Rolleiflex 3.5Fで
2001年に友人の病気見舞いで上海に短期滞在し、彼の自宅前で路上スナップ。私が東京で現役の頃の中判カメラは、ローライフレックス3.5F・ハッセルブラッド・ペンタックス645だった。ペンタックスとハッセルは仕事専用で、両方とも70mmマガジンを付けてEPRがメインフィルムだった。70mmマガジンは、645は90枚撮影出来ハッセルは70枚撮影出来たので、助手いらず。そして、自分の作品はすべてローライフレックス3.5Fを使っていた。なぜローライフレックスかと言うと、ローライはレンズシャッターで音が静かなのが最大の理由だが、もう一つの理由はカメラを向けられた側の人にとって二眼レフは威圧感がない事。そう言う意味では、35mmカメラだとライカと言う事になってしまう。特に写される事に慣れていない人達には、モータードライブ付きの大口径レンズを向けられると相当威圧感を感じるので、緊張してしまう人が多い。
Rolleiflex3.5Fは、前世紀にアメリカのファッションカメラマンの必須カメラだった時代があった。そして、なぜ3.5Fかと言うと2.8Fよりシャッターボタンが軽い事。ローライを使っている人は気づいていると思うが、80mm付きの2.8Fはレンズ口径が大きいためにシャッターが重くシャッターチャンスを逃しやすいので敬遠されていたのだ。
☆2009年までの事だが、上海のテレビ塔の展望台に行くには一眼レフカメラは一階の入口に預けなければ展望台に行けなかった。それを知っていたので、GRと木製4x5カメラと三脚を持ち込んだらすんなりと通してくれた。これが、もしローライフレックスの二眼レフだったらどうなのかというと、おそらく問題なく通してくれたのではないかと思っている。
☆昨日、上海浦東空港の貨物ター
新型コロナ流行以前から言われていた事だが、空港内で一番汚染されている場所はトイレではなく、手荷物検査のパレットだというデータは以前から指摘されていた。それを思うと、上海では地下鉄に乗る前に手荷物のX線検査を通すのが義務付けられているが、そこも同じくらい汚染されていると思って良い。
日本では、中国国内の新型コロナウイルスの感染者数は信用出来ないという人が多いようだが、実態はその逆。最近は北海道での感染者が急増しているようだが、そんな状態だったら完全ロックダウンしてしまうのが中国の方針。これが良いか悪いかは別として、経済をうまく回していかないとどの国はドツボ落ちる。今後は、空港内の荷物用X線検査システムに、強力紫外線照射システムを導入する事も視野に入れた方がイイかもね、世界中の空港で。