海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

紳坊から帰ってきた。

2014-09-09 | 写真日記

市民の移動手段は、コレが基本

 

紳坊で一泊後、上虞北駅近くにある会社へ立ち寄り一泊し、土曜日に上海に戻ってきた。

この「紳坊」という街は、温州市と台州市の間にある小さな街。ここは、1980年代頃まで長距離バスや鉄道などの交通手段が無かったので、上海からは船がメインの交通手段だったそうだ。この地域は当時相当貧しかった地域のようで、農業と漁業しか出来なかった街だと一緒に行った友人が教えてくれた。市民の移動手段は、人力三輪車とバイク三輪車がまだメイン。一応タクシーもあるが、初乗りが8元(約130円)なので上海の半額。この街の人達の生活は今でもとても質素だそうだ。例えベンツに乗っていても、朝は2元(約30円)の朝飯を食うという習慣が今でも抜け切れない人が多いらしい。

 

ほとんどのバイクには、屋根が付いている。

 

この街も改革開放で商売を始めた人も多いのだが、元々農民や漁民なのでビジネスセンスがない。結局ドツボに落ちてしまい、再び鍬で畑を耕す生活に戻った人も多いと聞く。その商売の相手国とは、ロシアとその周辺国。そんな話をしながら飯を食い、ここでは乾杯もなかったので、久々にホテルでゆっくり過ごし熟睡。ここの会社とは、長い付き合いになりそうな予感。

☆今回カメラを自宅に忘れてきたので、携帯とipadのカメラで撮影。やっぱり私にはカメラが無いととても寂しい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紳坊からタクシーで法華寺へ

2014-09-08 | 写真日記

山の中にある寺へ

紳坊にある会社で打ち合わせ後、そこの会社の老板(社長)は、2014年フォトキナの前の試作品製作で忙しいので我々だけで寺へ。ここは複数の寺があり、その一つのお堂の中にいる説明人のおっさんが色々と教えてくれたのだが、歴史だけは約800年ほどあるという事がわかった。最後に彼曰く、隣のお堂の二階に行く場合は、金をむさぼり取る案内人がいるので注意しろと教えてくれた。

 

五百羅漢堂の中

 

 

 

 

 五百羅漢なので羅漢が500体あるのだが、この3体がどんな羅漢なのかちょっと気にかかる。ここの羅漢像は、日本の地方によくある秘宝館の雰囲気が漂う。

ipad miniで撮影

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国で新幹線のチケットを買う時の注意

2014-09-04 | 写真日記

上海虹橋駅から紳坊までのチケット

 

本日の朝一の新幹線で温州方面の工場に向かう事に。前回はネットで新幹線チケットを予約したのだが、乗車駅のチケット窓口でチケットを受け取る際に長蛇の列で乗り遅れそうになった反省として、街のチケット屋に並びパスポートを預け現金で人数分まとめて買ってもらう事にした。チケットをネット予約した場合、中国人は身分証明書を駅の券売機で読み取る事が出来るので問題ないが、我々外国人のパスポートは読み取る事が出来ないので長蛇の列に並ばなければならない。これがヘタしたら40分以上かかるので要注意。

  • 中国で鉄道を利用する場合は、あらかじめ鉄道に乗る数日前ににチケットを手元に入手しておく事。
  • チケットが手元にあっても、電車のホームには指定された時間にしか入れない。
  • 地方でチケットを買う場合、チケット窓口は超超長蛇の列に(時間帯と季節による)並ばなければならない事を覚悟する事。
  • 一等席と二等席は、客の民度の差を感じるくらい違うが値段も比例する。でも長距離を移動する場合、一等席で良かったと必ず思う。
  • 一等席も二等席も、サービスに対して期待しない方がよい。
  • 空席が目立つ時期は、盗難に注意。
  • 外国人は常にパスポートを携帯する事と、非常時の事を考えてパスポートのコピーも持っておく事。

今回は新しく関わる紳坊にある工場が一社と、旧知の仲である寧波の工場二社を廻る予定。一社は、ある商品の改良を提案する事と、もう一社は商品の仕上がりをチェック。帰りは土曜日の夜遅く上海に到着予定。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スマートフォンメーカーの小米科技

2014-09-02 | 写真日記

 

 私が常時使っているスマートフォンは、中国の「小米科技」という会社の「紅米」という機種で約13000円。simが二枚入るので個人用と仕事用+データ通信用と分けて使っている。本来ならsim一枚で統一したいのだが、前世紀から使っている中国移動は3Gに変えると番号が変わってしまうのでGSM(韓国と日本以外の世界標準)のまま使用し、新たにWCDMA方式のUnicom3Gsimを併用。こんな理由もあり、こちらではsimカードが二枚入る携帯は結構売れている。このsimが二枚入る携帯は、大陸を移動し他国によく行く人には滞在国のsimを入れ替えれば常に安く通信が使えるのでとても便利なのだ。

この「小米科技」という中国の会社は2010年設立の若い会社なのだが、今日のニュースによると今年の4-6月期はサムソンの出荷台数を抜いたようだ。これは私もこの会社のファンでもありユーザーでもあるので嬉しいニュース。だが、こんなに若い会社に日本のスマホメーカーは大負けしているのだから、だらしがないとしか言いようがない。日本のメーカーは国内向けの発想しかない内向きでは海外では勝てないので、企画開発設計は海外に置いた方が良い気がする。日本の製品は何でもそうだが、余計なお世話と思うような機能が多過ぎて逆に使いにくい。良いところは壊れにくい事くらいかな。

数年後のスマートフォンなんて、どのメーカーも横並びの性能になるのは間違いないので、今後は値段の勝負になるだろうな。その時に一番ヤバイのはきっとサムソンだろう。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする