@短編ミステリーで難しいのは状況が読み込めないままで終わることだ。この「赤い死の舞踏会」でも恐怖を煽るがいまいち状況が読み込めない。 著者の想像力はずば抜けて優れているが読者がついていけない、それは超短編だからだ。ミステリーの極限を感じた。(ポー氏の短編集)
『赤い死の舞踏会』エドガーランポー
「赤い死」が蔓延するなか、千人の友達と僧院に避難したプロスペロ公は壮麗な仮装舞踏会を催した。そこへ現れたひとりの仮装した人物が、人々の間に狼狽と恐怖と嫌悪を呼び起こす――死に至る疫病に怯えおののく人々を描いた表題作
ー赤い血の色で仮装した一人を追った公爵は短刀で殺害されるという短編ミステリー
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