2018年製作のベルギー映画、ダイアローグがフランス語だったんで
フランス映画だとばっか思って最後まで見てました
いわゆるセクシャルマイノリティーのお話
標題の”Girl“が示すとおり、ヒロインというか、ヒーローは心は女性であるものの
生まれてきた肉体は男性である、トランスジェンダーというか性同一性障害の15歳になるララという少女(?!)のお話
最近では、さほど性同一性障害もほとんど騒がれなくなってきてる社会情勢ではありのますが
当人にとって生きていきやすい
世界観になっては来てるものの、この映画でもヒロイン(?)の父親は完全に彼女の生き方に同意して応援してるし
6歳の弟もまた姉として慕っているし
片親になんでなったかは映画では説明されていませんが、父親の家族も彼女をしっかりと受け入れてくれており
ある意味性同一性障害に関しての外堀は完全に埋められているものの
この映画は当事者にしか分かり得ない体と精神と言うか心の中に苦痛があることをテーマにしてる作品
フィクションであるには、あまりにリアルに思春期の性同一性障害当事者の葛藤を見事に捉えている結末は名実ともに迫りくる痛々しさは胸に来る
ジャケットに写ってるのがヒロインというか、ヒーローでして
フィクションであるには、あまりにリアルに思春期の性同一性障害当事者の葛藤を見事に捉えている結末は名実ともに迫りくる痛々しさは胸に来る
ジャケットに写ってるのがヒロインというか、ヒーローでして
実際には男優さんが演技されてて
ちゃんと御本人の可愛らしいチンチ◯までぼかされずに
ってこの映画でそこをぼかしたらテーマが見えなくなってしまうってのもあるんでしょうが
この作品なんと、スターチャンネルが輸入配給してる作品でして
TVOAコンテンツとして無修正でOAされたんですねぇ
一応バレリーナを目指して、一流のバレー学校に入学できて
バレーのレッスンに励む姿を見せてくれてるんですが
この主演の少年ヴィクトール・ポルスターは本物のバレーダンサーだそうで
レッスン後にシャワー浴びないで帰るって、周りの女の子に言われてシャワー浴びちゃうんですね、一応は周りにはトランスジェンダーを隠してるんですが
そこは同じ年頃のお姉ちゃんたちですから、パンティ履いてシャワー浴びる子もいたりで
胸だけなんとかすれば一応かわせたりするんですね
お父さんも理解してるから、女性の体になるための手術を受けさせるために病院通いしてて
胸は女性ホルモン注射で、性器no除去から、女性器の製造への手術過程まで克明に告知してもらうものの
ご本人はもう男性器が邪魔で日本のピンク映画の男優さんも真っ青になるほどに
テーピングしていたりしてるんですね
おかげで血が回らんらしいものの、ホルモン治療が思ったように作用してくれなくて
母親が居ればまた違った結末が迎えられたかもしれないと思えるんですが
思ったように女になかなかなれないことから、主人公はハサミで自ら海綿体の物体を切ってしまうという衝撃的なクライマックス
105分瞬きせずに見てしまいました
2018年制作、オランダ・ベルギー合作映画
ルーカス・ドン監督作品
出演:ビクトール・ポルスター、アリエ・ワルトアルテ、オリバー・ボダル、ティヒメン・フーファールツ