昔からの製法で作られた玖平方の米酒だが、これは桂花が入っているタイプ
ロケハンと打ち合わせ終了後、今度宿泊する朱家角の川辺にある隠家のような宿を見せてもらい、その隠家的な店の二階で食事。そこで出て来たのが地元の歴史ある米酒(清酒)だ。
食事後、先祖代々米酒の玖平方を造っている若い老板に会った。ここの醸造酒は度数の違いなども含め数種類あり上の画像は桂花(キンモクセイ)の味と香りがするタイプだが、これ以外は米だけで造られている。ここの米酒の若い頃は透明だが時間が経つにつれ琥珀色に変わる。この店で若い酒も含め度数の違う数種類の米酒を試飲させてもらい酒の歴史を聞く。オーナーの話だとこの酒は、この上海郊外の朱家角から浙江省にかけてが起源で約2000年の歴史があると言っていた。味はかなり甘口で嫌味は無いが、日本料理には合わない。当日の夜は上海に戻らなければならなかったので短時間しか話を聞けなかったが、来月は泊まりで撮影に行くので楽しみが増えた。
☆日本酒の起源は諸説あり本当の事はわからないが、中国から流れて来たと考えると上海郊外から浙江省付近と考えてもおかしくない。