海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

久しぶりにユダヤゲットーがあった船山路へ

2021-05-21 | 遠い記憶 現代のレンズ

船山路

 

久しぶりに見た上海風チップビリヤード

 

ユダヤ人ゲットーがあった舟山路付近を久しぶりに散策。本来の目的は、月刊誌の連載のために行ったのだが、この近辺の植え込みや歩道が整備中だったのでロケハン程度に歩いてみた。このゲットーがあった地域は、外壁を整備してとても綺麗になっている。聞けば、世界中のユダヤ人が整備資金の一部を負担しているそうだ。ゲットーだった地域のアパートは、地元民の住居になっているのは昔と変わらず。上海ユダヤ難民記念館が昨年リニューアルし拡張されていた。以前の展示は相当酷かったが、今回は随分とまともな展示に変わっていて観る価値は十分にある。まぁ、それは追って。

船山路を歩いていると、20年ぶりに上海風チップビリヤード風景に遭遇。ルールはよくわからないが、台のコーナーに穴が空いているのでビリヤードのようにチップを弾き穴に入れるゲームのようだ。今の上海は街中が美化工事中なのは、来年の冬季オリンピックの影響もあるのだろうな。

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上海は入境者の隔離期間が3週間に変更

2021-05-19 | 写真日記

久しぶりに中山公園へ

 

今の上海市内はずいぶん前から完全に通常の生活に戻っている。すでに公共交通機関を使う場合以外は、マスクは必要ない。今の新規感染者は、ほとんどが海外から入境した人達だ。海外からの入境者は浦東空港で全員PCR検査を受け、陰性でも全員隔離専用ホテルに2週間強制的に隔離されていた。それが、さらに自宅隔離1週間が追加された。つまり、3週間は行動が制限されるという訳だ。海外から中国に入国する場合は、搭乗国で72時間以内に指定の病院でPCR検査を受け陰性証明書がないと搭乗拒否されるのだが、それでも到着後に陽性者が数人見つかっている。日本はインドからの帰国者の隔離日数が6日になったようだが、これはどう考えても絶対にダメだろう。

日本の政治家や役人のダメさには、もう呆れるしかない。オリンピックがどうなるのか私にはわからないが、危機管理能力のない日本というレッテルは相当剥がしにくい国になりそう。日本は周囲を海に囲まれているので、コロナを封じ込めるには環境が整っていると思うのだが、それすら出来ないし、とてもオリンピックを開催する国とは思えないほどお粗末。仮に開催しても、史上最悪なオリンピックになりそうな予感がする。今の自民党が悪いという人がいるが、野党はもっとダメだと思うよ。まぁ、国民が選んだ人達だから、周り回って国民が悪いという事も言えるけど、この人に一票を入れたいといえる人がいないのも問題。

 

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上海の神町は日本のラーメン屋

2021-05-17 | 写真日記

厨房は若い日本人が仕切っている

 

楽しそうにメニューを見る二人

 

淮海路から成都路に入って右

 

元アシスタントに紹介された日本のラーメン屋へ一人で行ってみたが、土曜日だったので激混み状態。番号札をもらい約20分待つ事に。以前行った時は、混む時間を外して13時に行って空いていたので昼の方がお勧め時間帯。以前は醤油ラーメンの細麺をオーダーしたが、今回は週末限定のラーメンをチョイス。麺をオーダーする前に生ビールとアジフライで一杯。ラーメン屋だが、他に焼き鳥や揚げ物などがメニューにあるのは中国スタイルだ。

上海に日本のラーメン屋はあるのだが、出来ては消えが激しく私には気に入ったラーメン屋はほとんどない。すでに豚骨ラーメンより醤油系の中華そばで細麺か中細麺が好きな私には、さらに行けるラーメン屋がないのだ。そんな中、神町は嬉しい存在だ。

私は岡山生まれなので、醤油ラーメンで育った。その後、ほとんど豚骨ラーメンしかない博多に3年住んで、その後東京へ。東京でも支那そば系の店に通っていたが、当時の東京は豚骨ブームだったので、あまり支持されなかったようで激減。ただ、数年前から醤油系の中華そば屋が盛り返しているので選択肢が増えた。日本に帰国し新宿方面に行く時に必ず行くのが、ビックロの裏にある「はやし田」だ。そして、行ってみたいのは「銀座八五」だ。

