@歴史的に「占い師」は歴代の帝王などが重宝した人材なのかもしれない。頂点に立つ人物ほど孤独で猜疑心があり、誰にも真実を明かそうとしない。そこで信頼できる人材とされたのが「占い師」となっていたのは歴史上史実である。それがこのミステリーを面白く、楽しくしている。人はどこまで「占い」を信じるのか。
『GOSICK』 ゴシック 桜庭一樹
ー晩餐会に招待された占い師が殺害される。その占い師が持っていた招待状で参加した会場は船の一室で、その後恐ろしい仕掛けが。それは船に閉じ込められた12人の大人、10年前に起きた事件の回想、復讐事件に繋がる。 やがて犯人の企みが見えてくる、それは次々に殺害するという「復讐劇」がくり広がる。
ー10年前に世界の孤児10人の少年少女を乗せたこのQueenBerryは海底に沈んだ。それは誰が生き残るかの占いに賭けた人物たちがいたからだ。
ーその事件、戦争は1914年に起きたオーストリアの帝位継承者が暗殺され、世界規模の戦争に繋がったことに由来していた。
ー占い師は10匹(世界の10各国)の野ウサギと狩をする1頭の狩猟犬を飼っており、そこで占ったと言う「ゴシップ」がこのミステリー小説になる。
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