市民の移動手段は、コレが基本
紳坊で一泊後、上虞北駅近くにある会社へ立ち寄り一泊し、土曜日に上海に戻ってきた。
この「紳坊」という街は、温州市と台州市の間にある小さな街。ここは、1980年代頃まで長距離バスや鉄道などの交通手段が無かったので、上海からは船がメインの交通手段だったそうだ。この地域は当時相当貧しかった地域のようで、農業と漁業しか出来なかった街だと一緒に行った友人が教えてくれた。市民の移動手段は、人力三輪車とバイク三輪車がまだメイン。一応タクシーもあるが、初乗りが8元(約130円)なので上海の半額。この街の人達の生活は今でもとても質素だそうだ。例えベンツに乗っていても、朝は2元(約30円)の朝飯を食うという習慣が今でも抜け切れない人が多いらしい。
ほとんどのバイクには、屋根が付いている。
この街も改革開放で商売を始めた人も多いのだが、元々農民や漁民なのでビジネスセンスがない。結局ドツボに落ちてしまい、再び鍬で畑を耕す生活に戻った人も多いと聞く。その商売の相手国とは、ロシアとその周辺国。そんな話をしながら飯を食い、ここでは乾杯もなかったので、久々にホテルでゆっくり過ごし熟睡。ここの会社とは、長い付き合いになりそうな予感。
☆今回カメラを自宅に忘れてきたので、携帯とipadのカメラで撮影。やっぱり私にはカメラが無いととても寂しい。