先週金曜日に行った代表質問の動画、アップされました。
一応、ご紹介しておきます。
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西宮市議会 議会中継 - 発言内容 (discussvision.net)
というわけで、今日は前々回に続き、その内容のご報告をば。
それでは早速、始めます!
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【質問】
<行政経営改革>についてです。
「令和5年度から7年度までを計画期間とする中期実行計画は、より横串を意識したトップダウンによる手法を中心に策定を進めてまいります」とのことでした。
この内容について、少なからぬ職員から「トップダウンと言うが、これまで新しい事業を始めるように言われたことはあっても、既存事業の廃止や見直しについて具体的な指示を受けたことはないが。。。」といぶかる声を聞いています。
また「主要な経営課題に加えて、組織の縦割りを排した庁内横断的な取組を進め、業務効率化や市民の利便性向上を図りつつ、改革の推進を通じて人員や財源など経営資源の捻出と適正配分を進めていきたい」と勇ましい内容が続きますが、そのための具体策が見えません。
これまで講じてきた内容はどこが不十分だったのでしょうか?
今後、具体的にどのような取組を講じるのでしょうか?
それによって具体的にどのような成果を得たいと考えているのでしょうか?
お聞かせください。
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【答弁】
行政経営改革前期実行計画は、改革の実施に当たり改革の考えを庁内で共有し浸透させることなどを目的に、各局のボトムアップによる自主的な改革の取組を中心に策定しました。
このため、取組の大小がバラつき、何をしたいか分かりにくいとの声もありましたが、各局が推進力となって、各種事業の見直しや委託化などの取組みを進めることができたと考えています。
その一方、コロナ禍の影響もあり、局横断的・全庁的な取組みが進んでいないとの課題認識を持つに至り、トップダウンにより局横断的な課題を検討する体制を政策局中心に立上げ、これまで検討を進めてきました。
こうしたことを踏まえ、中期実行計画は、これまで検討してきた課題を含め、局横断的・全庁的な課題についての取組みを追加するとともに、全体の取組の大小もできるだけ全庁的・庁内横串的な取組にそろえるよう努めたところです。
新規の組織横断的な取組みとして、「幼稚園・保育所のあり方検討と取組みの推進」「臨海部の土地利用のあり方検討」「地域コミュニティの支援」「公共施設維持管理の効率化」が、全庁横串の取組みとしては、「公用自動車の保有台数の適正化」「オフィス環境の合理化(ペーパーレスの推進)」などが該当するものと考えております。
新たな行政ニーズへの対応や、昨今の社会経済情勢の変化等に伴い厳しさを増す財政状況を改善するためには、人員・財源捻出の取組が大変重要であり、これまでのボトムアップの取組みに加え、トップダウンによる取組みも加えることで取組みの効果が更に高まると考えております。
中期実行計画のスタートに伴い、収支見通しや定員管理計画の内容とも整合性をとりつつ、こうした取組みについても重視して進めるとともに、新たな取組みの追加についても引き続き検討してまいります。
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【意見要望】
トップダウンについて、局横断的・全庁的な取組を進めていきたいという意図は理解しました。
しかしながら具体的な取組として挙げられた内容は、総じて短期的な効果は望みにくいものばかりです。
また、これまでの取組について自画自賛的な答弁がありましたが、私の感覚では至って不十分・不徹底であり、進捗も遅いというのが正直なところです。
答弁にあった通り、私も「新たな行政ニーズへの対応や、昨今の社会経済情勢の変化等に伴い厳しさを増す財政状況を改善するためには、人員・財源捻出の取組が大変重要」と考えています。
取組を進め、具体的な成果を示して頂きたい。強く要望して、次の質疑に移ります。
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ちなみに質問の中で、赤太字で示した「トップダウンと言うが...」の下りが、市長的にはお気に召さなかったらしく、理事者席で聞こえよがしに「誰がそんなこと言ってるんだ!」と憤ってまして、こわいこわい。
いやいや、でも、たくさんの職員さんがそう言ってますけどね、私が知ってるだけでも。
なお私が言ってるのも、職員さんの多くが言ってるのも「具体的なのがない...」というところなので、そこはくれぐれもご認識頂ければな...と。
そこをフォローしようとする職員さんからは「トップが言うことに具体性が欠けているのはある意味、当然。そこを具体化するのが我々、行政職員の腕の見せ所。」とかいう話が出てきたりする時点で、そこは認めるんや...と思いますし、カバーするにしても限界があると思うんですよね。
そんな中で、一部で話題になっているこども食堂の話が出てるんちゃうの...とも思います。
その話は横に置くにしても、実際、「増加する共働きの子育て世帯の支援や働く場の創出」に具体策はなかったし、そういう話は枚挙にいとまがありませんし。
と、いろいろ言いたいことはありますが、今日のブログはこのへんで。
それでは失礼いたします。