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危機の時に頼れるのが信頼ある人脈『黄金の糸』

2024-02-19 07:45:16 | 歴史から学ぶ
人脈の大切さ
武田信玄の強さの一つが産出した豊富な金(甲州金・軍資金)であった。その甲州金を江戸に送る役目から一人の甲府勤番が活躍
する。幕末から明治維新への変革時の徳川幕府崩壊で送り主を失い、地元甲府に還元しようと信頼できる人脈を辿り養蚕業と製糸工場などに投資、地元産業発展に役立てたとある。時代の変革期に事業・産業発展の成功に導いたのが信頼された人脈と紹介であったのは間違いなく、現代でも同じだ、特に時代の変わり目には。人間社会は何事も、特にビジネスなどは人柄による信頼・信用から成り立っていることを痛感する。
『黄金の糸』渡辺房男
『概要』甲州の隠し金で大逆転を狙え! 甲府、江戸、横浜、富岡製糸場……。信玄ゆかりの金貨争奪戦の行方は!? 最後の甲州金、お前らには絶対に渡さぬ! 幕末、甲府勤番士の幕臣・高木東助は、城に眠る数千両の甲州金を、攻め寄せる官軍から守りぬくため、秘密裏に江戸の両替屋へと運び込む。しかし、次々と金を狙う刺客が現れ東助たちに襲いかかる。幕府再興を期して忍従の日々を送るが……時代に翻弄された男が戦いの果てに見出した人生の活路とは!? 「莫大な甲州金を手にした主人公がどのように幕末・維新を乗り超えたのか、彼とともに時空を超えて歩み続けて戴けたなら、著者として望外の喜びである。」
ー数千両の甲州金の江戸への輸送を命じられた東助は、幕末での時代の変化で大金を狙った新政府軍など必死に守り抜いた。元々徳川への援助金として守り抜いたが、幕府側の全滅で当初の目的がなくなり、さらに新政府の新貨幣への変更などで使い道に迷った。
ー新政府は新貨幣製造で金を探しており、その中心人物薩摩五代へのパイプができたことで両替を試みる。投資は故郷への還元する事に決心し、生糸を作る繭を甲府で起こす事にする。やがて人脈を通してフランスへの輸出で一攫千金を果たしたが、フランスの仏普戦争で中断、国内の富岡製糸場など新たな展開で甲州にも工場を作り産業発展させた。



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