海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

ずっと気になっていた中華そばの店へ

2023-06-23 | 写真日記

初めて行った店のカウンターから

 

ずっと気になっていた、中華そばの看板のある小さな店「秀宝」へ行ってみた。この日は、この店に行くと決めて午前中は食事をせず、犬蔵での打ち合わせ終了後の12時前に店に入った。客は3人のみで、私の隣の老人は缶ビールを呑んでいて作業着に地下足袋スタイルのおじいちゃんと若くはないカップルのみ。

年季の入り過ぎた短冊に書かれたメニューを見て、脳震盪を起こしてしまった。ラーメンは350円で、一番高い一品料理でも650円!!??。気を取り直し、550円のチャーシュー麺をオーダーすると、麺の太さは?と聞かれ、当然ながら細麺を選んだ。厨房では高齢の奥さん一人で料理をしていた。しばらくして出て来た80歳を超えたダンナは、ビールを呑んでいた植木屋風のおじいちゃんと世間話。聞こえてきた会話の中に、「シコーキで」という聞き慣れない単語が出てきたが、話の内容から"飛行機"と解釈。そうなんだよ、ヒをシと発音するのが江戸言葉なのだ。約20年ぶりに聞いた江戸弁だが、今では下町へ行かないと聞く事が出来ない発音が懐かしくもあり、微笑ましい会話を聞きながら店の中で昭和を味わった。

出てきた中華そばの味は、そうだよなぁ、こんなあっさり系中華そばがあったよな、という懐かしい味で私好み。次回は他の料理も食ってみたいと思わせる店だったので、まだ私の嗅覚は衰えてない事を認識し来たバスに飛び乗り帰還。

☆画像をよく見ると、わかる人にはわかる不思議な画像に。動く被写体はダメと言われている設定で、あえて撮影。

 

コメント
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