この土日は地域の防災イベントに消防団活動✖️2、ポスティングに加えて神輿関係の会議+行事への来賓出席と怒濤にも程がある感じ。
こちらは来賓として出席させていただいた西宮市聴力言語障害者協会さん主催の「耳の日の集い」での挨拶風景。
コロナが落ち着いてきたおかげで数年ぶりに開催できたわけですが、こういう行事もだんだん再開されていく流れですよね。
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さて本題、3月議会で行った代表質問のご報告の続きですよ。
それでは早速始めます。
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【質問】
「少子化対策として、出会いの機会創出や、子育ての不安解消に向けた啓発に取り組むほか、市営住宅を活用した子育て世帯への支援を検討してまいります」とのことでした。
具体的な内容をお示しください。
また「子育ての不安解消に向けた啓発」も結構ですが、少子化対策という観点からは医療費負担の軽減だけでなく、高すぎる保育料の見直しや給食費の無償化、多子世帯に対する支援策の実施など、財政措置を伴う対策の必要性が訴えられ、求められる場面が多いと感じています。
こうした施策の必要性に対する見解はいかがでしょうか?
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【答弁】
出会いの機会創出については、市が実施する事業のうちスポーツイベントなどで、参加者を独身の方に限定する形で実施することで、同じ趣味をもつ方々が出会える機会を作っていくものです。
子育ての不安解消に向けた啓発は、これから子供を持つことを考えている方や子育てをしている方がもっている子育ての悩みや不安を解消するような啓発事業等の実施を想定しており、未来づくりパートナー事業を活用して、民間の団体と協働して実施したいと考えています。
市営住宅を活用した子育て世帯の支援については、中堅所得者向け住宅である両度町特定公共賃貸住宅の空き住戸を活用し、子育て世帯対象の家賃割引制度を設けて新たな子育て世帯の入居を促すことで、子育て世帯を経済的に支援する施策を検討してまいります。
財政措置を伴う対策についてですが、少子化や子育てに関するアンケート等において、子育てに係る経済的な負担が、希望する子供の数より少ない理由として一番にあげられています。
少子化対策を実施するにあたって、必要な施策であると認識しております。国を挙げて少子化対策に取り組むうえでは、国の制度として国民の子育てに係る負担軽減をしていくことが最も効果があると考えておりますが、そのようになっていない現状において、市としても、子育ての経済的な負担の軽減に取り組んでいく必要があり、そのために必要となる財源については、行政経営改革をしっかりと進め、既存事業のスクラップ・アンド・ビルド、歳入確保などに取り組まなければならないと考えております。
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【意見要望】
出会いの機会創出・子育ての不安解消に向けた啓発・市営住宅を活用した子育て世帯の支援については理解しました。
くれぐれも費用対効果を軽視することなく進めてください。
財政措置を伴う対策については「少子化対策を実施するにあたって、必要な施策であると認識」「市としても、子育ての経済的な負担の軽減に取り組んでいく必要があり、そのために必要となる財源については、行政経営改革をしっかりと進め、既存事業のスクラップ・アンド・ビルド、歳入確保などに取り組まなければならないと考えております」とのことでした。
まさに、その通りだと思います。
一方で、トップダウンについての意見要望でも申し上げた通り、人員・財源捻出のための取組は進んでいません。
「児童相談所の設置に向けた検討を始める」との話もありましたが、人員・財源が捻出できなければ実現は困難でしょう。
こうした認識を持って、行政経営改革への取組を通じて、目に見える成果を示し、少子化対策・子育て支援を充実して頂きたいと思います。
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施政方針の内容が明らかになった際、ある意味、最も注目を集めたのが「少子化対策として、出会いの機会創出に取り組む!」という一節でした。
・・・まさか、市主催でお見合いパーティーやるとか言いだすんちゃうやろな...的な危惧さえ持ったわけですが、さすがにそういうことではなったようで一安心。
で常々、強く思っていることですが。
議会からは、ともすると「あれをやれ、これをやれ!あれが足りない、これにも意識を!」的な話が出てきがちなのだと思います。
勿論、そういう形で様々なご意見を汲み上げ、色々と取り組んでいくことはとても大切。
でも、なにもかも全てというのは、どこまでいっても限界があると思うんですよね。
だからこそ人手やお金を生み出すための取組が重要。
そして、その上で重点分野を定め、それぞれの施策の順位付けも行って、実際の行政運営を行っていくこと。
これが欠かせないのだと思っています。
私自身、そうした役割からも職責を果たすことができるよう努めてまいります。
それでは今日のブログは、このへんで失礼いたします。