ずい分昔の上海アートフェアに展示されていた金属のブルテリア。作家の名前は忘れてしまったが、とても好きだった作品。
犬なんだけど、後ろ姿にオヤジの哀愁を感じる
ブルテリアは顔もオヤジ風
最新のデジタル用レンズで撮影すると、このヌルっとした描写は無理。使ったレンズは、キヤノンFDに補正レンズ付アダプターを付けているので、FD本来のレンズの描写ではないが、こんなヌルい描写が私は好き。
例えば料理の撮影なんて昔のレンズの方が湿度が高く描写されるので、私は積極的に古いレンズで料理を撮影している。ライカのレンズだとヘクトール135mm f4.5や前玉が外れビゾ用として使えるエルマリート90mm f2.8やビゾ用エルマーの65mm f3.5がお勧め。ヘクトール135mm f4.5と同じ焦点距離のライカR用のエルマリート135mm f2.8は、ライカのレンズには珍しくピント面が切れるほどシャープなので、料理の撮影には私は向かない。むしろ風景撮影やトーンの柔らさかの中にピントが合った部分が切れるほどシャープな描写を求めるならぴったりのレンズ。
音に例えると、古いレンズはレコードで最新のデジタル用レンズはCDと思えばわかりやすいかもね。だけど、古いレンズも最新のデジタル用レンズも万能では無いので、目的によって使い分けが必要。