが、無謀とも思える激戦地の本拠地に階級は2等兵の捕虜、唯一議員の息子だという理由がその「救助命令」なのだ。実際、公私混同とも思えるこの命令に従うことができるだろうか。
Jarhead: Law of Return
イスラエル国防軍の熟練した戦闘機パイロットであり、米国上院議員の息子がシリア空域を飛行中に撃墜される。奇跡的に生き延びた後、彼はシリアのヒズボラ派に捕らわる。特殊部隊が救助に向かうが激戦となり、一人の有力議員の息子を助け出す為、5名の隊員を亡くす。