やっぱり、ラーメンは日本で食うのが一番。

 

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上海の友人の葬儀へ

2021-05-15 | 写真日記

宝興殯儀館内で

 

家に入る前に葬儀で使った札などを燃やし足でまたぎ清める

 

1996年からお世話になった友人が急死し葬儀に行ってきた。上海市内に葬儀場は3箇所しかないが、今回も葬儀は虹口区の宝興殯儀館で、租界時代に火葬場と日本人墓地があった場所だ。今回も出席者はチャーターされたバスで乗りつける。彼は私が作品撮影で通っていた1996年からの古い友人で、宵越しの金は持たないタイプの男だった。3年前に初めて上海で葬儀を経験したが、その時よりもさらに宗教色はなく簡素だった。

上海での葬儀

  • 礼服は必要なく地味な色であれば問題ない。
  • 香典は頭の数字を奇数にして+1元にする事。例えば301元 ・501元などを白い封筒に入れ参列者の名前を記入し親族に渡す。ただし、数字の頭に9を使わない。
  • 喪主側がバスをチャーターし全員で葬儀場へ向かう事が多い。
  • 喪主と友人代表の挨拶があり10人づつ棺に花を一本献花し終了する時もあるが、南無阿弥陀仏を全員で合唱する場合もある。ただ、宗教色はほとんどない。
  • 遺影や棺の前に献花する場合は、三度礼をする。
  • 棺に釘を打つ前に、紙銭や花などを棺に入れる。
  • 葬儀時間は最短で30分から1時間程度だと思ってよい。
  • 終了後はチャーターしたバスに乗り食事会へ向かう。
  • 食事会の場所に着いたら、葬儀で使った札などを燃やし足をくぐらせ清めてから建物に入る。食事会は約2時間程度。

これは上海での葬儀なので、地方はまったく違う風習がある。例えば温州では通夜の深夜にブラスバンドの演奏があり、本葬はブラスバンドを先頭に市内を歩く葬儀も見た。貴州省の田舎では1週間以上ぶっ続けで弔問客を食事でもてなす風習も残って、外国人には祭りのような雰囲気に見えてしまう事もある。

☆結婚式の場合も礼服は基本的に着用しないでよいが、新郎新婦の世代や職業によっては普段着ではない方が良い。以前、歌手とモデルの結婚式に出席したが、普段着で出席すると逆に目立つので注意。私の場合は、結婚式も葬式も黒のジャケットと白のシャツとスリムジーンズと白か黒のスニーカーと決めている。

☆以前出席した上海の葬儀の話→コレ 

☆温州の葬儀風景→コレ

 

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虹口区の宝山路付近を四川路から

2021-05-13 | 遠い記憶 現代のレンズ

 

 

 

 

過去の画像から発掘。今から13年ほど前に撮影した虹口区の宝山路駅付近は、中古の家電や怪しい電気製品が並ぶマーケットがあり見るだけでも楽しめた。おそらく今もマーケットは一部残っているだろうが、ここ何年も行ってない。来週から連載の撮影で虹口区方面に行く予定で、場所は租界時代に日本人が多く住んでいた場所だ。

昨年、新華路から引っ越しをする時に虹口区も候補に上がったが、とんでもなく賃料が値上がりしていたのでドン引きし、緑の多い今の場所を選択。上海は相当物価が上がったが、その筆頭は不動産だ。日本のマスコミや経済学者などが、一時期中国の不動産バブルが弾けるなどと警告していたが、それが的中した人は誰もいない。日本に居ながら机の上でデータのみ集めて記事を書いている奴らほど当てにならない奴はいない。それは、今回の新型コロナ問題も似たようなもの。専門家すべてを否定するつもりはないが、中にはとんでもないクソな専門家も結構いるからな。最近その筆頭は、データだけで物事を判断する内閣官房参与で経済学者の高橋洋一(人相最悪)だろう。あまり肩書きには惑わされた方が良いと思うよ。どんな分野でもピンからキリまでいるからな。

☆中国は広い。北京・上海・広州など一級都市と地方都市は分けて考えた方がイイね。日本に戻ると、中国はどうなんですか?と聞かれる事が多いが、私は上海では、と前置きして答える事にしている。他都市も色々と行った事があるが、行ったとしても数日程度。そんな程度で他都市の事なんて知らないのと同じようなもの。これは、日本国内でも同じ。

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