本日で、各委員会での決算審査は終了!
私が総務常任委員会×決算分科会で行った質疑でお知らせしたい内容もありますが、本日は所属委員会と関係なかったために取り上げることができなかった話をば。
西宮市は「工業用水道事業」を持っています。
これ、高度成長期に、工業地帯を中心に地下水のくみ上げによる地盤沈下が全国的な問題になったことを受けて、その対策として始められたものですね。
なので、工業用水として供給される水は『「工業の用に供する水」として、製造業(物品の加工・修理を含む)の工場で、機械の冷却や原料の希釈など生産過程において直接使用するもののほか、容器の洗浄や工場内部の清掃などにも使用できます。』となっています。
また事業の目的が上に述べた通りですので、水の処理レベルが水道水よりは低い代わりに『水道と比べて安価な水を提供すること』が前提になっています。
(上の文中の『 』内はいずれも西宮市HPより引用。)
工業用水道の利用者として念頭に置かれているのは上にも書いた通り、工場などで大量に水を利用する方です。
なので水の利用量が少ないにも関わらず、工業用水道を利用すると、逆に割高になってしまう場合もあるんですよね。
というわけで工業用水を利用している、市に関連する事業所について
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●今現在の契約状況における、年間水道料金@工業用水道
●それを、いわゆる水道水に切り替えた場合にかかる年間水道料金
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をまとめたものが、こちら。
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思った通り、
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●赤で囲んだ、「鳴尾浜臨海公園北地区」「西宮浜総合公園」「環境事業部」においては
●現在の工業用水道を、いわゆる水道水に切り替えることで年間数十万円、水道代を節約できる!
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というように、当初の思惑とは逆に、かえって割高になっている事例がありますね...
だったら早急に切り替えるべきだと思うのですが、どないでしょ???
工業用水道については、他にも色々と思っていることがあるのですよ。
が、そこに触れると長くややこしくなりすぎるので、今回のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。