@病魔と闘いながら最後まで絵を描き続け、「愛された」と知ると喜び、息を引き取ってしまうというノンフィクション映画だ。 愛し愛されることを夢見て、できることを一生懸命努力、幸せに近づき始めた時、惜しくも身体の異変で帰らない人となる。できる事をやり遂げ、最後に「愛された事」の喜びを噛み締めて逝った感動的な映画だ。自分ができる唯一の事、絵を描くことで「幸せ」と「愛」を確かめたのだ。 死に際の『私はずーっと愛されていたの?』はとても印象的だ。
『本当に必要なのは、仕事人間にならずにお互いをもっと思いやることよ』パール・ベイリー
『幸せの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』
障害を持った男の下で愛し愛された女性、病魔と戦いながらも周りの自然の絵を死ぬまで描き続けたノンフィクション映画だ。リウマチを患うの女性モードは男性エバレット・ルイス、同じく脳に障害を持った男性と家政婦として同居生活をする。貧相な家は小さくベットも一つで暮らす事になる。あるNYから来た女性が一枚の絵を買ったことから次々に売れ、ニクソン副大統領も購入したことで有名になる。ある日、昔産んだ子が死産だと思っていたが伯母から生きていると知らされ人生に迷いが出る。だが、その子供は立派な成人となり夫もいたことで安堵する。それがもとでエバレットと喧嘩、別居生活がしばらく続くが再び元に戻る。 やがて体に異変が起こり病院へ、そこでエバレットに言ったモードの最後の言葉は「私はずーっと愛されていたの?」で息を引き取る。
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