書かれたのは幾分前のようですが、良記事だと思ったのでご紹介。
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地方は儲からない「イベント地獄」で疲弊する@東洋経済オンライン
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この記事を書いていらっしゃる木下斉さん、個人的に好きなんですよね。
今回の記事でも
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●自治体や商店街などのトップ層は「活性化のためだ」という名目で、新たに事業をプラスすることばかり考えがちです。「過去にやってきたことを減らす」という発想がないのです。
●地域におけるトップの仕事として重要なのは、限られた資源を有効活用するために優先順をつけること、そして優先順位の低いものについては「やめる決断をすること」です。何かを始めることは比較的簡単で、これはトップでなくとも起案できます。しかし、過去に組織的にやってきたことをやめる、という決断はトップにしかできないことです。
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といったあたり、とても共感できます。
うちの市長にも、ちっとはこういうことを考えてもらいたいものやけどなあ。。。
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【ご参考】
職員定数を増員する議案は賛成多数で可決されてしまいました。可決されたことはもちろん、このような議案が提出されてきたこと自体、とても残念に思います。@2017年3月のブログ
【も一つ、こちらもご参考】
個人的に、ぜひ目を通して頂きたいのは中盤「その他」以降です@市長定例記者会見の議事録×2017年5月18日
同氏が関連する書籍で言うと、「地域再生の失敗学」なんかもおもしろかったんですよ。
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「(ゆるキャラ・B級グルメ・道の駅といったあたりを念頭に)税金を投入して、一時的にお客さんを集めてはいるけど、かけたお金以上に地元にお金が戻ってこない」
「活性化を目指した事業というのは、自分たちが投じた資源よりも多くの資源が流入しなくてはならない」
「投資回収できない事業は、地域にとってはマイナス効果をもたらすだけで、やればやるほど行政の財政支出は増加し、かといって民間部門の経済力は拡大することなく、結局のところは衰退します」
「結局のところ、入ってくるお金と出ていくお金をプロジェクト全体で評価するという、民間なら当然の視点がないわけです」
といったあたりから議論をスタート。
んで、あるべき地域再生の手法と、自らが行っている事業について説き起こしていくのですが甚だ共感できる視点・考えだったんですよね。
この分野に興味・感心をお持ちの方には、自信を持ってお薄目できる内容だと思います。
さて本題、代表質問のご報告の続き、前々々回ブログでご紹介した質疑を踏まえての意見・要望です。
それでは早速、始めます。
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【ご参考】
「経営方針のような大事なものを掛け軸ボーンみたいな感じで出してはダメ!」と言っていた今村市長。それなら、ということで市長の目指すまちづくりの理念について聞いてみました。@2017年6月のブログ
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では、要望に移りたいと思います。
私には3人の息子がおりますし、とても大切に思っています。
一緒に住んでもいますし、子供たちが大人になったときに帰ってきたくなるまちというのは、そうなってくれたらいいなともちろん思ってます。
これが理念として不適切だとも思いませんし、何か問題があると思っているわけでもありません。
でも、これが、市長の言葉をかりると、私どもの感覚としては、「掛け軸ぼーんみたいなのでいきなり出て」くることに、やっぱり違和感を持つんですね。
御自身が発言したとおり、「ああ、なるほど、そんなんが好きでつくらはってんねじゃなくて、あらゆる疑義に答えれる(←原文ママ)、もしくは違う意見を持ってたけども、そういう意味でそうなんだったら、もう納得するわというふうに納得感があるもの」と多くの方に受けとめていただけるだけの過程をちゃんと経て、市の大方針というのは決定されるべきではないかなと私は思ってます。
何でこういうことを言うかというと、実際の市長の言動がこういった内容とは大きく異なっていると感じているからなんですよ。
今回の代表質問でもそうですし、過去の議会質疑でもさまざま取り上げてきたんですけど、余りにも唐突に、ああ、なるほど、そんなんが好きでやってはるんやねというふうに感じてしまうような方向転換がやっぱり多いなと思ってます。
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【ご参考】
それにしても、なんであんなに都市型観光がお好きなんですかね、市長。議員時代には、あれ程厳しく「やめるべき!」と主張してたのに。@2017年4月のブログ
改めて、行政改革に関する自らの主張を蔑ろにする、市長の姿勢を糾弾します! ・・・でも、これも彼にとっては「マニフェストの文言の揚げ足取り」なんやろなあ、きっと。。。@2016年10月のブログ
「どんどん職員の数を増やします!」って、選挙前に言ってたことと真逆ですよね?私が一番許せないのはそういうところなんですよ、市長!@2016年12月のブログ
改めて、自身がおっしゃっていた「あらゆる疑義に答えられる、もしくは、違う意見を持っていたけども、そういう意味でそうなんだったらもう納得するわ」と思っていただける方向で政策展開をしていただきたいなと思います。
さまざまな面において、もう少し自身の発言とか言動にも責任を持っていただきたいと思います。
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【ご参考】
断片的な内容だけじゃ分かりにくいですよね、色々と。というわけで決議の全文と、我が会派の討論を掲載しておきます@市長の問題行動&発言の件@2016年12月のブログ
昨日、河崎議員との質疑の中で、多世代同居・近居の促進が本市の目指す方向性と合致しているという答弁をされましたけども、こうした内容についても、やっぱりみずからには、行政の長として、自身が主張する政策の方向性について模範を示す責務があるという視点も持っていただきたいと思うんですね。
ここについてはもう余り多くは言わないですけど、模範を示す責務というものがやっぱり行政の長にはあるということを自覚していただきたいなというふうに思います。
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改めて、読み返してみると「行政の長には模範を示す責務があると思うが、その点、市長はどうお考えか?」といったあたりは再々質問しておいても良かったですね。
いろいろと聞きたいこともありますし、時間にも余裕があったことですし。
また機会を見つけて、公式の場で聞いてみるとしますか!
というわけで3月議会での代表質問のご報告は、これにて終了。
長きにわたり、お付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは今日のブログは、これにて失礼します。