芦屋市が燃えるごみを処分できない状態になっており、かなり厳しい状況に追い込まれているそうな。
以下8/30付け神戸新聞からの引用です。
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水銀銀濃度が基準超え
ごみ焼却炉運転停止 芦屋市
芦屋市は29日、ごみ処理施設「市環境処理センター」(浜風町)の排出ガスから、法基準値を超える水銀濃度が検出されたため、焼却炉の運転を停止したと発表した。市は「直ちに健康に害を生じさせる濃度ではない」としており、原因の究明後に再開する方針。
市によると、昨年4月に改正された大気汚染防止法では、同センターの水銀濃度の排出基準は1立方メートル当たり50マイクログラム以下が求められるが、今年6月の定期測定で200マイクログラムを検出。再測定も含む平均値が160マイクログラムだったため、県と協議し、8月27日に焼却炉の運転を停止した。
同センターは市内全域の家庭ごみなどを焼却している。ごみ収集は当面通常通り行うものの、ごみをためるピットの容量は約一週間分の余裕しかないといい、市は市民や事業者に不要不急のごみの排出を控えるよう市ホームページやチラシなどで呼び掛けるという。
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こちらで動画もご覧いただけます。
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芦屋市のごみ焼却施設 水銀濃度が基準値超えで停止 - YouTube
隣接市で起きていることだけに、環境面での影響が気になるのは言うまでもありません。
が、も一つ気になるのは、
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●西宮市と芦屋市はごみ焼却施設の統合で合意している
→そこにどこまでどのような影響があるのか???
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というところなんですよね。
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【ご参考】
20年程度で、約57億円もの効果を得ることができる燃えないごみ処理の広域化。これが実現できないのは、なんとも残念な話だと思うわけで...@2019年2月のブログ
ちなみに西宮市長と芦屋市長とが最近、一緒に養父市と朝来市のごみ処理施設である南但クリーンセンターを視察に行ったそうな。
これって、ごみ処理施設の統合が前向きに進んでいるというサインでもありますよね、きっと。
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しかしながら今後の展開によっては「基準値以上の水銀を出した自治体のごみ受入なんて、とんでもない!」という話になることも考えられると思うんですよね、市民感情として。
そもそも、ごみ処理施設の整備には
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●施設の規模に関わりなく、基礎的な整備費用が必要になる
●規模が大きくなるほど、相対的に割安で整備できる
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という特徴があります。
ですので、ごみ処理施設を統合した場合、整備費をより大きく削減できるのは小規模な自治体の側となります。
西宮市と芦屋市の場合ですと「芦屋市の方が圧倒的に得!」という見方をされる方もいらっしゃると思うんですよね。
実際、協議の結果によっては、そうなる可能性も十分ありますし。
それだけに、こういうことがあると今後の展開が流動的になる怖れもあるよなあ、と。
閑話休題。
この状況が続けば「ごみを収集できない。。。」ということにさえなりかねません。
本当にシャレにならない状況だと思うんですよね。
一日も早く、事態が沈静化することを願いたいと思います。
それでは失礼いたします。